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11/6【DRAGONGATE】H・Y・Oがキッド返り討ちでブレイブ王座盤石V3

『THE GATE OF DESTINY 2022』エディオンアリーナ大阪(2022年11月6日)
オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 ○H・Y・Ovsドラゴン・キッド×

 H・Y・Oが4度の戴冠歴を誇るキッドを返り討ちにし、ブレイブゲート王座V3を果たした。

 第45代ブレイブ王者・H・Y・Oは10・15神戸大会でジェイソン・リーを下し、2度目の防衛に成功した。この日のV3戦で挑戦者に迎え撃ったのは4度の同王座戴冠歴を持つキッド。H・Y・Oにとってプロレス入り前に憧れた存在だ。キッドは勝てば2019年3月に第36代王者から陥落以来3年8ヵ月ぶりの返り咲きとなるところだった。

 先手を取ったのはキッド。619をさく裂させ、いきなりウルトラウラカンラナを仕掛けた。不発に終わってもコーナーから場外へのケブラーダを発射したが、リングに戻るとH・Y・Oはキッドをコーナー金具に激突させ、コーナーマットで殴打。セコンドのディアマンテも介入させて手段を選ばずキッドをいたぶった。

 ペースを握ったH・Y・Oはセントーンを投下し、キッドの反撃をマンハッタンドロップで鎮圧。ダイビングセントーンを放ち、マスクを剝ぎ取りにかかった。未遂に終わるとキッドがデジャブで反撃し、クリストで絡みついたが、逃れたH・Y・Oはキッドをレフェリーに激突させて無法地帯を作った。

 すかさずZ-Bratsのセコンド陣がリング内に大量のイスを投入。それをキッドの上に重ねたH・Y・Oは捨て身のダイビングセントーンを敢行した。レフェリーが戻ってきたが、キッドは2カウントでキックアウト。トップロープからの雪崩式フランケンシュタイナーで反撃ののろしを上げたものの、ウルトラウラカンラナを食い止めたH・Y・Oが丸め込みでニアフォールに追い込む。それでもキッドは619、メサイヤと得意技を連発。ウルトラウラカンラナをズバリと決めた。

 勝負あったかに思われたが、H・Y・Oは3カウントを許さない。コーナーに上がったキッドを雪崩式バックドロップで叩き落とした。キッドが反撃を狙ってもセコンドがイス攻撃で介入すると、H・Y・Oは低空ゼロ戦キック、バックドロップホールドと一気呵成。リストクラッチ式バックドロップホールドでダメ押ししてキッドから3カウントを奪った。

 H・Y・Oが苦戦を強いられながらもキッドを返り討ちにし、ブレイブ王座3度目の防衛に成功。試合後、倒れたままのキッドに何やら語りかけたH・Y・Oは握手を交わして抱き起こした。そしてキッドの胸を軽く叩いてからリングを降りると、その背中をキッドがしばし見つめていた。

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