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11/8【新日本/スターダム】IWGP女子王座決定戦へともに新日本ファンを意識 岩谷「面白いなと思ってもらえる自信ある」、KAIRI「メインまで見届けて」

 新日本&スターダム合同興行11・20有明大会へ向けたオンライン会見が8日、行われ、メインインベントのIWGP女子王座決定トーナメント決勝戦で対決する岩谷麻優、KAIRIが出席。「観てもらえる機会があれば試合で必ず女子プロレスって凄ぇな、スターダムって熱いな、面白いなと思ってもらえる自信はある」(岩谷)、「セミで帰らず、ちゃんとメインイベントまで見届けてくださいよ」(KAIRI)とともに新日本ファンの存在を意識した。

 初の新日本&スターダム合同興行となる11・20有明大会のメインイベントはIWGP女子王座決定トーナメント決勝戦。岩谷とKAIRIが新設ベルトを争う。

 岩谷はスターダムのアイコンとして団体をけん引してきた。「この素晴らしい興行になるであろう日に自分たちがメインイベントで大丈夫かなとかプレッシャーは凄いあるし、不安も凄く感じています」というものの、「今まで通りの自分の試合をすれば大丈夫だと言い聞かせて、全力でこのベルトを獲りにいきたい」と自信満々に宣言。「スターダムのベルトはグランドスラムを達成したんですけど、初代というのは自分はまだ獲ったことがないので、必ず初代チャンピオンに岩谷麻優の名前を歴史に刻みたい」と誓った。

 元WWEのKAIRIは“IWGP"の4文字を強く意識している。「これまで本当にそうそうたる選手たちがホントに命を削って、凄い試合をして、歴史を繋いで、繋ぎ続けて、今どんどんベルトの価値が高まって、IWGPというブランド力が高まって今になっている」とその重みを感じるからこそ、「その名前を背負わせていただくことは、とてもプレッシャーであり、初代ではありますけど、これまでのIWGPの歴史に恥じない戦いをして。この初代から新しい時代を、歴史を繋いでいきたい」と言い切った。

 メインに組まれたことで、両者ともに意識するのは新日本ファンの存在だ。これまで新日本の東京ドーム大会などでスターダム提供試合が行われてきたが、岩谷は「そこで初めて試合を観て、スターダムに初めて来ましたというお客さんが凄く多くて」と実感。だからこそ「観てもらえる機会があれば試合で必ず女子プロレスって凄ぇなとか、スターダムって熱いな、面白いなと思ってもらえる自信はある」と確信し、「自分たちが今までやってきたことを恥じないようにして、堂々と試合をしたい」と揺るがぬ自信でスターダムのプロレスを見せつける構えをみせた。

 一方、KAIRIは男女混合だったWWE時代を「絶対に負けたくないっていうか、私たちだっていい試合ができるんだっていう気持ち」で戦ってきた。その経験もあって「男女とか、女性、男性関係なく、ホントにプロレスが私たちは大好きで愛していて、少しでもいい試合を届けたいという気持ちでやってる」との強い思いがあり、「セミで帰らず、ちゃんとメインイベントまで見届けてくださいよ。頼みますよ。帰んないで。お願します」と呼びかけた。


【会見の模様】
▼岩谷「スターダムのアイコン、岩谷麻優です。今回、IWGPが新しく新設されるということで、無事に決勝戦に上がることができました。この合同興行のメインイベント。ホントに凄いカード、凄い選手、この素晴らしい興行になるであろう日に自分たちがメインイベントで大丈夫かなとかプレッシャーは凄いあるし、不安も凄く感じています。でも今まで通りの自分の試合をすれば大丈夫だと言い聞かせて、全力でこのベルトを獲りにいきたいと思います。自分はスターダムのベルトはグランドスラムを達成したんですけど、初代というのは自分はまだ獲ったことがないので、必ず初代チャンピオンに岩谷麻優の名前を歴史に刻みたいと思います。相手がKAIRI、おいしいとこ取りはさせません!」

▼KAIRI「世界を旅する海賊王女・KAIRIです。このたびは初めての試み、男女合同興行。スターダムと新日本さんの合同興行の中でメインイベント、務めさせていただきますこと、そしてIWGP女子王座新設していただけましたこと、心より感謝申し上げます。私はこれまでキャリアが10年ですが、数々のメインイベント、日本でもアメリカでも務めてまいりましたが、正直この興行のメインイベント、一番緊張しています。それはメインイベントということもあるんですけども、今、横にいる対戦相手が岩谷麻優選手ということ。それが私の心をギューッとさせています。麻優さんとは5年半、スターダムで苦楽をともにし、その後、ちょうど5年半、お互いに別々の道を歩んできました。アメリカでも数々の凄まじく強いレスラーと戦ってきましたが、私は麻優さんほど受け身のうまい選手と出会ったことがありません。受け身がうまい=ダメージを減らせる、急所を外せる。つまり強い。強いんです。麻優さんが“ゾンビレスラー"と言われてるゆえんも、その受け身のうまさ、打たれ強さ、やられてもやられても立ち上がる強さからきていると思います。ですが、麻優さんがどんなにやられてもやられても立ち上がり続けるゾンビならば、私は踏まれても踏まれても起き上がり続ける“雑草"でいます。この試合、最後どちらが勝ち名乗りを上げているか、今の時点ではわかりませんが、自分のこれまでのキャリアと経験してきたこと全てを麻優さんにぶつけて、物凄い試合をして最後は立っていたいです」

――KAIRI選手はIWGPという冠に関してはどんな思いがある?

▼KAIRI「そうですね。やっぱりIWGP。アントニオ猪木選手が初代を設立されて、これまで本当にそうそうたる選手たちがホントに命を削って、凄い試合をして、歴史を繋いで、繋ぎ続けて、今どんどんベルトの価値が高まって、IWGPというブランド力が高まって今になっていると思います。やはりその名前を背負わせていただくことは、とてもプレッシャーであり、初代ではありますけど、これまでのIWGPの歴史に恥じない戦いをして。この初代から新しい時代を、歴史を繋いでいきたいです」

――前日に上谷選手のワンダー王座に挑戦するが、タイトルマッチ2連戦に関しては?

▼KAIRI「そうですね。やはりピンチだと思います。ですがピンチはチャンス。もし、そこで勢いをつけれれば、その勢いのまま行けますし。これをピンチと捉えるかチャンスと捉えるかで大きく変わてくると思うので、私はチャンスと捉えたいと思います」

――スターダムの試合を観たことがない新日本ファンに何を見せたい?

▼岩谷「やっぱり観たことないっていうファンの方多いと思うんですけど。今まで新日本プロレスさんで提供試合とかやらさせていただいた時に、そこで初めて試合を観て、スターダムに初めて来ましたというお客さんが凄く多くて。ホントに観てもらえる機会があれば試合で必ず女子プロレスって凄ぇなとか、スターダムって熱いな、面白いなと思ってもらえる自信はあるので。堂々と自分たちが今までやってきたことを恥じないようにして、堂々と試合をしたいです。なので、女子プロレスを観たことがない、女子プロレスなんて、とか思っている方は、そのままの目線で来ていただいて、試合を観ていただければ、今のスターダムの勢いとかをわかってもらえると思うので、試合で魅せます」

▼KAIRI「私も麻優さんと同じ気持ちです。アメリカのWWEという団体に所属していたんですけど、やはりWWEでももともと男女混合なんですね。男子の興行の中に女子の試合が1枠、もしくは2枠しかない環境でやってきました。で、やっぱり女子レスラー、それでも絶対に負けたくないっていうか、私たちだっていい試合ができるんだっていう気持ちで、もうホントに休みも練習をみんなでリングでしてましたし、メインイベントを女子が勝ち取った時にはみんなで喜んだりとか。それはホントにスターダムも同じだと思います。やっぱり男女とか、女性、男性関係なく、ホントにプロレスが私たちは大好きで愛していて、少しでもいい試合を届けたいという気持ちでやってるので。セミで帰らず、ちゃんとメインイベントまで見届けてくださいよ。頼みますよ。帰んないで。お願します」

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