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11/10【NOAH】ダンテ・レオンがGHCジュニア一発戴冠 好敵手ニンジャと聖地で直輸入・超アクロバティック戦展開

『GLOBAL2days WRESTLE UNIVERSE presents Global Honored Crown』後楽園ホール(2022年11月10日)
GHCジュニアヘビー級選手権試合 ○ダンテ・レオンvsニンジャ・マック×

 GHCジュニア王者ニンジャと好敵手レオンが聖地・後楽園で超アクロバティックファイトを展開。レオンがニンジャを破って初挑戦・初戴冠を成し遂げた。

 有明アリーナ大会でHAYATAを破って一発戴冠に成功したニンジャが、盟友にして好敵手のレオンと初防衛戦。ニンジャ同様、今春からノア参戦をスタートさせた28歳のレオンは、パンキッシュな見た目同様のトリックファイターで、米国マットでもニンジャとアクロバティックファイトを繰り広げてきた。

 いわば“直輸入ライバル対決"が、GHCジュニアの名の下に日本プロレス界の聖地・後楽園で実現。レオンがキリモミ式プランチャで奇襲して試合はスタートする。場外戦でニンジャの反撃を許しても、ステージ席から記者席越えのダイビングボディアタックを敢行。リングに戻ると、ここでようやくゴングが鳴る波乱の幕開けとなった。

 ニンジャも負けじとトリッキーな動きを連発すると、ジャーマンからクロスフェイスに捕獲。一気にギブアップを奪うが、直前にレフェリーと交錯してしまっていたため、幻のギブアップとなる。

 その直後にレオンが逆転。ロープ上からコーナーに飛びついての雪崩式スパニッシュフライを敢行する。ニンジャの空中殺法も完璧に読み、フェニックススプラッシュをダイヤモンドカッターで迎撃する離れ技まで決めた。ニンジャもハイレベルの捨て身技で対抗。HAYATAをKOしたニンジャスペシャル式サンセットフリップパワーボムを試みるが、レオンはロープを掴んで阻止し、逆にフットスタンプを落として、ピンチをチャンスに変えた。

 スワーントンボム、コーナーを駆け上がっての前宙式とびつきダイヤモンドカッターとその後もレオンは高難易度の空中殺法を連発し、満を持してクルシオカッター(シューティングスター式飛びつきダイヤモンドカッター)に。これを読んだニンジャはヒザ蹴りで撃墜。一気にニンジャボムを投下する。決定的な場面だったが、レオンはニアロープに救われ、足がロープに届いた。ならばとニンジャはレオンをコーナーに据えて、トップロープの上から飛びつこうとする。が、これを突き落としたレオンがすかさずインフェルノ(スカイツイスタープレス)を落として、逆転の3カウントを奪った。

 レオンが初挑戦でGHCジュニア王座初戴冠。ベルトをぶん回して喜びを爆発させた新王者は「本当に一生懸命ひたむきにやってきた努力が報われたと思っています。これこそ夢がまさにかなったということです」と語りながらも、「ただ、これはあくまでも始まりに過ぎないから」と早くも先を見据えた。

 “Endseeker"(終わりを求める者、終わりを恐れぬ者)の異名を持つ男が、一気にノアジュニアの中心を奪取。流れの早いノアジュニアがまたもや新展開を迎えた。

【レオンの話】「本当に一生懸命ひたむきにやってきた努力が報われたと思っています。これこそ夢がまさにかなったということです。ただ、これはあくまでも始まりに過ぎないから」

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