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11/11【NOAH/DRAGONGATE】仲間割れ&ラップ無茶ぶりで斎藤GM散々… Kzy&YO-HEY邂逅トリオで勝利

『GLOBAL2days WRESTLE UNIVERSE presents GLOBAL DREAM』後楽園ホール(2022年11月11日)
○Kzy&JACKY“FUNKY"KAMEI&YO-HEYvs斎藤了&堀口元気&NOSAWA論外×

 論外と仲間割れし、ラップの無茶ぶりまで受けた齋藤GMは散々な結果に。そんな斎藤が論外を殴りつけたところをKzyがクルリ。元DRAGONGATEのYO-HEYとKzy&KAMEIの邂逅トリオが勝利した。

 以前からいざこざが続いていた齋藤GMと論外。今大会では同じコーナーに立つことになったが、論外は「NATURAL VIBES側につく。1対5ハンディキャップ戦だ」と堀口とともに直前会見をボイコット。斎藤は“1対5"の危機に瀕していた。

 対するは元DRAGONGATEのYO-HEYとNATURAL VIBESのKzy&KAMEIの邂逅トリオ。YO-HEYは入場時からNATURAL VIBESとともに陽気なダンスを披露してみせた。続いて、斎藤だけが入場すると、時間をおいて論外と堀口が登場し、不穏な空気が立ちこめる。

 それでも試合はなんとか成立。堀口が「H・A・G・E」コールを叫べば、論外も「H・A・G・E」コールで続き、斎藤が「ハゲげてない」と突っ込むなど、微妙ながらチームワークも機能する。ここぞとばかりに斎藤はゴムパッチン攻撃を論外とともに狙うが、KAMEIが先に動いたため、論外がゴム攻撃の餌食に。斎藤は「俺は悪くない。わざとじゃないから」と必死に弁明するも、論外は苛立ちをあらわにした。

 それでも試合が進むに連れて徐々に関係は修復。互いに歩み寄りを見せて、流れるような連係を決める。さらに、斎藤がキャメルクラッチに固めるが、論外が一転して裏切り、GMの顔面に低空ドロップキックを浴びせた。

 チャンスを掴むと論外は一転して斎藤に共闘を要求。Kzyを羽交い締めにして「チャンスタイム!」と呼びかける。斎藤はそこに突進したものの、途中で踏みとどまる。論外は「ちゃんとやれ、バカ」と文句をつけるが、うっ憤を溜め込んでいた斎藤がブチ切れてエルボーを放つと、すかさずKzyが論外を丸め込んで、試合終了となった。

 論外は斎藤に抗議するもあとの祭り。それでもマイクを持つと、「おい、Kzy。これで勝ったと思ってないよな。せっかくだから、1対1でお前の得意なラップで、お前と斎藤GMが一騎打ちするんで。よろしくGM」と勝手にラップ締めを斎藤に無茶ぶりする。これには斎藤も動揺するばかり。「これで勝ったと思ってください。勝者Kzyです。Kzyの軽快なラップで最後締めてください」とKzyに締めを託してなんとか試合を終えた。

 バックステージでは「ありがとうGM。今日はよかった」と全てを水に流して握手を求めた論外。斎藤は「いや、握手できないな。嫌だ、嫌だ、嫌だ」と拒否したものの、論外は「俺、ずっとわがままいろいろやってきて、残り少ないプロレスラー人生で自分がやりたい相手、やりたい試合でしか、もう試合なんかやらないから。その中で今日はやりたい斎藤GMと堀口君と…」と感慨深げ。斎藤にわざと攻撃したことを明かしつつ、「DRAGONGATEさんにNOSAWA論外個人はすごい感謝してます」と感謝の言葉を口にした。仲直りした斎藤&堀口は引退前の論外のDRAGONGATE参戦を熱望していた。

【試合後のKzy&KAMEI&YO-HEY】

▼Kzy「いやいやいや」

▼YO-HEY「勝った…んですよね?」

▼Kzy「勝ったよ。勝ったはずだよ」

▼YO-HEY「勝った」

▼Kzy「(KAMEIに向かって)誕生日」

▼KAMEI「23歳!」

▼YO-HEY「23歳?」

▼Kzy「若ぇなあ」

▼YO-HEY「このお二人とのトリオっていうのが刺激的だったけど」

▼Kzy「元気ないみたいなね」

▼YO-HEY「最近ちょっと何とも言えない、結果もついてきてない状況でね。ちょっとくすぶってる自分がいる」

▼Kzy「今日こうやって組んで、何かいい感じで試合もできたし、こうやって呼んでくれて実現したあれだけど、あれだったらいつでも助け、助太刀でもしますよ。せっかくチャラい感じなんで」

▼KAMEI「(笑)」

▼Kzy「明るくやっていってちょうだいよ」

▼YO-HEY「ホントにその言葉ありがたいです。ホントに自分が困ったとき、Kzyさん、ホントにお願いします」

※KzyとYO-HEYが握手

▼Kzy「(笑) 言ってしまったけど。楽しくやってください」

▼YO-HEY「こちらこそ」

▼Kzy「何かあったら…」

▼YO-HEY「力を、この胸を貸してください」

▼Kzy「あ、はい」

▼YO-HEY「お願いします」

▼Kzy「ありがとうございました」

▼KAMEI「ありがとうございました」

▼YO-HEY「何かないんですか? 締めの何かないんですか?」

▼Kzy「何? 締めの何かって? ないの? じゃあ…」

▼KAMEI「いやぁ、ポーン!」

▼Kzy「ありがとうございました!」

【試合後の斎藤&堀口&論外】

▼論外「(斎藤のマイクが聞こえてきて)ズルいって、GMが。ただ、今日はホントそれでもGMとDRAGONGATEさん感謝してる。俺、やめるじゃない? その中で今日もこういう試合でも非常に体がきつくて。精神的にはもっときついんだけど、こうやって何十年ぶりかっていう、この異国の地でつらい思いをした人間たち…」

※斎藤が遅れて戻ってきて

▼斎藤「おい!」

▼論外「ありがとうGM。今日はよかった。ありがとう」

▼斎藤「いや、握手できないな。嫌だ、嫌だ、嫌だ。もう言いたいこといっぱいあるよ!」

▼論外「わかった、わかった。残りわずかで何だろう。俺、ずっとわがままいろいろやってきて、残り少ないプロレスラー人生で自分がやりたい相手、やりたい試合でしか、もう試合なんかやらないから。その中で今日はやりたい斎藤GMと堀口君と。あれ、わざとでしょ? 俺はわざとだよ」

▼斎藤「俺もわざとだよ」

▼論外「でしょ?」

▼堀口「そこじゃないですか、僕らの関係性って」

▼斎藤「落ち着いたわ、気持ちが。張り返してました。すいません」

▼論外「あと何試合できるかわかんないからね。今日も会見ボイコットした時点で試合もボイコットしようかなというのがあったんだけど」

▼斎藤「それはダメよ」

▼論外「やっぱりやりたいカードでわざわざ山形まで行って」

▼斎藤「来てくださって」

▼論外「ホント感謝です」

▼斎藤「いやいや、こちらこそ」

▼論外「DRAGONGATEさんにNOSAWA論外個人はすごい感謝してます」 

▼堀口「今日は合同興行ですけど、DRAGONGATEの大会にも。体がしんどくて試合は無理でも、会場に行ってセレモニーだけでもいいんで。ぜひそういう機会を引退までにGM作りましょうよ」

▼斎藤「やりましょう」

▼論外「俺がいなくなってもDRAGONGATEさんとノアがまだまだいい形で絡んでいけることを願って。ホント今日はGMと堀口君に感謝です。いやあ、でもわざと気持ちよかったな」

▼斎藤「あれはないぜ!」

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