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11/14【新日本/スターダム】タイチ&金丸とたむ&なつぽいが11・20有明へ合同練習 3種の連係技完成でタイチ勝利確信「4人の気持ちが一つになった」

 タイチ&金丸義信、中野たむ&なつぽいが14日、11・20有明大会での男女合体へ向けて都内・スターダム道場で合同練習。「愛をとりもどせ!!」、「フェアリ丸ミスト」、「Love X-Over」と3種類の連係技も出来上がり、タイチは「4人の気持ちが一つになった。これは試合にも出るね」と勝利を確信した。

 新日本とスターダム初の合同興行となる11・20有明大会で男女ミックスドマッチ3試合が実現する。第4試合で合体するのがタイチ&金丸の鈴木軍と、たむ&なつぽいのmeltearだ。エル・デスペラード&DOUKI&スターライト・キッド&渡辺桃と対戦する4人はすでにタイチのYouTubeチャンネルで共演し、今月8日の会見ではたむ&なつぽいが手作り弁当をタイチと金丸にプレゼント。試合へ向けて絆を深めてきた。

 そしてこの日はタイチの提案でスターダム道場での合同練習が実現し、技術交流を図った。まずはタイチがたむに天翔十字鳳を指導。相撲の蹲踞(そんきょ)と四股の動作を活用した極意を伝授すると、トラースキックを得意とするたむはすぐにマスター。「教えてもらったとおりにやったら本当に蹴った感じが全然違くて。凄く自分のキックの威力が上がった感じがした」と好感触をつかみ、タイチも太鼓判を押した。

 その中で生まれたのが二人によるサンドイッチ式で見舞うもの。二人同時に十字を切ってから両腕を広げると、タイチが金丸、たむがなつぽいにさく裂させた。相手は食らった勢いのままパートナーと背中合わせで激突するため、ダメージを吸収することができない状態に追い込まれる。

 金丸はなつぽいにウィスキー噴射を伝授した。「お酒が飲めない」というなつぽいはまず水で何度も試したものの、コツをつかめずうまくいかない。そこで金丸が指南し、ウィスキーでやってみたところ見事な霧が出来上がった。さらに金丸と二人による同時噴射にもトライ。初めてにもかかわらず、息の合ったキレイな放物線が描かれた。

 今度はたむ&なつぽいが得意とする手をつないだ状態でトップロープに駆け上がって場外にダイブするツープラトン攻撃を伝授した。当初は「オッサン同士で手をつなぐのは…」とためらっていたタイチだったが、意を決して金丸と手をつないだ。が、二人同時にトップロープに駆け上がれない。そこで会見の際にたむが提案していた4人で手をつないだ形にトライ。左右に立ったタイチと金丸がバランスを保つ役割を果たしたこともあって、何度か試すうちに実戦で使用できるレベルに完成度を高めた。

 たむ&なつぽいは入場時の歌とダンスに加わるよう勧誘。タイチ&金丸も消極姿勢だったが、こちらも4人で練習した。ともあれ3種類の連係技が完成。タイチ&たむのサンドイッチ天翔十字鳳が「愛をとりもどせ!!」、金丸&なつぽいのダブルウィスキー噴射が「フェアリ丸ミスト」、4人同時の手つなぎ式プランチャが「Love X-Over」とそれぞれ名付けられた。

 「三種の神器」を手に入れ、チーム力をさらに高めることができた。タイチは「(手応えは)完璧に感じたでしょ。最後のあの4人の手つなぎなんて完璧だったでしょ。4人の気持ちが一つになった。これは試合にも出るね」と有明での勝利を確信。「ここをこれだけで終わらせたくないなって思うし、また続けていきたい」と4人の関係継続を見据え、「俺は自分で興行打てる強みも持ってるから。そういうとこで実現できたら今後面白いね。デスペとキッドも言ってるわけでしょ? これで終わらせたくないって。だったらタイチ&たむvsデスペ&キッドとか、新日本の興行で許されないのであれば、お得意の何とか興行が俺にはあるから。そういうのでいい」と有明後のプランを描いていた。


【合同練習後のタイチ&金丸&たむ&なつぽい】
▼タイチ「ということで5、6時間にわたる合同練習…」

▼金丸「いいものできたよね」

▼タイチ「二人でやる技いいのできたし、4人でのプランチャもいけそうだな」

▼たむ&なつぽい「楽しみ!」

▼タイチ「でも入場は練習が必要かな」

▼たむ「まだまだ日があるんで、いっぱい練習しましょう」

▼タイチ「成長します。これで勝てるな」

▼たむ「はい。11・20絶対勝てる、これで」

▼なつぽい「間違いない」

▼たむ「勝ちましょう」

▼タイチ「二人が目立つようにこっちはサポートするし、二人にベストタッグ獲ってほしいってずっと言ってるからな! なぁ、東スポ。わけのわかんないとこ選ぶなよ! 未来のある二人が大事だ。未来のないオッサンコンビ選ぶなよ。それをサポートできるような試合になればいいかなと。どのミックスドよりもいい試合しよう」

▼たむ「私たちが主役の大会にしましょう」

▼金丸「いいこと言うねぇ」

――合同練習の経緯を?

▼タイチ「この合同興行が決まって、新日本プロレスでは初めてなのかな。女子と一緒に混ざっての興行とか試合とか。たぶん、それに対して良しも悪しも思ってるヤツいっぱいいると思う。だけど、決まった以上はいいもんを作れるかはこっち次第でしょ。決まってるんだから、どこのミックスドマッチより目立ってやろうかなと思って、俺は最初からノリノリだったし。昔からいる新日本の選手が何というかわかんないけど、俺は全然、新しくていいことだと思ったから、少しでも注目浴びて盛り上がるんだったら。興行終わったあとに、こういう合同興行あってよかったなって思わせたら俺らの勝ちだから。さすがタイチ、金丸は凄いなって。支えに回るのも技術のうちだからね」

――金丸選手はどんな思いで臨む?

▼金丸「初めてだし、イマイチピンとこないけど、決まってる中でいろいろとやっていこうかなと思って。それなりに今までやってきた引き出しを出していこうかなと思う」

――第2回は視野に入っている?

▼タイチ「もちろん。第2回もそうだし、ここ(タイチ&金丸とたむ&なつぽい)をこれだけで終わらせたくないなって思うし、また続けていきたいし、ここをバラしても面白いかもしれないし。タイチ&たむ組、なつぽい&金丸組とかに。俺は自分で興行打てる強みも持ってるから。そういうとこで実現できたら今後面白いね。デスペとキッドも言ってるわけでしょ? これで終わらせたくないって。だったらタイチ&たむvsデスペ&キッドとか、新日本の興行で許されないのであれば、お得意の何とか興行が俺にはあるから。そういうのでいいし、これで終わらせたくないなって。この4人は1回きりじゃなく2回、3回とずっとやっていけたらなと」

――大会に向けての思いは?

▼たむ「自分はもともとミックスドマッチあると聞いた時に絶対に出たいなと思って。たぶん反対意見とか、スターダムと新日本が絡むことによって拒否反応が出る方はたくさんいると思うんですね。でもそんな方にこんなミックスドマッチって面白いんだって手のひらを返させる試合をしたいって今は本当に楽しみです」

▼なつぽい「常に新しいことをやっていかないと時代も進んでいくし、令和になってこんなこともできるんだとか、そこは考えてなかったなって、やったもん勝ちだと思うんですね。それをやる大きな一歩というか、新しいことだなって凄く思うので、これはめちゃめちゃ楽しみです」

――合同練習で出来上がった連係の手応えは?

▼タイチ「完璧に感じたでしょ。最後のあの4人の手つなぎなんて完璧だったでしょ。4人の気持ちが一つになった。これは試合にも出るね。つないだ手の感触は今もしっかり残ってるし」

▼金丸「別の意味…」

▼タイチ「そういうこと言うからおかしくなる」

▼たむ「愛、取り戻しました?」

▼タイチ「いや、それは試合やってみて…俺が愛取り戻したら大変だぞ」

▼たむ「愛、取り戻しますね」

▼タイチ「俺の愛を? たむちゃんが?」

▼たむ「たむが」

▼金丸「話の方向が…大丈夫かな? これ」

▼タイチ「愛、取り戻してくれる?」

▼たむ「うん」

――金丸選手はなつぽい選手にウィスキー噴射を伝授したが?

▼金丸「水含んでやってる時点では、これ無理だなと思ったけど、実際ウィスキー含ませてやったら意外とよかったよね」

▼なつぽい「才能ありました?」

▼金丸「うん」

▼タイチ「実は酒飲みなんじゃないの? 飲めないって言ってるだけで」

▼なつぽい「そうなのかな?」

▼タイチ「ホントに飲めなかったら、あんな3回も4回も口に入れられないよ」

▼なつぽい「これを機にもしかしたら…」

▼金丸「いいじゃない」

▼タイチ「二人が飲み歩くっていうのをウチのチャンネルで。お酒教えてもらおうっていうロケして」

▼なつぽい「おつまみ大好きなんですよ」

▼金丸「じゃあ飲めるよ」

▼タイチ「飲んでみないとわかんない」

▼金丸「そういう食べ物好きな人、酒好きなの多いよ」

▼なつぽい「そうなんですね。じゃあ、もしかしたら食わず嫌いなのかもしれない」

▼タイチ「だって体質的に合わなかったら、たぶん今、真っ赤になってフラフラしてるよ。でも意外と大丈夫でしょ?」

▼なつぽい「意外と大丈夫です」

▼タイチ「ウィスキー、ストレートで何回も口に含んでケロっとしてるようだったら、これいけるクチだな。まぁ、そういういろんな楽しみも広がるし。じゃあ我々勝ったらノブオジとぽいちゃん酒飲みデートと、俺はたむちゃんとラッコデート」

▼たむ「ラッコデート!」

▼タイチ「ラッコ見に行くから。水族館に。試合勝ったらそうしよう」

――タイチ選手、金丸選手の指導については?

▼たむ「最初はちょっとふざけてるのかなと思ったんですけど、四股の踏み方とかは天翔十字鳳の基礎になってるんだなって、そこのつながりとか」

▼金丸「たまたま…」

▼たむ「え、何ですか?」

▼金丸「何でもない。どうぞ」

▼たむ「優しかったですね、教え方。手取り足取り優しく教えて下さったんで。自分もともとスーパーキック使うんですけど、教えてもらったとおりにやったら本当に蹴った感じが全然違くて。凄く自分のキックの威力が上がった感じがしたので、11・20これは勝てるなって」

▼タイチ「呼吸とタイミングを手に入れたからね」

▼たむ「手に入れました。ありがとうございました」

▼タイチ「とんでもない。お返しはね…」

――なつぽい選手は?

▼タイチ「東スポ! (扱いに)慣れてきてんじゃないよ」

▼なつぽい「5時間、6時間、長い練習だったんですけど、ずっと優しく教えて下さったので、本当に楽しかったです(笑) いろいろと勉強させていただいて、本番いい試合ができそうな気がしてきております」

▼たむ「11・20に向けてアルコール耐性つけていかないとね。飲んでいこう」

▼なつぽい「はい」

――3つの連係技に名前を付けた方がいいのでは?

▼タイチ「え、名前?」

▼たむ「1個できましたよね。愛をとりもどせ!!」

▼タイチ「愛をとりもどせ!!キックと…キックはカッコ悪いよ、何か。愛をとりもどせ!!でいいか。そろそろ向こう側に怒られそうだけど」

――金丸選手は?

▼金丸「そうだね」

▼なつぽい「ブー?」

▼たむ「何かね、プラネタリウムみたいにキレイだったよ」

▼タイチ「キレイだった。後ろから見てたらキラキラしてた」

▼たむ「星空みたいだった」

▼タイチ「(カメラの)フラッシュと重なってキラキラキラって。イルミネーションウィスキーミスト」

▼たむ「かっこいい! しかもクリスマスっぽい。長いけど」

▼金丸「いいじゃん。季節的にも」

▼タイチ「二人でやることによってそれが生まれると。一人でやったらただのオジサンが酒を…」

▼金丸「おい!」

――最後の4人のプランチャは?

▼タイチ「4人のは何だ?」

▼たむ「気持ちが一致しないとできない技ですよね」

▼タイチ「何だろう。マルティアメルティアプランチャ…違うな」

▼たむ「4人の気持ちが一つになる…」

――ラブが入っていた方がいいのでは?

▼タイチ「愛入ってた方がいい? 逆に?」

――ラブ何とかアタックとか?

▼タイチ「発想が親父なんだよ」

――3つ名前がついてると実況陣も…

▼タイチ「出た!って感じか」

▼たむ「イルミネーションウィスキーミスト、ラブ…」

▼タイチ「ラブティア」

▼たむ「ラブティアアタック?」

▼タイチ「アタックって…」

▼たむ「この4人のテーマって何ですか?」

▼なつぽい「愛?」

▼タイチ「やっぱりラブか」

▼たむ「あ、大会の名前は? Historic X-over…Love X-Over」

▼タイチ「お、いいじゃん」

▼たむ「Love X-Overかっこいい。意味わかんないけど」

▼タイチ「いいじゃない」

▼なつぽい「今思いついちゃったんですけど、ミストの名前、フェアリ丸ミストがいい」

▼たむ「フェアリ丸ミストかわいい!」

▼なつぽい「金丸とフェアリー…フェアリ丸ミスト」

▼タイチ「いいじゃん」

▼なつぽい「フェアリ丸ミストにします」

▼たむ「愛をとりもどせ!! フェアリ丸ミスト、Love X-Over」

▼なつぽい「めちゃいい!」

▼たむ「三種の神器! 3つ決まった時に勝てますね」

――相手の4人は恐るるに足らずという感じ?

▼タイチ「そうでしょ。あの黒い4人にはそんなものないでしょ? むしろギスギスしてんじゃない?」

▼たむ「でも何やってくるかわからないところありますからね。そこは油断ならないかな」

▼タイチ「ま、華やかさでは間違いなくこっちでしょ。華では負けないよ。向こうも華あるかもしれないけど」

▼たむ「華やかさと愛では負けません」

▼タイチ「でも一人、愛が欠落してるからな」

▼たむ「それを取り戻すんじゃないの?」

▼タイチ「責任取ってくれるのか? 取り戻したら」

▼たむ「タイチさんこそ責任取ってくれるんですか?」

▼金丸「個人的な会話になってるよ」

▼タイチ「まぁ、責任…」

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