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11/18【DDT】上野が2年連続でD王GP決勝進出 新技で因縁の佐々木突破

『D王 GRAND PRIX 2022 in Korakuen Hall』東京・後楽園ホール(2022年11月18日)
Aブロック公式戦 ○上野勇希vs佐々木大輔×

 上野が今回のD王GPで初公開した新兵器・ローリング式ギロチンエースクラッシャーで因縁の佐々木を突破。2年連続で決勝進出を決めた。

 D王GPAブロック最後の公式戦は勝ったほうがブロック突破となる大一番。前回準優勝のユニバーサル王者・上野と佐々木が激突した。両者は昨年8月の川崎大会(ユニバーサル戦)、今年6月の後楽園大会(KING OF DDT2回戦)で対戦して1勝1敗だが、どちらも上野が大流血に追い込まれていた。

 佐々木が佐々木式ウラカンラナ、上野がブリザードスープレックスで互いに速攻勝負を仕掛ける。上野のBME(ステップアップ式ムーンサルト)狙いは佐々木が場外に退避。ならばと上野はトペコンヒーロへ。しかし、佐々木はセコンドのKANONを盾にして防御。上野の左足に照準を合わせると、パイプイスや鉄柱を巧みに使ってピンポイントで痛めつけた。

 カウンターのフロントスープレックスから反撃に転じた上野は、コーナー最上段から決死のケブラーダを敢行。左ヒザを気にしながらも躍動感溢れる攻撃でたたみかける。BMEは避けられても不時着。ヒザに激痛が走るが、佐々木のダイブ攻撃をドロップキックで迎撃した。佐々木が急角度の投げ捨てドラゴンスープレックスを繰り出しても、ハーフネルソンスープレックスで押し返す。

 エプロンでのモンキーフリップで上野を鉄柱に激突させた佐々木はペティグリー、トラースキック、ジャーマン、ダイビングエルボードロップと大技ラッシュ。一気に仕留めようとクロスフェイスを狙うが、上野はニアロープに救われた。逆に上野はロープ挟んでドラゴンスクリューを狙われた際に、両足で首を捕獲し、パイルドライバーの要領で突き刺す荒技で逆転。フロッグスプラッシュ、シャイニングウィザード、ハーフネルソンスープレックスと大技を負けじと連発した。

 しかし、佐々木は上野を松井レフェリーに衝突させて、無法地帯に持ち込む。佐々木はパイプイスをリングに持ち込み、脳天に容赦なく3連続で振り下ろす。粘る上野はドロップキックを放つが、佐々木は裏をかいてミスティカ式クロスフェイスロックに捕獲し、ギブアップを迫った。さらに、ヒザを固めた状態でクロスフェイスを狙うが、上野は必死の抵抗で脱出。ドロップキック、BMEで勝機を掴む。WRは防がれたものの、ミスティカ式クロスフェイスを防ぐと、奥の手・ローリングギロチン式エースクラッシャーで3カウントを奪った。

 公式戦でRSPを破った際に披露した新技で、上野が因縁の佐々木を撃破。勝ち点6でAブロック突破が確定し、2年連続の決勝進出となった。

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