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11/22【新日本】オリジナルTMDK会心発進 好連係でコグリン&キッド撃破

『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr.TAG LEAGUE 2022』東京・後楽園ホール(2022年11月22日)
「WORLD TAG LEAGUE 2022」公式リーグ戦 ○マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストvsアレックス・コグリン&ゲイブリエル・キッド×

 オリジナルTMDKがワールドタッグリーグを会心発進。好連係を駆使してコグリン&キッドを撃破した。

 「WORLD TAG LEAGUE 2022」最初の公式戦にヘイスト&ニコルスのオリジナルTMDKが登場。ノアマットではGHCタッグ王座を戴冠し、2013年のプロレス大賞では最優秀タッグチーム賞を受賞している名チームが、ロス道場出身のコグリン&キッドを迎え撃った。

 ロス道場コンビが先にペースを握り、鋼のような筋肉を持つコグリンが逆水平をヘイストに連発した。しかし、ヘイストが逆水平をキッドに誤爆させると、流れはTMDKへ。あうんの呼吸でキッドを圧倒してチーム力の差を見せつけた。

 コグリンが2人を同時にバックドロップで投げるなどパワーを活かして反攻するが、ヘイストが躍動。キッドにバックドロップ、コグリンにダイナミックボムを繰り出す。さらに、ヘイストが雪崩式ブレーンバスターを仕掛けると、そのヘイストごとニコルスがパワーボムを決める荒技を披露した。

 コグリンが旋回式スクラップバスターで一矢報いると、再び入ったキッドが反撃へ。天山広吉ばりのモンゴリアンチョップ、コーナーからのケブラーダも決めると、ヘイストを垂直落下式ブレーンバスターで突き刺してロス道場コンビが勝機。キッドのバックドロップ、コグリンの俵返しが連続してさく裂すると、コグリンはパワーボムで仲間のキッドをヘイストに叩きつける荒技を狙った。

 しかし、避けられて痛恨の自爆に。介入したニコルスは相手チームを同士討ちさせると、タンクバスター(エメラルドフロウジョン&ダイビング飛びつきDDT)をコグリンにズバリ。戦線離脱に追い込んだ。TMDKは連続してキッドにビンタを浴びせると、最後はサンダーバレー(リフトアップ式合体ボム)で3カウントを奪った。

 オリジナルTMDKがタッグリーグ白星一番乗り。エプロンに座るTMDK恒例のアピールを見せて歓声を浴びた。

 コメントスペースにひとりで現れたニコルスは「コメントの仕方は分かってる……まず、シェインがペラペラ喋って、そこに俺が入って来てこう言うんだ。『最強の4文字が日本に帰って来たぞ。TMDKだ!』ってな。俺たちはCLUBでもEMPIREでもねえ。俺たちはレガシーだ。少しずつ、一歩一歩、日本で一番のユニットとしてレガシーを築いていくんだ」とパートナーの分までコメント。遅れて加わったヘイストは「今回優勝できるかどうかなんて分からない。だが、俺たちは最後まで110%の力で闘う」と誓っていた。

【試合後のニコルス&ヘイスト】
▼ニコルス「(コメントスペースに1人でやって来て)シェインがどこにいるのか分からねえ。今回は俺にとって2年ぶりの来日なのに、あいつはいない。シェイン! 正直コメントの仕方は分かってる。まず、シェインがベラベラ喋って、そこに俺が入って来てこう言うんだ。『最強の4文字が日本に帰って来たぞ。TMDKだ!』ってな。俺たちはCLUBでもEMPIREでもねえ。俺たちはレガシーだ。少しずつ、一歩一歩、日本で一番のユニットとしてレガシーを築いていくんだ。過去も現在もこれからもずっとな!(と一旦帰りかけるが、ヘイストがようやく駆け付けてきたのでまたコメントスペースに引き返し)1人で全部コメントしちまったぞ。いつも通り、俺たちのユニットのために全力を尽くした」

▼ヘイスト「この前の大会(11・20『HISTORIC X-OVER』)でお前たちが『俺たちはもうヤングライオンじゃない!』って言ってるのを聞いたぜ。その通りだ。お前らは成獣のライオンの闘いをしている! だがな、俺たちにとってお前らはまだ(『ライオンキング』の)シンバだ。まるでシンバみたいに、出て行って自信をつけて帰って来た。しかしリングの中では、スカーやハイエナたちと対峙してただけだ! お前たちは良い選手だし、デカい筋肉と最高の体格を持っている。だが、お前らはもっと経験豊富な選手と対戦したんだよ」

▼ニコルス「そういうことだ」

▼ヘイスト「前回俺たちが出場した『NJPW STRONG』のタッグトーナメントでは俺たちは敗退した。だから今回優勝できるかどうかなんて分からない。だが、俺たちは最後まで110%の力で闘う! マイキー、帰ってテレビでも見よう。先にローソンに寄ってサッポロビールを買ってからな」

▼ニコルス「(コメントスペースのバックパネルのスポンサーロゴを指差しながら)先に吉野家に寄ろう。それからローソンでサッポロビールだ」

▼ヘイスト「脚がちょっと……(と引きずる仕草を見せる)」

▼ニコルス「良くなるさ。安静にしてろ」


【試合後のコグリン&キッド】
▼コグリン「(激昂してコメントスペースのバックパネルを叩きながら)クソッ! 俺は3年も待ったんだぞ! 2020年の『NEW YEAR DASH!!』が俺が最後に日本のリングに上がった試合だ! 今日こんな結果を俺が望んでいたと思うか!? お父さん、お母さんに友人全員が俺の試合を見ていたんだぞ! そんな中で俺がみんなをガッカリさせたかったと思うか!? 俺は4年前に故郷を離れ(LA道場に)移り住んだんだ! 家族の誕生日も結婚式も死に目にも会えなかった! その結果がこれか!? だが今日はまだ開幕戦だ。気分は良くないが、俺もゲイブも残りまだ8試合あると分かっている。これはプロレス界で最も権威のあるタッグの祭典『WORLD TAG LEAGUE』だ。みんながそのことを知っている! 俺だってそうだ! シバタサン、スミマセン。ゴメンナサイ。俺たちもっと頑張って練習して、次は絶対に勝ってみせる」

▼キッド「(床に倒れていたが立ち上がり、コグリンに向かって)いいや、謝らないでくれよ! 俺たちは(リングで)持てる全てをぶつけたんだから、謝る必要なんてないだろう!」

▼コグリン「ああ、そうだな」

▼キッド「俺たちは全力でぶつかっていった。でも、まだまだだった。だけど謝ることも言い訳することもしたくない。アイスパックでしっかり冷やして、次に向けてしっかり整えよう。次はナイトー&SANADA組だ。あいつらをぶっ潰してやろうぜ!」

▼コグリン「やってやろう! イジョー!」

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