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11/23【全日本】田村4連勝で早くもJr.リーグ決勝進出決定、北斗は泥沼3連敗

『2022世界最強タッグ決定リーグ戦』愛知・名古屋国際会議場(2022年11月23日)
「2022 Jr.BATTLE OF GLORY」公式戦 ○田村男児vs大森北斗×

 田村が北斗との同期対決を制し、無傷の4連勝で早くも決勝進出を決めた。

 ジュニアリーグ戦で最も勢いを見せつけているのが田村。ここまで井上、光留、HAYATOを連破し、3連勝中だ。勝てば決勝進出が決まる状況でこの日の4戦目を迎え、北斗との同期対決に臨んだ。

 何とか片目を開けたい北斗が得意のエルボーを乱れ打って攻め立てたが、パワーに勝る田村はエルボー連打で返り討ち。北斗も馬乗りになってエルボーを連打し、高速ジャーマンで反撃するものの、田村はすぐさまラリアットで逆襲して流れを渡さない。それでも北斗は残る力を振り絞ってエルボーを連発したが、田村は強烈なラリアットで返り討ち。すかさずデスバレーボムで突き刺して3カウントを奪った。

 田村が完勝といえる内容で北斗との同期対決を制して4連勝。同じ勝ち点8をマークできる可能性があるのは亮生のみで、中盤戦にして田村の決勝進出が決まった。「何か今日の大森北斗、いつもと違ってくすぶってるんじゃないか? くすぶってる。何かこないだ井上に負けてそこからどんどん落ちていって、今元気がなくなってる。あすなろ杯やった時と全然違った。あの時のエネルギッシュな大森北斗がいなかった」と不満げに振り返ったが、優勝への最短距離に位置することができた。

 残る公式戦は12・4大阪大会の亮生戦のみ。「次は12月4日、青柳亮生。現世界ジュニアチャンピオン、それ倒してそのまま優勝に突き進んでいきます」と全勝優勝を見据えた田村は茨城弁で「気緩めないでやっていきます。いつでもかかってこい。がんばっぺ」と気合十分だった。

 一方、北斗はまさかの3連敗で勝ち星なし。公式戦は11・27藤沢大会の亮生戦、12・4大阪大会の光留戦のみ。連勝できたとしても、進出決定戦にもつれ込む状況を避けられない。絶望的な星勘定に北斗は「俺がデビューして4年間つぎ込んできたエルボー一つ全く効かなくなった。何でこんな軽くなっちまったんだよ、俺の打撃。何も効かねぇ。井上にすら効かなかった。どうなってんだよ?」と苦悩をにじませ、「俺が弱くなったのか、あいつらがメチャクチャ進化したのかわかんねぇけど、どっちにしたって俺が今、この団体で一番弱いのかもしれない」と珍しく弱気な言葉を口にした。

 それでも心はまだ折れていない。「亮生と佐藤光留、この二人を倒して、どんな手段使ったっていい。決定戦で疲労困ぱいになってもいい。フラフラになったって、もうカッコつけてらんねぇ。決勝いって、今日俺をボコボコにした田村に仕返ししてやる」と田村へのリベンジと優勝の2文字を見据えていた。

【試合後の田村】
▼田村「これで4連勝。勝ち点8。今日の大森北斗から獲って勝ち点8。何か今日の大森北斗、いつもと違ってくすぶってるんじゃないか? くすぶってる。何かこないだ井上に負けてそこからどんどん落ちていって、今元気がなくなってる。あの時の、あすなろ杯やった時と全然違った。あの時のエネルギッシュな大森北斗がいなかった。それが今、不満です。勝ちは勝ちだったんで、うれしいはうれしいんですけど、何かいつもと違った気持ちがありました。次は12月4日、青柳亮生。現世界ジュニアチャンピオン、それ倒してそのまま優勝に突き進んでいきます」

――これで決勝進出が決まったが?

▼田村「(茨城訛りになって)そうか。決勝進出決まったんだね。さっきは声荒らげちゃったけど、気緩めないでやっていきます。いつでもかかってこい。がんばっぺ」

【北斗の話】「あんなに自信のあった俺の打撃が何一つ通じなかった。俺がデビューして4年間つぎ込んできたエルボー一つ全く効かなくなった。何でこんな軽くなっちまったんだよ、俺の打撃。何も効かねぇ。井上にすら効かなかった。どうなってんだよ? 俺が弱くなったのか、あいつらがメチャクチャ進化したのかわかんねぇけど、どっちにしたって俺が今、この団体で一番弱いのかもしれない。だけど、だけど! あと2戦。亮生と佐藤光留、この二人を倒して、どんな手段使ったっていい。決定戦で疲労困ぱいになってもいい。フラフラになったって、もうカッコつけてらんねぇ。決勝いって、今日俺をボコボコにした田村に仕返ししてやる。それだけ」

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