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12/3【新日本】内藤&SANADAがトオルとヒロシ撃破で2位タイ浮上 内藤予告通りの大合唱締め

『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr.TAG LEAGUE 2022』兵庫・加古川市立総合体育館(2022年12月3日)
「WORLD TAG LEAGUE 2022」公式リーグ戦 ○内藤哲也&SANADAvs棚橋弘至&矢野通×

 内藤&SANADAがトオルとヒロシを破ってタッグリーグ5勝目。勝ち点を10に伸ばして2位タイに浮上した。内藤は予告していた大合唱で4年ぶりの開催となった加古川大会を締めた。

 内藤&SANADAは前夜の大阪大会でオージー・オープンの連勝を止めて4勝目。7戦目となったこの日、棚橋&矢野のトオルとヒロシと激突した。内藤は声出し応援可能となった今大会で、開幕戦以来となる大合唱締めを予告していた。

 内藤は試合前から必要以上にコスチュームを脱ぐのに時間をかけ、SANADAと拳を合わせるまでたっぷり時間を使って矢野をイラつかせた。主導権を握ったのはL・I・Jコンビ。SANADAがパラダイスロックで棚橋と矢野の動きを止め、内藤とのダブル股裂き、サンドイッチ低空ドロップキックと連係を駆使して矢野を攻め立てた。内藤はヤンキー座りでお株を奪うとネックロックで絞め上げた。

 トオルとヒロシも棚橋がドラゴンスクリューでSANADAと内藤をなで斬りにして反撃を開始。SANADAのプランチャを不発に終わらせ、ロープ越しドラゴンスクリュー、テキサスクローバーホールドで攻め込んだ。スリングブレイドが不発に終わると、SANADAがドラゴンスクリューでお返し。内藤はコーナーミサイルのフェイントからヤンキー座りでメンチを切ると低空ドロップキックからの足4の字固めで捕らえる。矢野のカットで逃れた棚橋はショートレンジスリングブレイドで逆襲した。

 矢野もフロントスープレックスで内藤をぶん投げて呼応。コーナー金具に激突させてからスクールボーイで丸め込む。ならばとSANADAが加勢し、バックドロップで矢野を叩きつけると、内藤がジャックナイフでニアフォールに追い込んだが、棚橋が飛び込んで左張り手で撃退。矢野が背後からのスピアーを叩き込んだ。

 ピンチを迎えた内藤だったが、矢野の鬼殺しは決めさせず。SANADAが低空ドロップキックで援護射撃すると、棚橋が飛び込んでもネックスクリューで撃退。孤立した矢野にSANADAのドロップキック、内藤のマンハッタンドロップ、延髄斬り、SANADAのローリングエルボーが次々に決まると、内藤が合体スイングDDT、デスティーノでたたみかけて3カウントを奪った。

 内藤&SANADAが苦戦を強いられながらもトオルとヒロシを撃破。不戦勝も含めて5勝目で勝ち点を10に伸ばし、TMDKと並ぶ2位タイに浮上した。試合後、L・I・Jメンバーがリングに集結。「SANADA&内藤組は4勝2敗、一つ不戦勝があるので5勝2敗・勝ち点10になりました。このまま勝ち進み、俺とSANADAが優勝するのか、それともしないのか。皆様、この先のWORLD TAG LEAGUEの行方を楽しみにご覧ください」と呼びかけた内藤は最後に「ロス・インゴベルナブレース! デ! ハ! ポン!」と絶叫。予告していた大合唱で4年ぶりの開催となった加古川大会を締めた。

 内藤&SANADAの残る公式戦は12・9高知大会の鈴木&アーチャー戦、12・11姫路大会のEVIL&裕二郎戦の2試合。連勝すれば勝ち点14で公式戦全日程を終了する。同じ2位のTMDKがまだ3試合残しており、他力本願ではあるが、L・I・Jコンビの視界に決勝の舞台が見えてきたのは間違いない。


【内藤の話】「昨日の試合後のコメントでも言いましたが、今日の加古川大会が今後のリーグ戦において凄く重要な一戦になってくるんじゃないかなと思ってたんでね。でも思ったほど大した相手じゃなかったね。結果は俺とSANADAの勝利。不戦勝も入れたらこれで5勝2敗・勝ち点10になりましたよ。残すリーグ戦は高知と姫路。そこに勝利し、仙台サンプラザホールにて行われる優勝決定戦に進ませていただきますよ。でも、リーグ戦以外にも試合はあるんでね。明日も試合あるんでしょ? 内藤の名前はあるんでしょ? じゃあ明日の会場、山口KDDI維新ホールでまたお会いしましょう。ヒザが曲がんないな。(ヤンキー座りをして)これ意外と難しいね。アディオス!」

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