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12/5【新日本】棚橋が25年ぶり唐津大会で峰市長とヤンキー座り 熱闘メイン締めで「愛してまーす」2連発

『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr.TAG LEAGUE 2022』佐賀・唐津市文化体育館(2022年12月5日)
WORLD TAG LEAGUE公式戦 ○棚橋弘至&矢野通vsシェイン・ヘイスト&マイキー・ニコルス×

 棚橋が矢野との“トオルとヒロシ"で、“TMDK"ニコルス&ヘイスト組を破ってWORLD TAG LEAGUE4勝目。試合後には峰達郎市長とまさかの“ヤンキー座り"まで披露し、新日本25年ぶり開催となった唐津大会メインで「愛してまーす」2連発締めの大車輪を繰り広げた。

 今年に入って唐津市のPR施策に新日本が全面協力。「佐賀県唐津市〜♪」を連呼する特徴的なPRソングが各会場で流され、市の体育館にはライオンマークの“ご当地マンホール"まで登場した。

 そして実に25年ぶりとなる唐津大会もWORLD TAG LEAGUE内で実現。そのメインにはPR動画にも出演していた棚橋が立った。

 矢野との偽ヤンキーコンビ(?)“トオルとヒロシ"はすでに3敗。負けたら終わりのシチュエーションで、5勝1敗と快調なTMDKと対決し、声援OKの場内はのっけから棚橋コールに包まれた。

 序盤から“ヤンキー座り"を繰り返すトオルとヒロシに対抗して、ヘイストもヤンキー座りで応戦する一幕も。まずはTMDKがバックドロップ&ネックブリーカードロップの合体技などで矢野を捕まえたものの、中盤には矢野がヘイストを股間からロープに転落させたり、ダイブ攻撃をマンハッタンドロップで撃墜したりして、巧みな急所的立ち回りをみせた。

 それでも終盤にはヘイストの高くて鋭いドロップキックで棚橋の顔面をとらえ、TMDKが合体カッターの“タンクバスター"を発射。棚橋のスリングブレイドもニコルスがカウンターのマイキーボムで切り返し、必殺合体技のサンダーバレー(合体パワーボム)を狙った。

 だが、巧みに切り抜けた棚橋はTMDKの誤爆を誘うと、すかさず矢野が二人まとめて急所攻撃。最後は棚橋のスリングブレイド→矢野の鬼殺し→棚橋のハイフライフローとつなげて、ニコルスから3カウントを奪ってみせた。

 唐津メインを見事に制してみせた棚橋は、声援OKの場内からやんやの喝采を受けつつ、矢野とともに“ヤンキー座り"を披露。さらにはリング上に呼び込んだ唐津市の峰市長とのヤンキー座りまで実現し、市長の“ノリの良さ"に場内も拍手喝采に包まれた。

 マイクを握った棚橋は「今日は本当にたくさんのご来場、そして最後までご観戦、ありがとうございました! 本当に何回も何回も(プロモーションで)唐津に来させていただきました! そのなかでライガーさんと唐津のおいしいもの、素敵な景色、いろいろ楽しませていただきました! でも一番すばらしいと感じたのは、僕たちを親切に迎えてくれた唐津のみなさんです!」とマイクで感謝し、場内はさらなる大歓声に包まれた。

 一方で「次はまた25年後かな?」と続けると場内からはブーイング。すかさず「わかりました。僕が今決めました。来年も来ます!」と宣言するや、場内は瞬く間に拍手と歓声に塗り替わった。

 続けて「愛してまーす!」で締めくくったものの、「忘れてました」とエアギターもたっぷり披露。そしてこの日2回目となる「愛してまーす!」を唱和して唐津大会を締めくくってみせた。

【試合後の棚橋&矢野】
▼矢野「ハァ、試合は、試合はキツかったけど、ヒロシのおかげで勝てて、気持ちよかった。なんか……」

▼棚橋「ありがとう!」

▼矢野「ヒロシ!」

▼棚橋「ハイ」

▼矢野「サンキュ」

▼棚橋「オレら、調子出てきたな!」

▼矢野「出てきたなー」

▼棚橋「試合の中でな、言ったらば、オレら本番で磨いてくんだな」

▼矢野「ハイ、尻上がりです」

▼棚橋「ヨッシャー、じゃあイッチョ、そろそろ……飲むか?」

▼矢野「ああ、飲むの見たいだろ」

▼棚橋「オレはもう絶好調だから。トオル、オマエにガソリン入れてやるよ」

▼矢野「オッケー!」

▼棚橋「オーケー」

▼矢野「よし、市長は本物だったなあ」

▼棚橋「市長やるねえ。こっからは(ヒロシではなく)棚橋だけど、本当に、プロモーションに入って、その土地の人達の協力を得て、信頼を得て、楽しんでもらって、こういう大会を盛り上げて終わるっていうのは、本当に2000年代。繰り返し繰り返し、やってきたことだなと思って。コロナで、苦しんだ分、レスラーはエネルギー溜まってるんでね。状況の許す限り、プロモーションに走って、プロレスを知ってもらって、楽しんで貰って、いろんな土地のいろんな方々の。巻き込んで、協力してもらって、日本全体を元気にしていきます」


【試合後のニコルス&ヘイスト】
▼ヘイスト「俺のタマが!」

▼ニコルス「大丈夫か?」

▼ヘイスト「5回くらい金的を攻撃されたぞ!」

▼ニコルス「大丈夫だ。リーグももう終わりに近づいてきた」

▼ヘイスト「ソーリー、キミー(ガールフレンドの名前?)。早く治るといいが。タナハシ、ヤノ、クソヤンキーが!ヤンキーがまともにリングで決着をつけるとは思っていなかった。俺は『東京リベンジャーズ』を全巻読んでるから、ヤンキーのことはわかってるんだ。俺もタイムリープして、二度と同じことが起きないようにしてやる。そして未来を変える! 次俺たちが対戦する時は、俺たちがヤンキー流の闘いをぶつけてやる。次は駅のホームで会おうぜ!」

▼ニコルス「こいつの言ってることはよく分からないが……。そうだとしても、世界最高の1人に敗れたんだから、自分を恥じる必要はないと思う」

▼ヘイスト「史上最高」

▼ニコルス「TMDKは前にやられたこともあるし、またやられることがあると思うが……俺たちは決して挫けない!それがチーム名"THE MIGHTY DON'T KNEEL!"の意味だ! 俺たちは自国で何年もタッグのトップを牽引してきた。俺たちが他の(オーストラリアの)タッグチームの可能性を広げたんだ。俺たちは長きに渡りタッグのトップを走ってきたが、まだまだ若いチームに譲るつもりはないぞ! 俺たちのポジションを狙うのなら、挑戦してきやがれ! (ヘイストに)お前のさっきのコメント何を言ってるのかさっぱりだった。ちゃんと説明しろよ!」

▼ヘイスト「オーケイ。彼女を助けようとする男の話でな。そいつらにはハンドサインがあるんだよ……」

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