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12/6【DRAGONGATE】期待の新人・加藤良輝がデビュー 菊田に敗戦も真っ向勝負で躍動

『FANTASTIC GATE 2022』東京・後楽園ホール(2022年12月6日)
加藤良輝デビュー戦 ○菊田円vs加藤良輝×

 期待の大型新人・加藤がデビュー。先輩の菊田に敗れたものの、真っ向勝負で躍動した。

 加藤は1997年12月12日生まれ、岐阜県瑞浪市出身。183cm、90kgの体躯を誇る。柔道経験があり、大学卒業後は警察官になったものの、プロレスラーになる夢を捨てられず、DRAGONGATEに入門。11・9後楽園大会ではエキジビションマッチながら、大先輩のパンチ富永から変型アルゼンチンバックブリーカーでギブアップを奪うと、今大会での正式デビューが決定。先輩・菊田の胸を借りた。

 加藤は赤と黒を基調としたロングタイツで登場。ゴング前から菊田と真っ向からにらみ合うと、ゴングと同時にショルダータックルで突進して正面衝突する。加藤は感情むき出しでショルダータックルを打ち合うと、エルボー合戦に発展。フロントハイキックもぶち込んだが、菊田のボディスラムで投げ捨てられると、守勢を強いられた。

 防戦が続いた加藤だったが、逆水平合戦に持ち込んで粘りを発揮。菊田のダブルチョップにねじ伏せられてしまうが、ショルダータックルで先輩を吹き飛ばして反撃に出た。菊田の串刺し攻撃をフロントハイキックで迎撃すると、飛びつき式ブルドッキングヘッドロック、フロントハイキックと躍動。感情を爆発させて、菊田をブレーンバスターで完璧に投げて聖地を沸かす。

 そして、富永からギブアップを奪った変型アルゼンチンバックブリーカーに持ち込むも、絞め上げきれず。不時着した菊田のジャンピングヒップアタックを食らうと大ピンチに。菊田は間髪入れず強烈なラリアットをズバリ。加藤は3カウントを聞くしかなかった。

 敗れた加藤だったが、先輩・菊田を相手に勝機を掴むなどデビュー戦から躍動。潜在能力を感じさせた。加藤が深々と頭を下げると、客席からは期待のこもった大きな拍手が巻き起こった。

 「デビュー戦をファン時代から見ていた後楽園でやらせていただけることが本当にありがたいです。相手は元ツインゲートチャンピオンの菊田さんとシングルやらせてもらえることが本当にチャンスだと思っていたので、勝つ気でいったんですけど、やっぱりチャンピオンは強かったです」とデビュー戦を振り返った加藤。「自分に今まで携わってくれた全ての方に感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。いずれはDRAGONGATEの選手として他団体でも活躍できるような、DRAGONGATEを代表する選手になれるようにこれからも頑張っていきます」と意気込んだ。

 目指すは体格を活かしたパワーファイター。「プロレスラーはやっぱり超人だと思ってファン時代から見てましたので、それを体現できるような体づくり。そういうところもしっかり、誰が見てもプロレスラーだと思えるようなプロレスラーになりたいと思います」と目標を掲げた加藤だった。

【試合後の加藤】
▼加藤「本日デビューさせていただきました加藤良輝です。よろしくお願いします。デビュー戦をファン時代から見ていた後楽園でやらせていただけることが本当にありがたいです。相手は元ツインゲートチャンピオンの菊田さんとシングルやらせてもらえることが本当にチャンスだと思っていたので、勝つ気でいったんですけど、やっぱりチャンピオンは強かったです。まずは自分に今まで携わってくれた全ての方に感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。いずれはDRAGONGATEの選手として他団体でも活躍できるような、DRAGONGATEを代表する選手になれるようにこれからも頑張っていきます。今日は自分のつたない試合でしたが、応援いただきありがとうございました」

――自分の中で自信のあるものは?

▼加藤「自分はやっぱりパワーを武器として戦っていきたいのと、プロレスラーはやっぱり超人だと思ってファン時代から見てましたので、それを体現できるような体づくり。そういうところもしっかり、誰が見てもプロレスラーだと思えるようなプロレスラーになりたいと思います」

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