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12/6【DRAGONGATE】鷹木が4年ぶりに古巣マット登場 12・25福岡国際でハルクと同期タッグ結成、YAMATO&菊田と激突へ

『FANTASTIC GATE 2022』東京・後楽園ホール(2022年12月6日)
○吉田隆司&YAMATO&ドラゴン・キッド&問題龍vsシュン・スカイウォーカー&B×Bハルク&H・Y・O&KAI×

 元DRAGONGATEの鷹木信悟が4年ぶりに古巣マットにサプライズ登場。12・25福岡国際大会への参戦をアピールし、ハルクと同期タッグを組んで、YAMATO&菊田円組と激突することが決定した。

 鷹木は2018年10月の博多大会で行われたハルクとの一騎打ちを最後にDRAGONGATEを離脱。活動の場を新日本プロレスに移してからは古巣のリングに絡んでこなかったが、年の瀬の後楽園大会に突如として姿を現した。

 この日、HIGH-ENDのYAMATO&キッドが吉田&問題龍を助っ人にして、Z-Bratsのシュン&KAI&ハルク&H・Y・Oと対戦。ユニット抗争で蚊帳の外に置かれてきたHIGH-ENDだったが、助っ人の吉田が大暴れを見せると、問題龍も集中攻撃を受けながら粘りを発揮。最後は吉田がパイナップルボンバーからのサイバーボムでKAIから殊勲の勝利を上げた。

 吉田は勝利の喜びを爆発させるも、納得のいかないシュンが「お前たちがこのリングから消え失せるまで、俺たちはお前らを潰し続ける」と言い放つや、両軍入り乱れての大乱闘に。ハルクは怨敵・YAMATOに襲いかかり、ファーストフラッシュでKOしようとした瞬間、鷹木がまさかの登場。場内は大きくどよめき、選手たちも動きを止めて、動揺を垣間見せた。

 「久しぶりだな。ハルク、YAMATO、吉田、木股。お前ら元気だったか? 何もYAMATOを助けにわざわざ来たわけじゃない。どうしても言いたいことがあって」と話し始めた鷹木は「昨年はIWGP世界ヘビー級王者となり、プロレス大賞もMVP、大活躍だったんだけど、今年は意外にも暇でな。このまま年を越えるわけにはいかないと思って。ハッキリ言って、暴れ足りねえんだよ」と意味深げに表明。新日本の九州巡業中に、中洲の街でDRAGONGATE12・25福岡国際大会のポスターを見かけたことを明かし、「40歳、独身、一人暮らし。もちろんクリスマスも暇なんだよな。ここまで言ったらわかるだろ? 12・25福岡国際センター、俺が出てやるよ」と宣言した。

 さっそくYAMATOにタッグ結成を提案するが、YAMATOは「なんでここにいんだよ? 何しに来たんだよ? まあ、いいや。鷹木信悟、あんたがな、このリングで試合がしたいっていうんだったら、俺があんたの隣に立つなんてありえない話だ」と拒否。4年前の鷹木離脱時に将来的な決着戦を求めていただけに「俺とはいつやってくれるんですか? そう言ったはずだ。その約束、果たしてもらおうじゃねえかよ」と対戦を迫った。

 鷹木は「残念ながら4年前の約束は覚えてないが、そう言うと思ったぜ。あまのじゃくだもんな。DRAGONGATEのリングに上がる限り、組むんじゃない。YAMATOと戦わなかったら意味がねえだろ」と言い返すと、矛先を同期のハルクに向ける。ハルクは11月の後楽園大会で「俺には同期なんて1人もいねえよ」と発言していたが、鷹木は「俺の同期はこの世にいねえだと? バカヤロー、俺がいるじゃねえか。DRAGONGATEで唯一の同期じゃねえか。久々にやろうぜ」と共闘を求めた。

 ハルクは「お前よ、誰だか知らねえけどな、鷹木信悟はもうこの世には存在しねえんだよ。俺の同期の、俺の大嫌いな鷹木信悟はな、幻だったんだよ」と遠くを見つめたものの、「お前よ、俺の知ってる鷹木信悟によく似てるわ。よ〜く似てるわ。ブラボー! あの女々しい男、鷹木信悟によく似てるわ。ブラボー!」とおちょくるように「ブラボー」を連呼して高笑い。最終的に「お前とタッグ組んでやるよ。お前と組んで、お前が本当に鷹木信悟か、俺の大嫌いな同期の鷹木信悟か確かめてやるよ」と同意した。鷹木は「こんなキャラでしたっけ?」と戸惑いながらも同期タッグ結成が決定した。

 YAMATOのパートナーに焦点が移ると、元付き人で鷹木と関係の深いパンチ富永が姿を現すが、鷹木がパンピングボンバーで即刻退場させる。YAMATOが「おい、これを聞いてる若いヤツらでDRAGONGATEを背負う覚悟があり、そしてこの輪の中に入ってくる覚悟があるヤツ、誰かいねえのか?」と呼びかけると、菊田がリングイン。「まさかDRAGONGATEのリングで鷹木さんを見ることができるとは思いもしませんでした。今の話、全て聞いてました。自分はDRAGONGATEの未来を背負う覚悟があります」と決意表明した。

 「だからこそ、DRAGONGATEの一時代を築いたYAMATOさん、ハルク、そして鷹木さん、この3人の中に入って、自分も学びたいこと、吸収したいこといっぱいあります」とあえてハルクにだけ「さん」をつけずにアピールして鷹木を喜ばせると、「もし自分でよければ、パートナーに選んでくれませんか? お願いします」とYAMATOに直訴。握手で応じたYAMATOが「菊田、お前だったら心強いよ。おい、お前ら2人も文句ねえよな。鷹木信悟&B×BハルクvsYAMATO&菊田円、決定だ!」と叫んだ。

 「面白そうなカードじゃねえか。やってやるよ。なんだよ、4年ぶりにDRAGONGATE来たら、随分と風景変わったな。知らねえ選手ばっかりだけどよ」と満足げだった鷹木は「これだけは言っといてやる。俺がリングに上がる限りは俺が中心だ。俺には聞こえるぞ。鷹木信悟待望論がな! 俺の言いたいことは…以上だ」と持ち前の傍若無人ぶりを発揮してリングを去っていった。

 その後、斎藤了GMが正式決定をアナウンス。鷹木の約4年ぶりのDRAGONGATE参戦、ハルクとYAMATOとの再会、そして菊田との初対決が確定した。

☆12/25(日)福岡国際センター『THE FINL GATE 2022』16:00開場、17:00開始

▼我道驀進 is Back!! スペシャルタッグマッチ
菊田円
YAMATO
vs
B×Bハルク
鷹木信悟


【試合後のYAMATO、菊田】
▼YAMATO「あいつがこのリングに帰ってきて試合するんだったら、俺がパートナーなんてありえない話だ。俺は常に鷹木信悟、お前の対角線に立つべき存在だ。菊田」

▼菊田「はい」

▼YAMATO「これからのDRAGONGATE背負って立つ人間として入ってきてくれて俺はうれしいよ。あとは一言かましてやってくれ」

▼菊田「今のDRAGONGATE、そして昔、そして未来。全てを吸収してこの俺、菊田円がDRAGONGATEの中心に立ってやる。12月25日、福岡。俺が未来を背負う」


【鷹木の話】
▼鷹木「いろいろと懐かしいね。YAMATOとは組むより戦わなきゃね。同じL・I・Jのヒロムがジュニアオールスターなんかできたらって時に全員が言い方悪いかもしれないけど、メジャー団体にしがみつくような感じでよいしょ的なコメントしてたら、YAMATOだけは『ふざけんな、このヤロー』って。さすがだなと思って。ツイッター上だけど、俺もてめぇなんて。てめぇとかなかなか言わないじゃない。俺もアドレナリン出てね、凄く興味が沸いて。DRAGONGATEに戻るなら、試合するならYAMATOしかいないなと。今年5月にGLEATとか出てCIMA25周年とか、そういうとこで接点もあったし、自分の歴史を振り返ってみたら、やっぱDRAGONGATEっていうのは言ってみたら…俺のザ・ドラゴン、ランペイジドラゴンって背負ってるドラゴンはもちろん龍魂もあるけど、DRAGONGATEの意味もあるから。ハルクがあんなキャラになったとはな。よくしゃべるようになったな。俺もそうだし、ハルクもそうだけど、よくしゃべるようになったな。さっきリング上で言ったように、DRAGONGATE、世代闘争してるわけじゃないけど、物凄く回転が速いじゃない? 俺も久しぶりに(DRAGONGATE)NETWORK、パンチ富永のアカウント持ってっから(笑) ほとんど俺が使ってるけど。あいつほとんど見ないから。久々に見たらずいぶん選手変わってるから全然わかんないなと。それだけ回転が速いかもしんないけど、リング上で言った通りね、俺がリングに上がる限りは俺が中心だ。鷹木信悟待望論。まだ声出せねぇから聞こえねぇけどよ、今日入ってきたら、もっと盛り上がると思ったけどね。このあとも吉岡と、俺もオッサン臭ぇけど、さらにオッサンの望月さんがタイトルマッチやるみたいだし、それも注目しますけど。あとは俺個人的な話でいうとKOPWのタイトル持ってるけど、それも何だか対戦する予定のタイチがどうなってるのかわからないからね。何だったらハルクとかKAIとかにも借り返さなきゃいけないからね。やってみたいなっていう。そういう自分自身が40になって改めて…新日本に行った時っていうのは今しかできないことを胸一杯やる、力一杯やるっていうことで新日本に行ったわけだから。最近、俺もおとなしくなってたかなっていうのがあったんで。来年じゃなくて年内もう一回暴れようかなと」

――久しぶりに来て感覚的に感じたものは?

▼鷹木「相変わらず試合のレベルは高いよね。試合のレベルは高いと思う。若手っていうか俺からしたらみんな若い選手だけど、素晴らしい、心技体が充実してるなっていう。吉岡が歴代のドリームゲート王者とやりたいなんてこと言ってたでしょ。だったら俺のとこにたどり着いてみろって気持ちあるけどね。俺の腰は重いけど(笑)

――福岡国際一回だけ?

▼鷹木「そうだね。とりあえず今のところ。もちろん新日本のスケジュールもあって、今リーグ戦開催中だけど、リーグ戦は出てないけど、ほぼ(大会には)出てるんでね。KOPWのタイトルを4月からずっと8ヵ月ぐらい持ってんだけど、何か自分の中でどうしても煮え切らないというか物足りなさを感じてたから。クリスマスも暇じゃん、どうせ。いいんじゃない。クリスマスに試合できるんだったら。言ってみれば博多と言えば俺のデビュー戦の地であり、DRAGONGATEで最後に試合した場所だから。あとはYAMATO、ハルク、あと菊田ね。実はね、東スポの岡本なんかと話してて、菊田いいよねって話をしてね。俺も対戦するなら若いヤツで菊田、物凄く体幹が強いじゃない。こいつは化けるなと、今のうちに潰しとかないとと思って」

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