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12/7【全日本】王者・亮生が誕生日にJBOG制覇 23歳誕生日にシングル2冠で次期挑戦者に光留指名

『2022世界最強タッグ決定リーグ戦』東京・後楽園ホール(2022年12月7日)
「2022 Jr.BATTLE OF GLORY」優勝決定戦 ○青柳亮生vs田村男児×

 世界ジュニア王者・亮生がJr.BATTLE OF GLORYを制覇。自ら提唱したリーグ戦で頂点に立ち、唯一黒星を喫した佐藤光留を次期挑戦者に指名した。

 亮生の提唱によって年末開催となったジュニアリーグ戦は12・4大阪大会で公式戦全日程を終了。亮生と田村が勝ち点8で首位通過し、同期対決によって栄冠が争われることになった。

 両者は12・4大阪大会での公式戦に続く3日ぶりの再戦。空中殺法の得意な亮生に負けじと、田村が決死のトペスイシーダで先手。エプロンに両足を固定してのDDTで大ダメージを与えると、亮生の反撃をことごとく潰し、バックドロップやフライングショルダーなどで追い討ちをかけた。

 亮生はエプロンでデスバレーボムを狙われたものの、ジャンピングハイキックで反攻。コーナーからケブラーダを敢行すると、「優勝するぞ!」と吠えた。スワンダイブ式ミサイルキックやロコモーション式フィッシャーマンスープレックスなど躍動感溢れる攻撃でペースを握ると、得意のムーンサルトプレスも華麗に決まった。

 しかし、再度コーナーに上がったところで、田村がラリアットを叩き込んで足止め。雪崩式デスバレーボムで一気に主導権を奪い取る。激しい打撃戦になっても、効果的にラリアットを振り抜いた。勝負を急ぐ亮生のファイヤーバードスプラッシュを自爆させると、コーナーめがけての俵返しを強行。強烈なラリアットで亮生を1回転させると、デスバレーボムの構えに。

 大ピンチを迎えた亮生だったが背後に不時着すると、リバースフランケンで大逆転。フィッシャーマンの体勢から前方に落とす変型ボムで田村の動きを止めると、最後はファイヤーバードスプラッシュで3カウントを奪った。

 亮生が田村との同期対決を制し、23歳の誕生日をジュニアリーグ戦優勝で飾った。シングル2冠を制し、文字通り全日ジュニアの頂点に立った形となったが、亮生には倒さなければいけない相手がいた。リーグ戦で唯一黒星を喫した光留だ。試合後、亮生は「光留さん、あなたに負けたままじゃ世界ジュニアチャンピオンだって胸を張って言えないんで。この世界ジュニアのベルト懸けて、もう1回シングルマッチしてください」と指名。光留も「挑戦して来いってことだよね? 指名だよね。受けて立ちます。その代わり、もう今いるまともな世界に戻れないかもしれないよ」と呼応。両者によるタイトルマッチが決定的となった。

 すでに世界ジュニア戦開催が決まっている1・2後楽園大会が舞台となる可能性大。亮生も「2023年の始まりだ、全日本プロレスの。OK。一番いいところじゃない? 全日本プロレスのジュニア、青柳亮生、2023年、俺が全部持っていきますから」と今から来年を見据えて誓ってみせた。

【試合後の亮生】
▼亮生「よっしゃ、よっしゃ、よっしゃあ! とりあえず優勝。ハッピーバースデー。とにかく気分がいい。だけど、リング上で言ったことが全てですよ。佐藤光留にタップして負けてますから。9分54秒。そのあたりでタップして、情けない姿で負けてるんで。いつでもいいですよ。僕は光留さんと、次は僕のこのベルトを懸けて戦いたいと思います。以上です」

――世界ジュニア王座の防衛戦は来年の1・2後楽園大会で決まっているが?

▼亮生「もうそこしかないですね。そこだ。今日はちょっと食らいすぎて飛んじゃったんですけど、1月2日。2日ってことは、2023年の始まりだ、全日本プロレスの。OK。一番いいところじゃない? 全日本プロレスのジュニア、青柳亮生、2023、俺が全部持っていきますから。楽しみにしててください」

【田村の話】「負けた。Jr.BATTLE OF GLORY、優勝することができなかった。青柳亮生、チャンピオンだけあってやっぱ強かったです。粘り強い。悔しい。けど、まだ終わっちゃいねえ。俺はここからだよ。ここから始まる。まだ終わっちゃいねえ。ここからまた這い上がっていきます。今月もあと試合は3回だけになったけど、それも含めて、来年に向けてもっともっと盛り上げていきます。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました」

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