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12/14【DDT】KO-D前哨戦幕開け 上野が王者・樋口と真っ向火花で通告「DDTの一番になる」

 『DDT FREE -December-』が14日、東京・新宿FACEで行われ、12・29TDCホール大会でのKO-D無差別級王座戦へ向けた前哨戦が幕を開け、王者・樋口和貞と真っ向から火花を散らした上野勇希は「樋口さんに勝ってUNIVERSALも無差別も巻いて、本当にDDTの一番になります」と通告した。

 『D王 GRAND PRIX 2022』を制覇した上野がKO-D王者・樋口に挑むDDT頂上決戦が今年最後のビッグマッチ12・29TDC大会で実現する。この日、初の前哨戦となり、樋口が石田有輝、上野が小嶋斗偉とそれぞれ組んで激突した。

 二人は本番さながらの激しい攻防を展開。樋口がチョップ連打、串刺しラリアット、アバランシュホールドで攻め込めば、上野もハーフネルソンスープレックス、ジャーマンで応戦して譲らない。さらに上野はドロップキック、トペ・コンヒーロと攻勢を続け、スタンドでのシャイニングウィザード、ブリザードスープレックスの猛攻に出た。BMEが自爆に終わると樋口がドクターボムで逆襲。続くダイビングボディプレスは上野が両ヒザで迎撃した。

 一進一退のせめぎ合いが続く中、20分過ぎには上野がエルボー、樋口がチョップを打ち合う意地の打撃戦に。上野が顔面にドロップキックを放てば、樋口はぶちかましで吹っ飛ばして応戦した。最後は小嶋が「不思議の国の小嶋〜KOJIMAワンダーランド〜で石田から3カウントを奪った。

 前哨戦第1ラウンドは上野が制した形となった。マイクを持った上野は「D王優勝して、12月29日、樋口さんの前に立ちます。樋口さん、デビューしたときからずっと凄いけど、僕がチャンピオンになったほうが楽しいと思うんで。樋口さんに勝ってUNIVERSALも無差別も巻いて、本当にDDTの一番になります」と通告してみせた。

 一方、樋口は「強いな。今日は完敗。俺はD王優勝できなかったし、優勝決定戦にも残らなかった。KO-D無差別級チャンピオンとして、務めが果たせなかったと思ってる」と上野を認めつつ、「だから俺はD王覇者・上野勇希にこのベルトを持って、あいつに改めて挑戦したいと思った。あいつと戦って、改めてDDTのてっぺんに立ちたい」と誓った。

 なお、吉村直巳の欠場により空位となったKO-Dタッグ王座の新王者決定戦が1・3後楽園大会でクリス・ブルックス&高梨将弘とMAO&勝俣瞬馬の間で争われることが決定。「土井成樹vs佐々木大輔」がDDT UNIVERSAL王座次期挑戦者決定戦として行われることになった。

プロ格 情報局