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12/21【全日本】年内退団のジェイクが決意告白「テッペン目指す」 宮原&青柳と再会約束

『#ajpw XmasEVE4』東京・新木場1stRING(2022年12月11日)
スペシャルタッグマッチ △青柳優馬&宮原健斗vsジェイク・リー&野村直矢△

 NEXTREAMオリジナルメンバーによるスペシャルタッグマッチは熱戦の末、30分時間切れドロー。全日本を年内退団するジェイクは新たな挑戦となる2023年へ向けて「テッペン目指す」と決意表明した。

 この日のメインはスペシャルタッグマッチ。宮原、ジェイク、青柳、野村のNEXTREAMオリジナルメンバーが集結。抽選によって組み合わせが宮原&青柳とジェイク&野村による元世界タッグ王者対決となった。

 NEXTREAMで共闘していた当時、未来のエース争いを繰り広げるであろうと目された4人の激突は大熱戦となった。久々のタッグ結成となった宮原&青柳だったが、好連係を披露して序盤戦をリード。しかし、青柳が宮原&野村卓矢の連係技・フォローバックを真似て墓穴を掘り、同士討ちとなって劣勢に陥る。ジェイクに「最強タッグ一緒に出たじゃん?」、野村に「来年組むじゃん?」と青柳は許しを乞うが、ジェイク&野村の猛攻は収まらず。宮原がカットに入っても、ジェイクのパラダイスロックに同時に捕まってしまった。

 それでも青柳が粘って窮地を脱すると、試合はさらにヒートアップ。宮原とジェイクがシングルマッチさながらの熱戦を展開する。体力を回復させた青柳はジェイクをエンドゲームに捕獲。負けじと野村がカタキトルで宮原を追い詰めれば、宮原も野村のフロッグスプラッシュを剣山で撃墜し、カウンターのラリアットを振り抜き、シーソーゲームが続いた。

 残り5分を切ったところで、宮原&青柳のブラックアウト&トラースキックが野村にさく裂。ここがチャンスと青柳はエンドゲームに絞め上げるも、野村の足がロープに届いた。粘る野村が雪崩式ブレーンバスターで逆襲に転じると、それを合図に4選手の得意技が連鎖して、全員が大の字に。

 時間切れが迫る中、野村が怒とうのワンツーエルボー乱射からスピアーで突っ込んだものの、読んだ青柳がエンドゲームに再捕獲。絞めに絞めるが、野村は強引に抱え上げるとマキシマムで叩きつける。フォールを急ぐが、宮原がブラックアウトでカットに飛び込むと、ジェイクも呼応。ヒザとヒザが正面衝突し、ジェイクが宮原をハイキックで蹴り倒したところで、熱戦は相譲らずの時間切れ引き分けとなった。

 ジェイクが久々に元パートナー・野村とタッグを結成し、宮原&青柳と熱戦を展開。試合後、宮原から「このプロレス界で先頭を走っていれば、おのずと宮原健斗とジェイク・リーの再会はあるだろうな。ただしだ。俺はこの世界の最先端を走る男だ。てめぇがどこで何をしようが、俺はこの全日本プロレスのど真ん中で突っ走ってるから、いつでも再会しようぜ」とメッセージを送られた。

 「あの3人がいて、この団体がいて、それで今のジェイク・リーがいます。記者会見で言った通り、俺は本当に感謝しかない」と感慨をのぞかせたジェイクは「人生一度きりだ。それに、どうせみんないつかは動けなくなって死んじまう。俺は常にそれを思って生きている。だったら、俺はもっとテッペンを目指す」と退団後の2023年へ向けて決意表明した。そして「形は違えど、宮原健斗、野村直矢、青柳優馬、またどこかで会おう」と将来の再会も描いた。

 全日本プロレスのジェイク・リーはあと1試合。12・25後楽園大会の所属ラストマッチで区切りとなる。「俺はもっといろんな選手とレスリングがしたいし、もっともっといろんな舞台で戦いたいし。俺はここで動かなかったら絶対後悔する」との思いで退団を決断したジェイクはまもなく全日本を去り、新たな挑戦へと踏み出す。

【宮原の話】「よし、2022年も残すところ12月25日のみだ。この三冠ベルトを巻いて、ラストデー、12月25日、クリスマス、4対4スペシャルタッグマッチ、楽しみにしてますよ。そして、リング上で言った通り、ジェイク・リーよ。俺はこの世界の最先端を行く男だ。てめぇがどこで何しようが、このリングに立っている限り、お互いを意識し合えばいいんじゃねえか。プロレスラーはリングに立てば、団体、ユニット関係ねえ。リングに立てば、みんな1人だ。そんなもん関係ねえんだ。1人で戦ってんだよ。ジェイク・リー、てめぇとまた会うのか会わないのか知らねえけどな、プロレスラーをしている限り、お互い意識し合うのは関係ない。とにかく12月25日、ラストデー、お楽しみに」

【青柳の話】「さっきなんかジェイクさんが言ってましたけど、そういえば今日、別に2022年の全日本プロレス最後の大会じゃなかったですね。完全に25日のことを忘れてました。25日後楽園ホール大会が全日本プロレス年内最後の大会ですね。そこでは、最後ちゃんとジェイクさんとも組みますし、なんだったらSANADA選手とも組みますし、BUSHIさんとも組みますしね。なんだったら、対戦相手にタイチがいるわけだから。何年ぶりかわからなくなっちゃいましたけども、久々にタイチ、やったろうじゃないの。そんでもって来年。まあまあまあまあ、26日、REAL BLOOD川崎大会でノムヤギを復活させて、31日に個人的には年越しプロレスに出て、そして2023年、全日本プロレス、青柳優馬、どんどんどんどん動いて、発信して、動いて、発信して、たまに休んで。頑張って2023年を盛り上げていきたいと思います。まずは1月2日、ノムヤギでSAITO BROTHERS、貴様らをDOOMして、俺たちがHOPEを全日本プロレスに見せつけて、世界タッグ獲ったりますんで、応援よろしくお願いします。DOOMしろ! ハッ!」

【野村の話】「今日はNEXTREAM4人でこういうカード組めて、自分としては本当に嬉しいですね。僕は全日本にいた頃から一番関わりの深かった4人なんで。そういう4人で試合できたことは凄い嬉しいです。そして、今日組んだジェイク。彼がどう思っているか知らないですけど、僕は彼のことをライバルだと思っているんで。また必ずどこかでやりたいですね。そして、宮原健斗。三冠、リングでも言ったんですけど、いつでも狙ってるって。そして、青柳と26日からノムヤギタッグを川崎大会で再結成しますけど、来年はノムヤギ旋風を全日本に吹かせますよ。見といてください」

【試合後のジェイク】
▼ジェイク「どこから言おうか? もう全部話し尽くしちゃってる感は否めないんだけど、なにか質問があれば」

――今日はこういう形でカードが決まり、野村選手とタッグを組むこと自体久しぶりだったが?

▼ジェイク「久しぶりでしたね、組むのは。戦ったことは武道館でもシングルでやってるし。けど、なんだろうな。特別凄い違和感を感じたわけじゃないけど、ああ、この人も変わってるんだなって。対峙しなくても、やっぱり見ててそれは感じるところで。あとは、青柳優馬。ずっと組んでたんで、やっぱりまた違うところが見れるというか。戦ってみるとね。まあ、宮原健斗は置いといて。そんな感じですかね」

――あとは25日の後楽園大会を残すのみとなったが?

▼ジェイク「そうですね。所属選手として25日がラストマッチになるんですけど、この世界でやっていく限り、絶対にまた会うだろうなって。それが全日本のリングなのか、どこのリングなのかわからないけど、俺はもっといろんな選手とレスリングがしたいし、もっともっといろんな舞台で戦いたいし。俺はここで動かなかったら絶対後悔すると思って。だから、誰がどうのじゃなくて、俺が決めたことで。で、俺が動くことで、たぶん俺の今までいたポストを『絶対に俺がそこにいってやる』って思っている若手も増えるだろうから。だから、そいつらの動きを見てもらえれば、全日本はもっと面白くなるんじゃないのかなって俺は思います。俺はそいつらに負けないように、自分のケツ叩いてやっていこうかなって思ってます。じゃあ、皆さん。25日に会いましょう」

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