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12/21【DDT】ディーノが20周年書籍出版記念試合で愛犬ハクにまさかの敗戦

 『男色ディーノ20周年書籍出版記念(予定)大会』が21日、東京・後楽園ホールで行われ、単行本「イロモノの野望 透明人間と戦ってわかった自分の商品価値の上げ方」の出版にこぎ着けたディーノが「20年に1度のわがまま」として“朋友"マッスル坂井と対戦したものの、愛犬ハクにまさかのピンフォール負けを喫した。

 今月28日に20周年記念書籍が出版されるディーノがこの日、その記念大会を開催。「20年に1度のわがまま」としてほぼ同期の坂井を指名し、この日のメインで一騎打ちに臨んだ。

 両者が入場すると、坂井がスーパー・ササダンゴ・マシンばりの“煽りパワーポイント"でプレゼンテーションを開始。「プロレスで最初に教えてもらう技」としてヘッドロックに着目し、ディーノの頭を破壊すると予告したことで、両者はヘッドロックの応酬を繰り広げた。その間にイヤホンでハードロックを聞いたり、秋山準に減量指令を受けていた坂井がチョコレート菓子を食べたりする異様な展開に発展した。

 坂井が「今林(久弥GM)さんの前でやる最後のシングルじゃない?」と言うや、サイバーファイトを年内で退社する今林GMがリングイン。「会社をやめる俺のためにありがとう」と感謝したが、ディーノがブレーンバスターで投げて蹴散らした。ここからディーノがホモイェ、坂井が垂直落下式リーマンショックと得意技が飛び出し、ようやく本格的な攻防になった。

 ここでディーノの愛犬・ハクがビジョンに登場。「お前らに普通のプロレスなんて求めてないでゲス! お前らにしかできないことをやれ」とテロップで指令した。リングに入ったハクが坂井の股間に噛みつくと、ディーノが制止しようとしたもののリードで首が締まって大の字に。ハクが2人の体の上に前足を置くと、レフェリーが3カウントを叩いた。

 ディーノの記念試合は愛犬が勝利するまさかの結末に終わった。試合後はノーサイド。全選手がリングに上がると、ディーノは「私、周年が好きじゃないのは、何周年だろうが、やることは一緒なんです。だから周年ということで、そこだけ頑張るのは好きじゃなくて。今日のことは忘れてください」とアピールし、「しばらく言ってこなかったんだけど、DDTには男色ディーノがいる。でも、その前にこいつらがいる。だからDDTは大丈夫」とキッパリ。最後は「明日も一日頑張るぞ。オー!」の叫びで記念大会を締めくくった。

 なお、今林GMは今年いっぱいで退社するものの、2023年1月以降も業務委託でGM職を続けることを報告した。

【ディーノの話】「(坂井とは)こうなるでしょうね。坂井と試合したらああなっちゃうんです。ああしようこうしようじゃなくて、ああなっちゃう。出てくれた人、出てくれてない人、ホントに誇らしかった。こんな感覚を味わえるんだったら、20年頑張ったかいがあったんだなって。DDTが好きなんですよ。そうなっちゃう人がいっぱいいる。そうなっちゃうをもっといっぱい出したい。そんなDDTでいたい」

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