プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

12/25【全日本】あすなろvsYL再び 藤田が井上撃破も両軍再戦熱望

『#ajpw Xmas MANIAx』東京・後楽園ホール(2022年12月25日)
○藤田晃生&中島佑斗&大岩陵平vs大森北斗&安齊勇馬&井上凌×

 全日本・あすなろ戦士vs新日本・ヤングライオン再び。藤田が井上を逆エビ固めで下してまたも新日本の勝利となったが、どちらの気持ちも収まらず再戦を熱望した。

 10・2後楽園大会を沸かせたのがあすなろvsヤングライオンの若手対抗戦。この日は北斗&安齊&井上と中島&大岩&藤田が激突し、対抗意識むき出しに真っ向から火花を散らした。

 ゴング前から両軍は喧嘩腰の視殺戦を展開し、聖地は対抗戦ムードに包まれる。プロレス大賞新人賞を受賞した安齊に中島が突っかかればば、大岩は北斗を名指しで挑発し、投げキッスを浴びるとブチ切れて猛攻。藤田も対新日本連敗の雪辱に燃える井上を一本背負いでぶん投げ、ヤングライオンが敵地で戦制した。両軍ともにスキあれば相手コーナーに飛びかかり、乱闘を繰り広げる。

 あすなろ戦士も引かない。キックに磨きを掛けた井上が藤田をミドルキック連射で蹴り倒すと、一転して猛攻に転じる。連続串刺し攻撃から北斗のローリングエルボー、安齊のダブルアームスープレックス、井上のダイビングエルボードロップが立て続けに藤田にさく裂。慌てて中島が飛び込んで張り手を連発しても、安齊がジャーマンスープレックスで返り討ちにした。

 安齊と中島、北斗と大岩が場外でケンカファイトを展開する中、井上は藤田の顔面にソバットをぶち込むが、続くブレーンバスターは決まらず。逆に藤田が引っこ抜くと、ドロップキックで追い討ちをかける。井上がビンタで粘りを見せるが、藤田は同じくビンタで張り倒すと、逆エビ固めに捕獲。急角度で絞めに絞めてギブアップをもぎ取った。

 決着がついても、両軍の気持ちは収まるどころか、さらに大爆発して大乱闘を展開。ようやく距離ができても、挑発し合って、因縁をさらに深めた。

 再び対抗戦で勝利したものの、「井上。お前どこ見てんだ? ヤングライオン、ヤングライオンうるせえよ。てめぇは負けたくせに調子乗ってんな」(藤田)、「試合中に俺に投げキッス? ふざけんな。次の標的は大森北斗だ」(大岩)、「俺らが看板背負って、全日本に2回来てやったな。次はお前(安齊)が看板背負って来るか? それともブルってビビらねえならよ、俺とサシでやろうや」(中島)とヤングライオン3人の闘志は燃え上がるばかりで、揃って次なる戦いを要求した。

 あすなろ戦士も気持ちは同じ。敗れた井上は「絶対次は…絶対次は! 勝ちを上げたいと思います」と涙ながらに雪辱を誓うと、「そんなにやりてえって言うなら、やってやるよ。大岩、お前ブラボーだよ」(北斗)、「何回だってやってやる。中島、まだ俺は負けてねえからな」(安齊)と残る2人も抗争継続を熱望していた。

【大岩の話】「大森北斗、あいつ…。安齊が新人賞取ったから、俺らが安齊を叩き潰して、この試合でヤングライオンのほうが上ってことを証明してやろうと思ったんだけど、あいつ試合中に俺に投げキッス? ふざけんな。次の標的は大森北斗だ。覚えておけ」

【藤田の話】「なんだ、あいつ? 大森、気取ってんじゃねえぞ、このヤロー。あとな、井上。お前どこ見てんだ? ヤングライオン、ヤングライオンうるせえよ。てめぇは負けたくせに調子乗ってんな」

【中島の話】「今日も俺らが勝ったな。でもよ、俺は俺自身が取らなきゃ納得いかねえんだ。お前(安齊)からな。俺は別にお前が新人賞を取ったとかどうでもいいんだよ。てめぇのことがムカつくから、殴りてえだけなんだよ。俺らが看板背負って、全日本に2回来てやったな。次はお前が看板背負って来るか? それとも、ブルってビビらねえならよ、俺とサシでやろうや。てめぇ調子に乗るんじゃねえぞ」

【北斗の話】「なに? 俺に何の恨みがあるんだ? 今日、胸を貸してやろうと思ったら、何だ、大岩ってヤツは何で俺に噛みつく意味があるんだよ。別にお前が狙ってたであろう新人賞を取ったのは俺じゃないぜ。でも、間違いなく俺は今、安齊より強いからよ。そんなにやりてえって言うなら、やってやるよ。大岩、お前ブラボーだよ」

【井上の話】「4回目は勝ちを取るって約束したのに情けないです! (涙をにじませながら)でも、今の自分にできることは強くなるために練習するだけなんで。絶対次は…絶対次は! 勝ちを上げたいと思います」

【安齊の話】「クソ! まだ…まだ負けてない。何回だってやってやる。中島、まだ俺は負けてねえからな。クソ!」

プロ格 情報局