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12/25【全日本】TAJIRIが所属ラストマッチで惜別の毒霧噴射 矢野とめんそーれが北海道観光大使合体

『#ajpw Xmas MANIAx』東京・後楽園ホール(2022年12月25日)
○矢野通&TAJIRI&ブラックめんそーれvs永田裕志&本間朋晃&田村男児×

 TAJIRIが全日本ラストマッチで惜別の毒霧を噴射。めんそーれと北海道観光大使タッグを結成した矢野の勝利をアシストした。

 元世界ジュニア王者でもあるTAJIRIは2021年1月に全日本に入団。契約満了とともに年内で退団することになった。この日は所属としてのラストマッチ。矢野&めんそーれとのトリオで永田&本間&田村と対戦した。

 ラストマッチと言えど、TAJIRIは泰然自若。ゴング前には矢野が持ち込んだ著書『戦争とプロレス』にサインを入れると、永田を前にして敬礼ポーズを決める。北海道の観光大使として合体を果たした矢野とめんそーれによるコミカルな展開が続いたが、タッチをもらうとTAJIRIは永田と打撃戦を展開。ハンドスプリングエルボーを決めて存在感を発揮した。

 混戦となると、矢野が攻め込まれたものの、本間と田村を同士討ちさせて、レフェリーの目を盗んで金的攻撃をズバリ。あうんの呼吸で飛び込んだTAJIRIはグリーンミストを噴射して援護射撃すると、最後は矢野が巧みに田村を丸め込んで勝利した

 勝利者賞として金一封を受け取ると、矢野とTAJIRIはジャンケンでめんそーれを敗北させて2人で総取り。「2人で本を出そう」とアピールすると、TAJIRIはそれ以上何も語らず、ポーカーフェイスのまま控室へと消えていった。

 惜別の毒霧で場内を沸かせ、全日本マットに別れを告げたTAJIRI。“世界を巡る旅芸人"はこれからどのリングを目指すのか。

【試合後の矢野&TAJIRI&めんそーれ】
▼矢野「OK、OK、OK! これ(賞金)で、これで、2人で本出そう」

▼TAJIRI「2人で本を出す!」

▼めんそーれ「なんで?」

▼矢野「お前負けたろ、ジャンケンに。2人で本を出そう」

▼めんそーれ「もう1回、もう1回だけジャンケンしよう」

▼矢野「もう1回ジャンケン? わかった、いくぞ。最後だぞ」

▼めんそーれ「お願いします」

※再度ジャンケンするが、矢野とTAJIRIが勝利する

▼めんそーれ「ちょっと…クソ…」

▼矢野「2人で出しましょう、2人で!」

▼TAJIRI「出しましょう。とりあえず明日もよろしくお願いします」

▼矢野「お願いします。即売会やりますからね。みんなどんどん買いにきて、サインもらって、飲めて、最高のイベントじゃん!」

※矢野とTAJIRIが去っていくと

▼めんそーれ「クソ…。観光大使の関係はまだまだ終わんねえぜ。シャーッ!」

【試合後の永田&本間&田村】
▼永田「まあ、しっかりとしたレスリングができない試合だとはわかってたけど、上手くかく乱されちゃいましたね。まあ、今年はずっと半年以上、全日本プロレスに参戦させてもらって、全日本プロレスのためにいろんなことをしてきたなと思いましたね。だけど、これから来年もまた参戦するなら、来年はちょっと自分の我というものをもっと出して、向かっていきたいなと思いました。今年はこれで。ただ、来年早々から自分の我を出しながら、どんどんいきたいと思います。自我をもっと全日本マットで出しながらやっていきたいです。(田村に)どうもね。大丈夫?」

▼田村「大丈夫じゃないですけど」

▼永田「色素が強かったから」

※永田が去っていくと

▼田村「毒素が多かった。毒素が多かったよ。全部もらっちゃって、フルコースで。チクショウ。許せないですね。矢野通、許せないですね。このままじゃ終われないですよ」

※田村が去っていくと

▼本間「ああ、もう最悪なクリスマスだ。でもさ、なんか縁起良くねえ? クリスマスに緑。久しぶりの全日本プロレス。馬場さんの興行とか、ブッチャーさんの興行とかを除いて、全日本プロレスの本体の興行に出て、約17年ぶりの里帰り。楽しかったですよ。次は17年後じゃなくて、また来年すぐにでも来たいしね。来たいじゃない、来てやる。諏訪魔、楽しみだなあ。諏訪魔とやりたいなあ。よいお年を」

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