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12/26【DDT】KO-D無差別戦初のDNA出身対決へ 樋口「白黒つける」、上野は戴冠後の2023年見据えて「その未来が楽しみ」

 12・29TDCホール大会直前会見が26日、都内で行われ、KO-D無差別級選手権試合を争う王者・樋口和貞、挑戦者・上野勇希が出席。同王座戦史上初のDNA出身対決へ向けて樋口が「25周年を締めくくるために、ハッキリとどっちが強いか白黒つけたい」とDDTの記念イヤーを主役で終える構えをみせれば、上野は「その未来がすごく楽しみ」と戴冠後の2023年を見据えた。

 年内最後のビッグマッチ・TDC大会が3日後に迫った。メインは王者・樋口に上野が挑戦するKO-D無差別級王座戦。7月に同王座がかけられた「KING OF DDT 2022」を制して初戴冠を果たした樋口は5度目の防衛戦。上野は暮れの「D王 GRAND PRIX 2022」に優勝。新世代対決による頂上決戦となる。

 現在DDT UNIVERSAL王座も保持する上野は勝てばシングル2冠。「2022年、DDTを背負いたいと思い、それに向けて突っ走る中でUNIVERSAL獲って、D王GP優勝することができました」と今年を振り返り、「2022年最後のビッグマッチを行う。そこでKO-D無差別級に挑戦できる。2023年、UNIVERSAL、無差別級のチャンピオンとして、どんな成長できるか。その立場でどう楽しめるか、その未来がすごく楽しみ。勝ちたいと思います」と2023年を見据えてベルト獲りを宣言した。

 迎え撃つ樋口は「上野勇希の強さはよく分かってるつもりです。今回D王で優勝して自分の前に立ってくれる。自分はKO-D無差別級のベルトをかけて、D王覇者・上野に挑戦したいという気持ちです」との構え。今年はDDT25周年イヤーで自身にとって大躍進の一年となった。簡単に頂点の座を譲るつもりはなく「TDCホールでは25周年を締めくくるために、ハッキリとどっちが強いか白黒つけたいと思います」と有終の美を飾る構えをみせた。

 この一戦は史上初のDNA出身対決によるKO-D無差別戦となる。DNAはかつてDDTに存在した新世代を中心としたブランド。しかも上野のデビュー戦の相手が樋口だったという因縁もある。「率直に言わせてもらえれば感慨深いものがある」という樋口だが、「KO-D戦については、あと数日前になって、こうやって上野を目の前にすると、それとは関係なく、DNAは取っ払ってKO-D戦で上野に勝つか負けるか、そこだけ」と今現在の戦いに集中し、勝利するつもりでいる。

 「僕は樋口さんとシングルマッチをして、2016年にデビューしました。デビュー戦の相手とタイトルマッチができるのはすごくうれしく、誇らしく思います。DNAもそうだし、それ以上に僕のデビュー戦の相手は樋口さん以外にいなくて、そこは頑張らないといけないと改めて思える要素」と気を引き締めた上野は5・1横浜武道館大会以来、8ヵ月ぶりとなる挑戦へ向けて「そのときも自信は十分ありました。その後、UNIVERSALのチャンピオンになって、D王で優勝することもできて。実績を重ねたうえでここまで来れてる」と前回との違いを強調。「あのときは気持ちがまず動いて、挑戦させてくれということだったんですけど。今回はD王優勝して、樋口さんは挑戦する気持ちで来るそうですけど、それを受ける気持ちで試合したいと思ってます」と自信満々に言い切ってみせた。

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