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12/28【IGF/巌流島】元大相撲・貴賢神が両国でプロ転向初勝利 ミスターX=アンブリッツを押し出し秒殺

『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』東京・両国国技館(2022年12月28日)
○貴賢神vsジミー・アンブリッツ×

 元大相撲の貴賢神がプロ格闘家に転向後初勝利。ミスターXとして登場したジミー・アンブリッツを押し出しでの秒殺で撃破した。

 安田忠夫推薦枠としての参戦となった貴賢神は大相撲の元幕内。不祥事を起こして廃業し、今年4月に総合格闘家に転身したものの、順調に実績を残す兄・スダリオ剛とは反対にRIZINで2連敗を喫し、苦しい状況に追い込まれている。そんな貴賢神が『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』で対戦したのは謎の強豪ミスターX。かつてアントニオ猪木さんが80年2月に異種格闘技戦で対戦した正体不明のマスクマンをオマージュした形となるが、なにはともあれ貴賢神は相撲の聖地・両国に1年半ぶりに立った。

 ミスターXは赤いマスクに道着姿で入場。選手コール時にマスクを脱ぐと、正体はDREAMなどに出場経験があり、新日本プロレスではプロレスラーとしても活動していたアンブリッツだった。一方、貴賢神のセコンドには安田がつく。

 貴賢神は両国で奮戦。積極的に前に出ると、豪快な押し出しでアンブリッツを吹き飛ばした。再開になってもパンチをまとめて押し込み、2度目の押し出しを奪うと、間髪入れずに3度目の押し出しをもぎ取り、貴賢神の圧勝となった。

 貴賢神が思い出の両国でプロ格闘技転向以来、初勝利。試合後、マイクを持った貴賢神は「年末の忙しいこの時間にご来場してくださり、誠にありがとうございます。猪木さんの追悼のこのイベントに呼んでいただき、本当に光栄です。両国国技館という自分のホームで誇りを持って戦いました。次に猪木軍に星をつなげられてよかったです」と振り返ると、「また来年はRIZINでMMAファイターとしてさらに進化してできるよう頑張っていきます。応援よろしくお願いします」と来年に向けて意気込んだ。

プロ格 情報局