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12/29【DDT】秋山がEXTREME初防衛 トントン相撲で激突も通常ルールでササダンゴ撃破

『NEVER MIND 2022』東京・TOKYO DOME CITY HALL(2022年12月29日)
DDT EXTREME選手権試合 ○秋山準vsスーパー・ササダンゴ・マシン×

 秋山がEXTREME王座初防衛に成功。ササダンゴの難癖により、最初は全体未聞の“トントン相撲"で対戦したが、紆余曲折の末に通常のプロレスルールによる戦いになると、正攻法で勝利した。試合後、次期挑戦者にアントーニオ本多を指名し、1・21横浜大会でのV2戦が決定した。

 秋山は12・4後楽園大会でジョーイ・ジャネラを破り、EXTREME王座初戴冠。その新王者にすぐさま挑戦表明したのがササダンゴだった。ベルトを自分好みの白色に変更した秋山は、条件として減量を提案。127kgだったササダンゴが110kg以下になればササダンゴが決めたルールに、110kgよりも重ければササダンゴにとって最も過酷なPWFルールで戦うことになった。

 大会前に計量が行われたが、ササダンゴの体重は「116.6kg」。規定の体重にまったく届かなかったが、ササダンゴは「今日これから秋山さんとEXTREMEのベルトを懸けて戦うのは12分の1、スーパー・ササダンゴ・マシンのプラモデルです」と強引にアピールし始めると、調印書にも密かにその旨を書き込んでいたことが明らかに。このプラモデルはササダンゴの正体であるマッスル坂井が社長の坂井精機が社運を懸けて制作したもの。体重は「59.0g」で問題なく、試合ルールはササダンゴが決めることになった。

 ササダンゴは秋山の入場前に恒例の煽りパワーポイントへ。苦しいダイエットの過程で、秋山がSNSでの報告を毎日しっかりとチェックし、アドバイスしてくれたことに感謝する。秋山はあくまでダイエットに対しての叱咤激励をSNSで送っていただけだったのが、ササダンゴはプラモデル制作を後押ししてくれていると勝手に解釈し、ついに完成に至ったようだ。

 恩人である秋山に相応しいルールとしてササダンゴが考案したのが「最強のプラスチック製品は俺だ! 秋山準アクリルスタンドvsスーパー・ササダンゴ・マシン・プラモデル 『トントンプロレス無差別級選手権』」。特設リングにアクリルスタンドとプラモデルを置き、土俵を端を叩いて争う、いわゆる“トントン相撲"で対戦しようというのだ。3カウントが入った時点で試合が決着となるルールで、こう着した場合はスタンドから再開する。プラモデルのほうが明らかにアクリルスタンドよりも大きく、ササダンゴが圧倒的有利な状況となった。

 煽りパワポが終了となると、王者の秋山が入場。リング上にテーブルとイスを設置し、実際にトントン相撲で勝負することに。秋山は「俺は何しに来たんだ?」とあ然としたものの、トントン相撲で火花。先に秋山のアクリルスタンドが転倒したものの、ササダンゴのプラモデルはフォールできず、スタンドで再開に。ササダンゴのプラモデルが倒れてしまうと、秋山は我慢しきれずに手を出してしまった。

 ここでササダンゴは「この土台はおかしいと思うんです。こんな土台に支えられて、1人のレスラーとして自立していると言えるんでしょうか? これが秋山さんの考えるプロレスなんでしょうか?」と秋山のアクリルスタンドにいちゃもんをつけて詰め寄った。すると、秋山が「俺のとっておきを出す」とノア旗揚げ時に発売された秋山のフィギュアを投入。ファンが秋山の髪の毛を削り、現在の秋山仕様にしたという特製のものだった。

フィギュアに変えて再試合に突入。ササダンゴは「フォールするのは構造上不可能」と指摘し、倒れたら終わりというルールで争われたが、2つのフィギュアは同体で転倒した。観客は秋山勝利を支持したものの、ブチ切れたササダンゴは秋山のフィギュアを殴りつける。秋山も激怒して、ササダンゴのプラモデルを破壊した。

 ササダンゴは「秋山さん…いや、秋山。あんたは越えちゃいけない一線を越えたみたいだな。4年かけて、社運を懸けて、新潟の金型メーカー坂井精機が真剣に開発してきたプラモデル。それをこんな目にあわせやがって」と激高すると、「秋山さん、あんたこんなことしかできないんですか? ちゃんとプロレスやろうぜ! ちゃんとプロレスやりましょう。俺のこの怒り、通常のプロレスルールでやってやろうじゃないですか」と秋山の言葉をパクりつつ挑発。秋山も受け入れ、通常のプロレスルールで改めて再戦となった。

 ゴングが鳴ると、ササダンゴは怒りのこもったラリアットから垂直落下式リーマンショックを繰り出したものの、冷静な秋山はフロントネックロックで足止めし、ヒザ蹴りを連打。生ヒザ式のランニングニーをぶち込む。そして、急角度のエクスプロイダーで追撃。ササダンゴはフォールを返して意地を見せるも、秋山はリストクラッチ式エクスプロイダーで3カウントを奪った。

 紆余曲折の末、秋山が初防衛に成功。白く染めたEXTREME王座を死守した。次期防衛戦の日程が1・21横浜大会と発表されると、秋山は「戦いたい相手、リングに来い!」とアピールする。すると、大の字になったササダンゴを運びだそうとしていた本多がバランスを崩して秋山の前に立ってしまう。秋山は「今来たろ? アントン来たな。アントンだ!」と本多の意思は関係なく次期挑戦者に指名。防衛戦が電撃決定すると、嫌がる本多と握手を交わした。


☆1/21(土)神奈川・横浜 ラジアントホール『Sweet Dreams!2022 TOUR in YOKOHAMA』16:30開場、17:00開始

▼DDT EXTREME選手権試合 ルール未定
[挑戦者]
アントーニオ本多
vs
秋山準
[第56代王者]
※秋山2度目の防衛戦

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