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12/30【GLEAT】田村&島谷が乱戦制してINFINITY死守 鬼塚は無念のストハー追放

『GLEAT Ver.4』TOKYO DOME CITY HALL(2022年12月30日)
G-INFINITY選手権試合 ○田村ハヤト&チェック島谷vsフラミータ&Yutani&入江茂弘&鬼塚一聖×

 田村&島谷が乱戦を制して、G-INFINITY王座を死守。奮闘しながらも敗れた鬼塚は無念の#STRONGHEARTS追放が決まった。

 11・23後楽園大会ではG-INFINITY王者・田村&島谷に、石田凱士&クワイエット・ストームが挑むタイトルマッチが組まれていたが、石田がストームを裏切って試合をぶち壊しに。石田は新ユニット結成を宣言した。その後、#STRONGHEARTSの鬼塚&入江がG-INFINITY王座挑戦をアピールすると、石田率いる新ユニットメンバーである"BLACK GENERATION"フラミータ&Yutaniも名乗りを上げ、3WAY戦で対戦することに。鬼塚は「ベルト奪取に失敗したら#STRONGHEARTS追放」という条件を受諾。また、フラミータ&Yutaniは反則で失格というルールも設けられた。

 凶器攻撃を封じられたフラミータ&Yutaniだが、同時ノータッチトペコンヒーロを敢行し、正攻法でも存在感を発揮。島谷に華麗な動きで集中攻撃を浴びせる。だが、田村&島谷もガチムチぶりを発揮。田村はダイビングショルダーや両腕ラリアットで相手2チームをナデ斬りにすると、4つのコーナーに追い込み、次々と串刺しラリアットをぶち込んだ。

 後手に回ったストハーコンビだが、鬼塚が相手4人を同じコーナーに押し込むと、入江が串刺しラリアット、キャノンボールを連続発射して見せ場を作る。しかし、入江が場外に転落すると、鬼塚が孤立。王者組は鬼塚に照準を合わせると、島谷のスイング式DDT、連続串刺しラリアットからダブルインパクトの構えに。これをBLACK GENERATIONが阻止。Yutaniが田村に雪崩式フランケンを、フラミータが島谷にスパニッシュフライを決める。だが、ストハーの2人がそこにダイブ攻撃を投下してフォールを防ぎ、試合を五分に戻した。

 BLACK GENERATIONは再びアクセルを踏み、フラミータがケブラーダ、Yutaniがシューティングスターアタックで連続場外ダイブを敢行。鬼塚の照準を絞ると、フラミータは619、ロープを飛び越えての飛びつきDDTと大技を連発する。だが、キン肉バスターは鬼塚が回避。入江の加勢を受けると奮起し、田村相手に鬼塚のフランケン、入江のキャノンボール、鬼塚のスピアーが連続してさく裂。入江は島谷をビーストボンバーで分断した。

 田村の反撃を受けても、鬼塚はフランケンシュタイナーで丸め込んで粘りを発揮。入江とともにYutani&フラミータの介入も防ぐと、田村を担ぎ上げようと試みた。しかし、踏ん張った田村はネックハンギングボム、ラリアットでたたみかけると、すかさず島谷がエプロンからのトペコンヒーロで他の選手を足止めした。ここがチャンスと、田村は一気にジャックハマーへ。一度は鬼塚が丸め込んでも強引に引っこ抜く。鬼塚は意地のキックアウト。田村もこれには呆然としたものの、ハヤトオーケストラ(キン肉バスター)でダメ押しし3カウントを奪った。

 田村&島谷がINFINITY王座死守。敗れて#STRONGHEARTS追放が決まった鬼塚は崩れ落ちる。そんな鬼塚を王者2人は蹴り飛ばしてリングをあとに。入江は鬼塚に声をかけてから先に去っていくと、鬼塚はうなだれながらひとりでバックステージへと消えていった。

 意気消沈した鬼塚だったが、#STRONGHEARTS脱退を潔く受け入れ、「これを気に、ユニット関係なく、どんな選手とでも戦って、そして組んで、プロレスラー・鬼塚一聖としてもう一度再出発します」と視線を前に向けていた。

 一方、ベルトを死守した島谷は「Yutani、フラミータ。今日でまだ借りは返せてねえからよ。あいつらとはまだまだ2023年もバチバチにやりあってみたいな」とフラミータ&Yutaniとの抗争継続を宣言。2023年に決着を持ち越した。


【試合後の田村&島谷】
▼田村「コングラチュレーションだよ、コングラチュレーション。宣言通り、鬼塚を#STRONGHEARTSから俺らが開放してやったぞ。あいつはよ、#STRONGHEARTSにいたら、いつまでも一番下っ端の若手になっちゃうからな。俺らで開放して、あいつが一若手に戻って、どれだけあいつが這い上がってくるか。俺たちは楽しみにしてる」

▼島谷「まあよ、文句があるならいつでも来いよ。でもよ、俺個人的には、いつでもとは言ったけど、鬼塚、お前はまずはたった1人の力でこのGLEATのリングで、ここ(ベルト)までたどり着いてこい。そしたら、もう1回やってやるよ。それとな、Yutani、フラミータ。今日でまだ借りは返せてねえからよ。あいつらとはまだまだ2023年もバチバチにやりあってみたいな」

▼田村「そうだな。がんがんにやり合っていこうぜ」

▼島谷「いいか、最後に俺たちがG-INFINITY、そして俺たちがGLEATだ。よくチェックしとけよ」


【鬼塚の話】「負けてしまいました。すいませんでした。自分の勝手で、初めてこのリスクを懸けたタイトルマッチが決まったけど、結局は負けてしまいました。約束通り、鬼塚一聖は#STRONGHEARTSを脱退します。#STRONGHEARTSにとって、鬼塚一聖はなんだったのか。鬼塚一聖にとって#STRONGHEARTSはなんだったのか、考える必要があります。本当は彼の復帰を僕が#STRONGHEARTSとして待ちたかったですけど、追放、脱退になってしまったので。これを気に、ユニット関係なく、どんな選手とでも戦って、そして組んで、プロレスラー・鬼塚一聖としてもう一度再出発します」

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