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1/3【全日本】論外&カシンがアジアタッグ奪取 論外は電流爆破によるタイトル戦要求、大仁田を指名

『#ajpw新春ジャイアントシリーズ2023』東京・後楽園ホール(2023年1月3日)
アジアタッグ選手権試合 ○NOSAWA論外&ケンドー・カシンvs井上雅央&大森隆男×

 論外&カシンがアジアタッグを奪取。論外は電流爆破マッチによるタイトルマッチを要求し、大仁田厚を相手に指名した。

 この日、アジアタッグ王者・大森&雅央に論外&カシンが挑戦。1・2後楽園大会ではカシンが大森を2度襲撃し、揺さぶりをかけていた。

 先発したカシンは井上のショルダータックルを浴びると場外に転落。リングに戻ると見せかけて、寝たまま回転して反対側のエプロンに移動する奇行を繰り返す。これには和田京平レフェリーが「アジアだぞ」と苦言。身を挺してカシンを止めた。

 ようやく正攻法の試合になると、カシン&論外がクイックタッチを駆使して大森を代わる代わるに攻め立てる。井上が巻き返しに転じるが、ラリアットを狙って左腕をぶん回したところで論外がなかなか立ち上がらず、大幅にスタミナをロスした。

 ならばと復活した大森が反撃へ。ショルダータックルを論外に何度も浴びせると、大森がエルボースマッシュ、井上がサミングを交互に乱射。井上が論外を羽交い締めにすると、大森はアックスボンバーで突っ込む。だが、避けられて痛恨の自爆に。

 なぜか仲間のカシンにカットされてチャンスを逃した論外。それでも動じずに、最後は京平レフェリーの目を盗んでの急所蹴りから首固めで大森を料理した。

 論外&カシンがアジアタッグ王座を強奪。今年2月に引退を控える論外は鈴木みのると第81代王者に君臨して以来、実に13年4ヵ月ぶりの返り咲きとなった。試合後、論外は「次の防衛戦は2m、150kg以上の大きい選手2人か。それが無理だったら、アジアタッグの防衛戦は電流爆破で。大仁田厚としかやらない。その要求が通らないんだったら、俺は防衛戦しないまま引退する」と防衛戦に向けて条件を提示した。

 奇しくもこの日、2・4八王子大会に参戦する大仁田が来場し、同大会での電流爆破を要求していた。「大仁田厚に伝えておいてください。電流爆破だったら、アジアタッグの防衛戦を受けて立つと」と論外。引退の日が近づく中、縁の深い大仁田とのアジアタッグ王座を懸けた電流爆破マッチが浮上した。

【試合後のカシン&論外】
▼カシン「やめろ、本当に」

▼京平レフェリー「こっちのセリフだよ」

▼カシン「反則だろ、こんなの。反則負けだろ、レフェリー」

▼京平レフェリー「お前、勝ってんじゃねえか。なに言ってんだ」

※論外が遅れてやってくると

▼カシン「なにやってんだよ?」

▼論外「いやいや」

▼カシン「なにやってんだよ。こんなの獲ったってどうするんだって」

▼論外「俺、辞めるんですよもう」

▼カシン「どうするんだよ? 全然盛り下がってんじゃねえか?」

▼論外「いや、俺より先に大森隆男が引退したほうがいい。今日引退したほうがいい」

▼カシン「まあ、たしかに。でも、あんなにいつもトレーニング後の写真をアップしてるのに、なんであんな動きが悪い」

▼論外「(ベルトを見て)どうしましょうか?」

▼カシン「どうするんだって」

▼論外「いや、防衛戦やるか、まず全日本プロレスの会社が大丈夫かってところから言いたい。なんで諏訪魔がまた専務に戻ってきてるんだ? それで会社が大丈夫なのかっていうところを。どうですか、先輩? 諏訪魔がまた専務になって全日本プロレスは復活しますかね?」

▼カシン「いや、それはノアも一緒だよね」

▼論外「ノアの話はやめましょう。ノアの話は今日やめてもらっていいですか? まあ、あと昨日、全日本の福田社長が、『全日本プロレスには電流爆破はいらない』、そして、『体が大きい人たちが戦うのが全日本プロレスだ』っておっしゃってたんですけど、じゃあ、なんでジェイクを手放したんだ? 金で引き止めればよかったのに、ジェイクをなんで放出したんだっていうところで」

▼カシン「いや、それはお金がないからじゃない?」

▼論外「お金がないんですか?」

▼カシン「それはノアも一緒だよね」

▼論外「ノアの話をぶっ込むのはやめてください。ベルトを獲ってしまったんで、いいですか、俺が条件突きつけて。次の防衛戦は2m、150kg以上の大きい選手2人か。それが無理だったら、アジアタッグの防衛戦は電流爆破で。大仁田厚としかやらない。その要求が通らないんだったら、俺は防衛戦しないまま引退する」

▼カシン「ちょっと待て。だったら、ノアでやったらいいんじゃないか?」

▼論外「いや、先輩。ノアの話は今日やめてください」

▼カシン「ノアで電流爆破で防衛戦やればいいだろ?」

▼論外「いや、それは絶対ないです。全日本のベルトなんで」

▼カシン「全日本もやらないって言ってるんだろ?」

▼論外「いやいや、まだ答えは聞いてないんで。大仁田厚に伝えておいてください。電流爆破だったら、アジアタッグの防衛戦を受けて立つと」

▼カシン「じゃあ、アジアタッグの防衛戦をノアでも、全日本でも。どこでもやるっていうことで。よし決定。決定です」

※カシンが去っていくと

▼論外「ノアではちょっとあれですけど、昨日の社長のコメントと、諏訪魔が専務に戻って会社がよくなるのかっていうのを聞きたい。新しくするって言って、なんで諏訪魔をまた専務なんだと。大きい選手って誰もいねえじゃねえか。なんでジェイクを手放したんだって。金でも何でもあれして、ジェイクは全日本にいるべきだったんじゃないか。なんでジェイクを手放したのか。たぶん諏訪魔が悪い。で、大森は俺より先に引退したほうがいい。防衛戦はやらないか、先輩が暴走しているけど、『電流爆破なんかいらない』っていう社長の言葉、電流爆破をやってきた人間としてはちょっとカチンと来たというか。プロレスビジネスがわからないヤツが社長やっている会社なんかろくなことにならないから。いや、本当にそれじゃなかったら、持ったまま引退するから。責任なんか取らないから。アジアタッグ防衛戦は電流爆破。最後、大仁田厚とももう1回やりたいなって。今日来てたんですよ。あいさつもねえよって。水くさいって伝えておいてください。そういうことで。ただ会社大丈夫かって」

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