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1/10【全日本】ミヤケンとタクヤが初防衛に絶対の自信「勝つ絵しか見えない」、野村直矢欠席も毒舌連発? 世界タッグ会見

 1・22後楽園大会の世界タッグ選手権試合へ向けた会見が10日、東京・湯島の全日本事務所で行われ、王者・宮原健斗&野村卓矢、挑戦者・青柳優馬が出席。初防衛戦となるミヤケンとタクヤが「ミヤケンとタクヤが勝つ絵しか見えない」(宮原)、「勝利は見えてる」(卓矢)と口をそろえて豪語すれば、会見を欠席した野村直矢は青柳が捏造した可能性が高いながらも、王者組に対して毒舌を連発した。

 最強タッグ覇者・ミヤケンとタクヤは1・2後楽園大会で諏訪魔&KONOを破って世界タッグ王座を奪取。同大会でSAITO BROTHERSとの次期挑戦者決定戦を制してノムヤギとの初防衛戦が決まった。そして二人は1・3後楽園大会で三冠ベルトをかけて互いの全てをぶつけ合う激闘を展開。宮原が「俺らミヤケンとタクヤは最強タッグを制して、世界タッグベルトを獲って、そして三冠戦を経て、今までより一つ二つ三つメチャクチャレベルアップしたチームになってる」とタッグチームとしての進化を口にすれば、卓矢も「ぶっちゃけ三冠戦をするまではミヤケンとタクヤというのは100%ビジネスタッグだったんで。それが三冠戦を経て、多少の友情ではないですけど、そういうものが生まれてるんじゃないかな」と関係性の変化を強調した。

 卓矢は「新生ミヤケンとタクヤ」と表現したが、世界タッグ初防衛戦がその出発点となる。宮原は「もうノムヤギというのは終わったチーム」と言い切り、「1月22日はまた新たなミヤケンとタクヤを世の中の皆さんにお見せできる」と確信。「1月22日は声援がありの大会ですから、ノムヤギにどれだけの期待感があるのかを声で聞きたいですよ。おそらくミヤケンとタクヤへの期待感の方が大きいと思いますよ」と豪語してみせた。もちろんノムヤギ突破は既定路線で卓矢が「僕たちは全力で叩き潰すだけなんで。勝利は見えてる」と言い切れば、宮原も「ミヤケンとタクヤが勝つ絵しか見えない」と口をそろえた。

 対するノムヤギは勝てば世界タッグ初戴冠。2・4八王子大会で三冠王座挑戦を控える青柳は史上最年少5冠王者に君臨するためにも断じて落とせない一戦となる。この日、直矢は会見を欠席。青柳は直矢の等身大パネルを会見場に投入し、LINEで送られてきたという直矢のコメントを代読した。その内容は「22日はノムヤギ旋風が起こる日だ」と予告しているものの、「おい、宮原健斗、お前は5冠王者とかぬかしてやがるが、それは22日までだ。せいぜい5冠王者という響きに浸っていろ」、「ミヤケンとタクヤは22日で最後になる。趣味の悪いミヤケンとタクヤのファンもせいぜい22日まで浸っていやがれ」など、これまで直矢が口にしたこともないような毒を含んだものばかりだった。

 むしろ青柳が発言しそうな物言いばかりで捏造説が浮上した。青柳は動揺をのぞかせながらも「別に僕が付け足したとかではなく、一言一句、間違いなく野村直矢の言葉であると思います」と否定。「野村直矢さんの中身って僕、本当に昔から読めなくてちょいちょい不安なところはあるんですけど、昔から見てる方向は同じだったんで、そのへんは不安は感じてないですね。間違いなくこのベルトは22日、僕らノムヤギの腰に渡ってると思います」と自信満々に言い切った。

 一方で王者組を揺さぶることも忘れない。「何かミヤケンとタクヤっていうタッグチームは非常にしがらみ的なものを感じるんですよ。二人とも組む気はないのに仕方なく組んでいるみたいな」と指摘し、「このベルトはしがらみになってるんじゃないかと僕は思ってるんで、そういったしがらみを取っ払ってあげて二人を自由にしてあげたい。開放してあげたい。なおかつ崇高な世界タッグの価値をノムヤギが、野村直矢と青柳優馬が高めていこう」と恩着せがましくタッグの至宝獲りを通告。写真撮影の際には直矢の等身大パネルで宮原の顔を隠す陰湿ぶりも発揮していた。


【会見の模様】
▼青柳「野村直矢&青柳優馬、合わせてノムヤギの青柳優馬の方です。パートナーが今回、会見の方を欠席となっております。なのでパートナーの方からコメントをLINEでいただいたので、野村さんのコメントを先に読み上げさせていただきたいと思います」

▼直矢「22日はノムヤギが世界タッグチャンピオンになる日。過去、アジアタッグは獲っているけど、世界タッグはまだ。世界タッグのベルトを必ず腰に巻いて、プロレス界イチのタッグチームとなり、ノムヤギ旋風を巻き起こしてみせる。なんて普通のこと言うと思ったか? お前らみたいな理由も意味もなく組んだ中身ペラペラのタッグチームに世界タッグを持たせるわけにはいかないだろう。これは世界タッグへの冒涜だ。おい、宮原健斗、お前は5冠王者とかぬかしてやがるが、それは22日までだ。せいぜい5冠王者という響きに浸っていろ。どうせ会見ではテンプレートな言葉を並べて、二言目には新時代とかなんとか抽象的な話をして、最後に最高ですか?で締めて終わりだろ? いい加減、違う面白いことを言ってみろ。そして野村卓矢、お前、実は俺のファンだろ。似たような名前しやがって。プロレス界の野村と言えば誰だ? この俺、野村直矢だ。野村卓矢は22日で世界タッグ戦線から消えてもらう。それまでせいぜい崇高な世界タッグのベルトを大事に持っておけ。もうこんな機会、二度とないだろうからな。ミヤケンとタクヤは22日で最後になる。趣味の悪いミヤケンとタクヤのファンもせいぜい22日まで浸っていやがれ。22日はノムヤギ旋風が起こる日だ」

▼青柳「と野村さんのコメントです。で、青柳優馬個人としての世界タッグの意気込みといえば、野村さんもコメントの最初の方でおっしゃっていたように、アジアタッグを獲ったことがあります。ただ、世界タッグは獲ったことがありません。そういったノムヤギの歴史を知る人って今、全日本プロレスファンだいぶ少なくなってるんじゃないかなと思います。なので22日を皮切りに何て言いますかね。ノムヤギ復活と今まで言ってきましたけど、22日をスタートにして、ノムヤギ再スタート。新たな気持ちでゼロから始めるということで、まずはそのスタートを切るためにこの世界タッグのベルトを獲りたいと思います」

▼卓矢「大日本プロレスの野村卓矢です。隣にいるミヤケンと三冠戦を経て、新しい、まったく今までのミヤケンとタクヤではなく、新生ミヤケンとタクヤとして最初の防衛戦臨みますんで、向こうも全力で来てくれるだろうし、僕たちは全力で叩き潰すだけなんで。勝利は見えてると思ってるんで頑張りますよ」

▼宮原「5冠王の宮原健斗です。もうこの会見の時点で勝負は決まったようなもんでしょう。野村直矢が会見来てないじゃないですか。そもそもね、ノムヤギというタッグチームを覚えてる人たちはいるんですか? 俺らミヤケンとタクヤは最強タッグを制して、世界タッグベルトを獲って、そして三冠戦を経て、今までより一つ二つ三つメチャクチャレベルアップしたチームになってるんで。もうミヤケンとタクヤが勝つ絵しか見えないですね」

――青柳選手に確認だが、野村選手のコメントは野村選手が発言しそうにない言葉が多々あったが?

▼青柳「いや、あの…何と言いますか。昨日『明日、会見来るんですか?』って連絡したら『行けない』って言われて。理由までは聞いてないんですけど、『じゃあ僕がパートナーとして野村さんのコメント読み上げますんで、何かLINEで送ってくれないですか』と送ったところ、今、僕が申し上げたとおりの言葉が返ってきたわけですよ。別に僕が付け足したとかではなく、一言一句、間違いなく野村直矢の言葉であると思います」

――いたるところに青柳選手の毒が入っているように感じたが、野村選手が青柳選手に影響されているということ?

▼青柳「そりゃ野村さんがいた時期、いなかった時期、お客さんも全日本プロレスの中身もいろいろ変わってるんで。それなのに野村直矢一人だけ変わってないっていうこともおかしいじゃないですか。僕もなんだかんだ言って変わりましたよ。いろいろと。だから野村直矢も変わったんじゃないかなってLINEを見て僕も衝撃を受けましたね」

――二人の意思は一致している? 方向性は同じ?

▼青柳「個人的に野村直矢さんの中身って僕、本当に昔から読めなくてちょいちょい不安なところはあるんですけど、昔から見てる方向は同じだったんで、そのへんは不安は感じてないですね。間違いなくこのベルトは22日、僕らノムヤギの腰に渡ってると思います。そこからさらに全日本プロレスのタッグ戦線、世界タッグ戦線が変わる。宮原健斗の発言を借りると、ゼンニチ新時代というものが始まるんじゃないかなと思っております」

――チャンピオンチームは最強タッグから三冠戦で二人の関係が深まった印象を受けるが、手応え、自信をつかめた?

▼卓矢「そうですね。ぶっちゃけ三冠戦をするまではミヤケンとタクヤというのは100%ビジネスタッグだったんで。それが三冠戦を経て、多少の友情ではないですけど、そういうものが生まれてるんじゃないかなと思いますね」

▼宮原「間違いなく三冠戦の舞台で試合の終盤で張り合ってね、その中で僕の中では今までにない自分を表現できたと思ってるし。そういう部分ではこのタッグチームも1月22日はまた新たなミヤケンとタクヤを世の中の皆さんにお見せできると思いますね」

――直矢選手から「5冠でいられるのも22日まで」と通告されたが?

▼宮原「まだまだミヤケンとタクヤの世界観を、このタッグの世界観を見たい人たちいっぱいいると思うんで。もうノムヤギというのは終わったチームでしょう。申し訳ないけど。1月22日は声援がありの大会ですから、ノムヤギにどれだけの期待感があるのかを声で聞きたいですよ。おそらくミヤケンとタクヤへの期待感の方が大きいと思いますよ」

――昨年暮れにノムヤギを再結成したばかりだがブランクを感じる部分はある?

▼青柳「ブランク的なもの、目に見えたブランクはなかったですね。なので問題はないと思います。いろいろな言葉で着飾っているチャンピオンチームではありますが、はっきり言ってここから左半分、空気重いですよね。皆さんから見て右半分だと思うんですけど、何かミヤケンとタクヤっていうタッグチームは非常にしがらみ的なものを感じるんですよ。二人とも組む気はないのに仕方なく組んでいるみたいな。いろんな偶然とか奇跡とかそういうのが重なって最強タッグ優勝できて、何だったら世界タッグも獲っちゃったみたいな雰囲気が出てるんですよ。もうそういう雰囲気しか感じない。ある意味、対戦相手チームにとってこのベルトはしがらみになってるんじゃないかと僕は思ってるんで、そういったしがらみを取っ払ってあげて二人を自由にしてあげたい。開放してあげたい。なおかつ崇高な世界タッグの価値をノムヤギが、野村直矢と青柳優馬が高めていこう。そんな感じですね」

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