1/21【新日本/NOAH】内藤が拳王熱闘撃破で決勝打、金剛との5番勝負はL・I・Jに凱歌
『WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナ』横浜アリーナ(2022年1月21日)
○内藤哲也vs拳王×
2年連続となった“新日本vsNOAH"対抗戦・横浜アリーナ大会のメインで、内藤が激闘の末に拳王を粉砕。「L・I・Jvs金剛」シングル5番勝負で見事に決勝打を放って、L・I・Jを勝利に導いた内藤は「金剛の皆様、またいつでもこのリングに来てくださいよ。我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンがかまってやるぜ」と呼びかけた。
まずは金剛が新日本・東京ドームに乗り込み、L・I・JがNOAH富士大会に乗り込むなど激しい挑発合戦を繰り広げた両軍。プライドを懸けたシングル5番勝負の行方は、2勝2敗の相譲らずで迎えた大将戦に委ねられた。
両軍ファンの声援を背負って向き合った両雄は、のっけから一進一退の熱戦を展開。中盤すぎには内藤が強烈ビンタやトルネード式DDTで押し込んだものの、拳王も打撃戦に持ち込んで巻き返すと、アンクルホールドに転調、そのままどてっ腹を蹴り飛ばしてから蹴暴を叩き込み、必殺PFSを投下して3カウント…かと思われた。
だが、ギリギリで肩を上げた内藤は、続く拳王の炎輪(ムーンサルト式ダブルニードロップ)を避けるや、スパインバスターで流れをリセット。なおも拳王は浴びせ蹴りとオーバーヘッドキックの打ち合いを蹴暴で制したものの、内藤も続くファルコンアローをデスティーノで切り返す。続けざまにバレンティアで突き刺すや、最後は正調デスティーノにつなげて完璧な3カウントを奪ってみせた。
大将戦で見事に決勝打。悔しげな拳王を見下した内藤は拳を掲げて勝ち誇る。と同時に“グータッチ"を求めるように拳を掲げ続けたが、拳王は応じることなく意地を通した。
マイクを握った内藤は「金剛とのシングル5番勝負は3勝2敗で我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの勝利。拳王選手、そして金剛の皆様、またいつでもこのリングに来てくださいよ。我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンがかまってやるぜ、カブロン!」とうながすと、「ところで今日、横浜アリーナ大会は歓声ありなんですよね? じゃあ、大合唱しましょうよ!」と呼びかけ、観衆とともに盛大な“デ!ハ!ポン"を合唱して見事に横浜アリーナ大会を締めくくってみせた。