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1/21【DDT】秋山が「モノボケデスマッチ」で本多退けEXTREME王座V2 彰人が挑戦表明「僕の提案するルールなら必ず勝てる」

 『Sweet Dreams!2023 TOUR in YOKOHAMA』が21日、神奈川・横浜ラジアントホールで行われ、DDT EXTREME王者・秋山準が「モノボケデスマッチ」でアントーニオ本多を退け、2度目の防衛に成功。2・18名古屋大会での彰人迎撃が決まった。

 この日、秋山がEXTREME王座V2戦で本多を迎え撃った。ルールは本多が希望した「モノボケデスマッチ」。本多が秋山のフォールをカウント2以内で返したり、関節技をロープエスケープした場合、本多にモノボケチャンスが与えられ、そのモノボケによって秋山が3回笑ってしまったら本多の勝利。秋山は本多から3カウントフォール、ギブアップを3回奪ったら勝利となる。

 開始早々、秋山は首投げから強引に固めて3カウントを奪った。リストロックで絞め上げたが、本多がロープに逃れてモノボケチャンスを与えてしまう。本多は『キン肉マン』のアシュラマンのいでたちとなったが、秋山は笑わず。場外戦に持ち込んで鉄柱攻撃を敢行し、リングに戻ると足関節攻撃で圧倒した。

 負けじと本多がバイオニックエルボーなどで反撃するものの、秋山はエクスプロイダーで2度目のピンフォールを奪ってリーチをかけた。勝負に出た秋山は再びエクスプロイダーを決めたが、本多は2カウントでキックアウト。なおも押さえ込んだものの、ことごとく返した本多が3回のモノボケチャンスをゲットした。3回目で笑わせられた秋山だったが、エクスプロイダーで逆襲。フロント・ネックロックで絞め上げて3ポイント目となるギブアップを奪って勝利を決めた。

 秋山が異色ルールで本多を返り討ちにし、EXTREME王座V2を果たした。試合後、元王者でもある彰人が現れ、「EXTREMEの代表格な選手、スーパー・ササダンゴ・マシン選手、アントーニオ本多と防衛しましたよね。僕もそのベルトで一時代築いてるんです。次は僕と僕なりのEXTREMEなルールで挑戦受けてくれますか?」と挑戦を表明。秋山も受諾し、2・18名古屋大会での王座戦が決まった。

 「昔からリング上で笑うなと言われてたんで。笑わないようにしましたけど、アシュラマンはヤバかった。笑かそうとされるものは笑わないと思う。突然のことには笑うかもしれないけど。さすがに(ラッシャー)木村さんとか笑ってたけど。メチャメチャ面白かったから。笑いも鍛えられてるから。俺のほうが有利だったな。(本多とは)普通に試合やった方がよかったかもしれない」と振り返った秋山。彰人とのV3戦へ向けて「ルールをどうするのかまだ分からないけど、普通にやるのか。楽しみにしてます」と意気込んだ。

 一方、5度目の戴冠を狙う彰人はすでにルール案も出来上がっているようで「僕なりの世界観を秋山さんに叩きつけたい。秋山さんとなら、これをやりたいというルールが一つある」とキッパリ。「プロレスで秋山さんに勝てる自信なんて、これっぽっちもない。EXTREMEは無限に可能性広がってるし、僕の提案するルールなら必ず勝てる」と秋山攻略に自信をみせていた。


【本多の話】「最初のアシュラマンを返されて組み立てがまずかった。最初に凝った大技を繰り出したことが、もうちょっとプロレス的に考えて、モノボケ運びをすればよかった。モノボケもそうですが、“戦った"という感じの今夜です。頭の先からつま先まですべての細胞をもって戦ったという感覚。負けてしまったけど幸せだ!」

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