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1/21【DDT】樋口が最後のKO-D前哨戦制す 火野迎撃へ宣言「全身全霊でぶつかってぶち破る」

 『Sweet Dreams!2023 TOUR in YOKOHAMA』が21日、神奈川・横浜ラジアントホールで行われ、1・29後楽園大会で火野裕士を迎え撃つKO-D無差別級王者・樋口和貞が最後の前哨戦に快勝。「全身全霊でぶつかって、ぶち破りたい」とベルト死守を誓った。

 1・29後楽園大会のKO-D無差別級王座を争う王者・樋口と挑戦者・火野。最後の前哨戦が組まれたこの日、公開調印式が第3試合終了後に行われた。火野が「自分がベルトに挑戦すると決めたのは樋口、お前がチャンピオン獲ったから。2人にしかできひん凄い試合を、ヘビー級の凄さをこの団体の選手、お客さんみんなに見せつけてやるような試合をやろうや」と呼びかければ、樋口は「強いヘビー級の火野裕士と戦って、火野裕士と樋口和貞にしかできない、重い2人のぶつかり合いを見せたうえでハッキリ白黒つけたい」と呼応。すると火野は「自分がこのベルト獲って、DDTにはちょっと薄いけど実は素晴らしいヘビー級が揃ってる。DDTのヘビー級の凄さ、まだまだあると思う」とし、「ベルト獲ってヘビーのトップになって“DDTのヘビーは凄い"という風になったらいいんちゃうの」と戴冠後の青写真を披露した。

 ここまで前哨戦は1・13新宿、1・14仙台と2度行われ、いずれも火野が制していた。この日の最後の前哨戦では樋口がクリス・ブルックス&石田有輝、火野が納谷幸男&岡谷英樹とそれぞれ組んで対戦した。

 昨年11月5日、同じ会場(横浜ラジアントホール)で行われた両者によるD王GP公式戦は壮絶なチョップ合戦の末、30分時間切れ引き分けに終わっている。この日も両者は一歩もひるむことなく激しいチョップのラリーを展開。15分過ぎにはヘッドバットを打ち合った。終盤、樋口がぶちかましからのラリアットで火野を場外に叩き落とすと、クリスがトペを敢行して分断。最後は樋口がブレーンクロー・スラムで岡谷から3カウントを奪った。

 最後の前哨戦を制した樋口は「火野裕士! 1月29日、白黒つけましょうや。自分の全身全霊をもってベルトを守りたいと思っております。火野裕士と男と男の勝負をしたい」とアピール。バックステージでも「あとはやるだけ。呼応するわけじゃないけど、DNA生まれ、DDT育ちのヘビー級のプロレスラーとして、火野裕士に全身全霊でぶつかって、ぶち破りたいと思いました」と力を込めた。

 一方、火野は敗戦に終わったとはいえ「前哨戦、ええ感じでいってたけど、今日はガッツリいかれたね。でも、あれくらい来られたほうが、タイトルマッチが楽しみ」と高揚。「どんどんあいつも強気でぶつかってきたらええ。最後のヘッドバット、場外に落とされたラリアット、効いたね」と樋口の歯応えを噛み締めつつ、「29日、絶対にワシが勝つ」と王座獲りを宣言していた。

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