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3/10【スターダム】壮麗がレディ・C返り討ちでフューチャーV3 吏南迎撃へ「本気で獲りに来い」

東京・後楽園ホール(2023年3月10日)
フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 ○壮麗亜美vsレディ・C×

 壮麗がレディ・Cを返り討ちにしてフューチャー王座V3。次期挑戦者の吏南に「私がこのフューチャーのベルトを持って、気に入らないって言うんだったら、しっかり本気で獲りに来いよ」と通告した。

 ここまで2度の防衛を果たしたフューチャー王者の壮麗に、タッグリーグやTRIANGLE DERBYで経験を積んだレディ・Cが挑戦表明。約1年ぶり3度目の挑戦を果たした。

 壮麗が逆エビ固めで自分のペースに持ち込む。逆水平合戦からレディ・Cの反撃を許し、フロントハイキックにも被弾するが、ダブルチョップから再び攻勢に。アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げ、そのままコーナーに固定すると、串刺しボディアタックを浴びせた。

 引かないレディ・Cはコブラツイストに捕獲。ローリングクレイドルに移行してどよめきを誘う。たまらず壮麗がエプロンに退避すると、レディ・Cは後頭部だけ場外に出た状態で固定。そこにニードロップを落とした。さらに、得意のチョークスラムもさく裂する。壮麗が沈まないとみるや、ジャイアントバックブリーカーに固めた。

 しかし、耐えた壮麗はショートレンジラリアットで逆転。エルボー合戦はレディ・Cが競り勝ったものの、壮麗は不意を突くブルーサンダーで追い討ちをかける。レディ・Cが丸め込みで逆転を狙ったものの、肩を上げた壮麗はフライングラリアットをズバリ。最後は雷の如く(変型ファイヤーサンダー)でレディ・Cを仕留めた。

 壮麗がフューチャー王座V3に成功。試合後、レディ・Cと握手を交わした。そこに第1試合で挑戦者決定3WAY戦を制した吏南が登場。「おい、壮麗亜美、次のそのフューチャーのベルトの挑戦者はこの吏南様だ!」と改めてアピールした。さらに「今日も勝ったし、前回の代々木も吏南が勝ってるから文句ねえよな? っていうか、お前がフューチャーのベルトを持ってて、まったく面白くねえんだよ。バーカ! フューチャーはもっと若手で争って注目されるべきベルトだから、この吏南様が巻いて、もっとフューチャー戦線盛り上げていきます」と断言し、壮麗に向かって「クソババア」と罵声を浴びせた。

 その言葉を受けて壮麗は「まず次期挑戦者、私は吏南が一番最初に噛みついてきてくれた時から吏南とやりたいとずっと思ってたから、もちろん大歓迎です」と歓迎したものの、「でも、クソババアね…。私もそんな風に言われる歳になったんですか。でもな、お前もすぐクソババアになるんだよ」と言い返すと、「私がこのフューチャーのベルトを持って、気に入らないって言うんだったら、しっかり本気で獲りに来いよ」と挑発した。

 吏南は「お願いします」と握手を求めるが、当然のようにスカし、唾を吐きかけてからリングをあとに。壮麗は「次のフューチャーの防衛戦、吏南に決定。私も気合い入れて、フューチャーのベルト8月まで守り抜きたいと思います」と防衛を誓った。

 バックステージではレディ・Cに「もう1回みたいなことを言ってたけど、私、このベルトを8月までしか持っていられないので。もし、もう1回挑戦してきたいのであれば、それまでに来てください」とメッセージを送った壮麗。「やっと吏南と防衛戦ができるけど、あいつは一番最初に食いついてきたから、たぶん本当に本当にこのフューチャーのベルトが獲りたいんだと思う。いや、みんなそうなんだけど。私も気を引き締めて、次の防衛戦に備えていこうと思います」と気持ちを新たにしていた。


【壮麗の話】「フューチャーのベルト3度目の防衛戦、レディ・Cから防衛成功しました。レディ・Cが『ただの力試しじゃない』と言ってたのは本当だったなと、この試合を通じてしっかり感じました。そして、もう1回みたいなことを言ってたけど、私、このベルトを8月までしか持っていられないので。もし、もう1回挑戦してきたいのであれば、それまでに来てください。そして、次の防衛戦は吏南。私はもう待ちに待ってました。やっと吏南と防衛戦ができるけど、あいつは一番最初に食いついてきたから、たぶん本当に本当にこのフューチャーのベルトが獲りたいんだと思う。いや、みんなそうなんだけど。私も気を引き締めて、次の防衛戦に備えていこうと思います。ありがとうございました」

【レディ・Cの話】「壮麗亜美とのフューチャー戦、全部出し切ったけど、勝てませんでした…。絶対に私は壮麗亜美からあのフューチャーのベルトを獲る。それまで必ず持っていてほしい。壮麗がベルトを保持できるのが8月。そして、ひめかさんの引退が4月。あと、私の父親との約束の3年が11月。時間がない。けど、前に進むしかないから、私は必ずフューチャーのベルトを巻きます。それまでどうか、そのまま応援お願いします。ありがとうございました」

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