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3/10【スターダム】7Uppがゴッデス完勝V2、優宇が琉悪夏を圧殺 MIRAI&壮麗と激突へ

東京・後楽園ホール(2023年3月10日)
ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 ○優宇&高橋奈七永vs刀羅ナツコ&琉悪夏×

 7Uppがゴッデス王座完勝V2。4・23横浜アリーナ大会でMIRAI&壮麗を迎撃することが決定的となった。

 昨年末の両国大会でゴッデス王座を戴冠した"7Upp"奈七永&優宇は、2・4大阪大会で舞華&ひめかを破ってV1に成功。試合後、昨年12月のタッグリーグ決勝で敗れた雪辱と4・23横浜アリーナ大会での防衛戦を狙って刀羅&琉悪夏が挑戦表明。後楽園大会のメインでタイトル戦が組まれた。

 序盤からパワーファイター4人による激しい肉弾戦に。優宇の圧倒的な肉体が目を引いたものの、刀羅はその巨体をぶん投げて聖地をどよめかせた。奈七永と琉悪夏はラリアット合戦、ビンタ合戦で火花を散らした。

 琉悪夏は好機を掴んで冷凍庫爆弾を投下するも、奈七永が避けて自爆を誘う。逆に奈七永が冷蔵庫爆弾を落とすが、琉悪夏はヒザを立てて撃墜。奈七永に照準を合わせた大江戸隊コンビは串刺し攻撃を連発すると、琉悪夏がリバーススプラッシュを落とした。

 急行した優宇がフライングボディアタックで2人を押し潰すと、息を吹き返した奈七永は「クゾガキ!」と低空延髄斬りを琉悪夏にぶち込む。7Uppが完全に主導権を握ると、琉悪夏に合体技ナナモモダイバーを狙った。

 しかし、大江戸隊のセコンドがレフェリーの注意を引きつけているスキに琉悪夏がボックスを、刀羅が鉄パイプを持ち込み、7Uppを痛打。琉悪夏はボックスを優宇に乗せておいての冷凍庫爆弾を投下した。

 奈七永が急行すると、優宇のキャノンボールが火を吹くが、引かない琉悪夏は優宇のパワーボム狙いをリバース。大江戸隊のセコンドが奈七永を分断する中、琉悪夏は巨体の優宇をフィッシャーマンで投げて「ルアカ」コールを巻き起こした。低空フライングボディアタックを連発すると、刀羅と琉悪夏は揃ってコーナーに上がり、連続ダイブの構えに入った。

 しかし、刀羅のスワントーンボムが自爆に終わり、コーナーに孤立した琉悪夏を奈七永が雪崩式ブレーンバスターでぶん投げる。優宇のリバーススプラッシュ、7Uppのナナモモダイバーが連続して火を吹いた。刀羅が飛び込んでも奈七永が冷蔵庫爆弾で足止め。すかさず優宇がダイビングボディプレスを落として琉悪夏を圧殺した。

 7Uppがゴッデス王座V2に成功。スターダムファンからも歓声を浴びると、奈七永は「いい歓声だよ、スターダムのファンの皆さん。ずいぶん7Uppファンも増えたんじゃなかろうか」と満足げ。「パッション」コールも発生した。

 奈七永は「後楽園ホールのメインでこうやってベルトを防衛することができて。我々はこのまま4月23日横浜アリーナに向かいたいと思いますが、よろしいでしょうか?」と次なる防衛戦の舞台を改めて横浜アリーナ大会に指定。刀羅&琉悪夏を「なかなかいいパッションだった」と称えつつ、「そして次、我々に挑戦してくるパッションのあるチームはどこかな?」と問いかけた。

 すると、MIRAIと壮麗が登場。MIRAIは「皆さん、お忘れかも知れませんが、タッグリーグ、自分たち引き分けなんですよ。その続き、しませんか? 横浜アリーナで自分と壮麗亜美の挑戦、魂込めて受けていただけますよね?」とタッグリーグでの引き分けを強調しつつ挑戦をアピール。壮麗も「そのゴッデスのベルトをMIRAIと一緒に巻きたい。ずっとずっとずっと思ってきました。でも私たちはすでに3度挑戦して、その3度とも手が届かなかった。この4度目の挑戦も手が届かなかったら先がないことはわかってます。でも私たち2人でそのゴッデスのベルトを巻きたい。4・23横浜アリーナで私たちとのそのベルトを懸けて試合してもらえませんか?」と迫った。

 優宇は「長くねえ? みんな思ってたでしょ? ギュッと言え、ギュッと。こっちは試合してたんだからさ」と不快感をあらわにしながらも受諾を意思表示。奈七永は「パッションのあるタッグチーム、募集してますが、いないでしょうか?」と他の挑戦チームを募った。

 奈七永が「パッション!」、MIRAIが「魂です!」と互いに連呼して押し問答。壮麗が「私たちと試合するのが怖いんですか?」と挑発すると、優宇は表情を一変させて「パッション、パッションって半年前からずっと言ってるから。パッションの厚みが違えんだよ。お前たちにいいことを言ってやるよ。魂込めて、横浜アリーナで高橋奈七永と優宇がパッション注入してやるよ」と断言。紆余曲折の末、両チームによるタイトルマッチが決定的となった。


【試合後の奈七永&優宇】
▼奈七永「勝ったぞ!」

▼優宇「おっしゃい! どんなもんじゃい」

▼奈七永「ありがとう! 2度目の防衛成功。ということで、ありがとう。新冷凍庫?」

▼優宇「新冷凍庫、見てました?」

▼奈七永「たぶん見間違えじゃなければ、ボックスを置いただけの冷凍庫?」

▼優宇「はい。これ、やる人違えてんだろ! あんだけ冷蔵庫と冷凍庫の抗争してんだったら、私じゃなく奈七永にやれよ!」

▼奈七永「いやいやいや。だからウィ・アー・チーム」

▼優宇「だけど私、その抗争関係ないじゃんさ」

▼奈七永「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」

▼優宇「確かに。痛かった、マジで。ここ最近食らった技の中でホントにマジで何か出ると思った。一番やばかったですね」

▼奈七永「おぉ。数々のいろんなやってる中でもBMI2000、あれは凄いパッション感じたよ。タッグリーグの最終戦がBMI2000で、初めて当たって勢いにビックリして、凄い試合だったっていう声をたくさんもらって。でも普段の彼女たちを知らないからそうなの?みたいな。あんなBMI2000見たことないとかいう声ももらったけど、秘めてるもんあんでしょ。何でもっと出してこない? 出さない? 出しゃあいいじゃん、もっともっと自分で」

▼優宇「みんな出してもらわないと出せないんだよ、奈七永に。みんなさ、そうやって要所要所で奈七永にパッション注入されてるかもしれないけど、私この半年間、パッション注入され続けてんだよ。強くならないわけねえだろうがよ!」

▼奈七永「何でそんな迷惑そうに言ってんだよ?」

▼優宇「そんなことない。そんなことないよ」

▼奈七永「パッションを愛で広げていくんだよ。そうだよ、パッションはお客さんの気持ちを変えるから。それを半年間で、特に今日この後楽園ホールっていう聖地であんだけの歓声をもらって、半年前じゃホントに想像できないような光景が広がってたのが確かだと思います」

▼優宇「プロレスって最高だなって思うし、こうやって後楽園のメインに立ったことは最高だった。間違いなく」

▼奈七永「あとさ、1個。この試合とまた違うことなんだけどさ、月山が本当に消えてるんだけどさ」

▼優宇「今日、何か見ないなと」

▼奈七永「いないんだよね」

▼優宇「何か亀になってましたよ。あいつついに亀になりました」

▼奈七永「大丈夫かな。それも気になりつつ、あと次、横浜アリーナにチャンピオンとしてたどり着けるであろう我々。最高な会場で最高の試合をして、まだまだ7Upp続けて、もっと最高な景色、見ていきましょうよ」

▼優宇「横浜アリーナよりもっと大きい会場に奈七永といくぞ!」

▼奈七永「いくぞ! パッション!」

▼優宇「パッショーン!」

▼奈七永「いいパッション」

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