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3/21【新日本】ヘナーレが鷹木に“三種勝利"の過酷ルール戦提案 オーカーンは内藤に英国王座挑戦を要求

『NEW JAPAN CUP 2023』新潟・アオーレ長岡(2023年3月21日)
○内藤哲也&鷹木信悟vsアーロン・ヘナーレ&グレート-O-カーン×

 KOPW挑戦が決定的となっているヘナーレが3種の勝利が必要となる過酷ルール戦、その名も『アルティメット・トライアド・マッチ』を提案。オーカーンは内藤にRPWブリティッシュヘビー級挑戦を要求した。

 ヘナーレは3・10甲府大会で行われたNEW JAPAN CUP(NJC)1回戦でKOPW保持者の鷹木に勝利して挑戦表明。保持者と挑戦者によるルール提案が可能なKOPWだが、前哨戦も含めて連敗を喫している鷹木は「2度も負けてる。むしろこちらが挑戦者。どんなルールでも構わない。そっちで決めろ」と潔くルール設定すらヘナーレに委ねていた。

 NJC最終戦となったこの日の長岡大会でもタッグマッチで対決。真っ向からの打撃戦で激しい火花を散らし、試合が終わっても場外で徹底的にゴツゴツと頭突きを打ち合った。

 そしてバックステージではヘナーレが鷹木のもとに乗り込んで、早速ルールを提案。「アルティメット・トライアド・マッチ(Ultimate Triad Match) ピンフォール、タップアウト、ダウンカウント(でのKO) 3つすべて取った方が勝者だ」という3種の勝利が必要となる過酷ルール戦を示した。

 鷹木も「ノー・プロブレム。おい新日本プロレス、聞いてるか?とんでもないルールになった」と承諾。ヘナーレも「1時間であろうと2時間であろうと問題ない」と鉄人マッチに自信をみせた。

 一方でオーカーンは内藤と激しく火花。エリミネーターを丸め込みで切り返されて3カウントを奪われたが、試合後にはそのままアイアンクローやチョーク攻撃で内藤を大の字にし、ブリティッシュヘビーのベルトを見せつけた。

 オーカーンは「このベルトを持つことがどれだけ光栄なことか、わかってんのか? みんな余とオスプレイを二流だというが違う。テメェら何流か教えてやろうか? 五流なんだよ、バカ野郎! このベルトを獲れねぇヤツがよ、なんか欲しがってたな…内藤、このベルト、あさってすぐ、イギリス行って、当然防衛してテメェとやってやるよ」と挑発。現地時間26日に行われる英国RPWロンドン大会でリッキー・ナイトの挑戦を受けることが決まっているオーカーンだが、その先の挑戦者に内藤を指名した。


【内藤の話】「今年の『NEW JAPAN CUP』は、大きな変化があったけど、でも逆に我々LOS INGOBERBNABLES de JAPONの結束力は強まったかな。とりあえず今日のセミファイナルにて行われるIWGPジュニアヘビー級選手権試合、高橋ヒロムに勝ってもらって、そしていい形で、この『NWA JAPAN CUP』を終えたいですね。近いうち鷹木もヘナーレとKOPW(のタイトルマッチ)があるんでしょ? 俺も負けてらんないな。きっと今日、試合のないBUSHIも、そしてメキシコにいるティタンも同じ気持ちだろう。これからもどんどん高め合って、そして、さらに輝くユニットにしていこうぜ。このLOS INGOBERNABLES de JAPONっていうユニットをね。あと今日、オーカーンが自分の持ってるベルト、俺に見せびらかしてたね。でも残念ながら俺、オーカーンの持ってるベルトには興味ないや。もし獲ったとしたら、獲ったとしても思いっきり放り投げてやるぜ、カブロン!」


【試合後の鷹木、ヘナーレ】
▼鷹木「いや、ヘナーレすごいよ。あいつの勢いは本物だ。ホント俺は眠れる獅子を起こしてしまった。ルールはお前に任せるなんて言ったけど、ちょっと後悔してるぜ。だが! 男に二言はねぇ。どんなルールでも! やってやるよ。なあ、ヘナーレ」

▼ヘナーレ「ヘイヘイヘイヘイ(と言いながら割り込んでくる)。お前のルールでやりたいか? お前がこのバトルのルールを決めたいのか?」

▼鷹木「(英語で)アイデアは浮かんだか?」

▼ヘナーレ「俺がわかっていることは、このツアーで俺はお前を2回倒したということだ。勝利へのピンフォール2回! 考えがある。ジーニアス(天才的)なアイデアだ! 簡潔にもいけたんだがな。シンプルに“ストリート・ファイト“。(それとも)ナックルファイトか? ノー、ノー。そういうファイトのためにこの国に来たんじゃない。お前を2度倒した。そして3度倒してやる! 1日にな」

▼鷹木「(英語で) 1日でか? 1試合でか?」

▼ヘナーレ「1日で、ひとつの試合でだ。そこで俺は3回倒してやる」

▼鷹木「(英語で)いいアイデアだ。言ってくれ、プリーズ」

▼ヘナーレ「知りたいか? “Ultimate Triad Match"だ!」

▼鷹木「アルティメット? トライ……?」

▼ヘナーレ「Triad、3つの要素のことだ……。知りたいか?」

▼鷹木「アッド? プリーズ」

▼ヘナーレ「(指を折りながら)ピンフォール」

▼鷹木「ピンフォール」

▼ヘナーレ「サブミッション」

▼鷹木「サブミッション……タップアウトだな」

▼ヘナーレ「ダウンカウント」

▼鷹木「オーケー、オーケー。2ポイント(先取した方が勝ちってことだな)?」

▼ヘナーレ「ノーノーノーノー! ファースト、オール・スリー(先に三つとも取った方が勝ちだ)」

▼鷹木「オール・スリー?」

▼ヘナーレ「3つすべて取った方が勝者だ。ピンフォール、タップアウト、ダウンカウント。そして勝者がそのベルトをいただく」

▼鷹木「(一瞬の沈黙ののち)オーケー。アイ、シー(わかった)。エニシング、ノー・プロブレム(俺はどんなルールでも問題ないと言った)。おい、新日本プロレス、聞いてるか? とんでもないルールになった。このルールだったら、たっぷりとメインイベントで時間もらわないとな」

▼ヘナーレ「時間は問題ない」

▼鷹木「(英語で) 1時間であろうと2時間であろうと問題ない」

▼ヘナーレ「初めてのことだが、俺は恐れていない。怖くはないぞ」

▼鷹木「(英語で)お前、これまで 1時間の闘いをしたことあるか? それともないのか?」

▼ヘナーレ「ない。でも、お前を倒すのに1時間も必要ない。1時間以内に倒してやる」

▼鷹木「オーケー、いいよ。もう 1度ルールを言ってみろよ。(英語で)Ultimate……」

▼ヘナーレ「“Ultimate Triad Match"だ! お前が気にしないならオフィスに話しておく。説明しておくさ。問題ないさ、タカギ。そのベルトは俺がいただく!」

▼鷹木「まぁ俺が言うことは一つだけだ。おい、新日本プロレス! どこの会場でも構わねぇ。メインイベントで! このKOPWのタイトルマッチ組んでくれ」


【オーカーンの話】「(終始、怒りの表情を崩さず)クソッ! クソッ! 何が“逆転の内藤"だ、バカ野郎! てめぇよりな、結果出して、てめぇより追い込まれてんのは、この余なんだよ! いつまでも逆転できねぇでいるあの老いぼれは! 一つだけ言っとく。これは鷹木にも言えんだけどよ……(肩にかけているベルトを何度も叩きながら)このベルトを持つことが、どれだけ光栄なことか、わかってんのか? おい。これまでの新日本でおい、これ持ってるヤツ、みんな余とオスプレイを二流だ(と言いやがって)。余とオスプレイは(二流とは)違う。そして、てめぇら何流か教えてやろうか。五流なんだよ、バカ野郎! このベルトを獲れねぇヤツがよ、なんか欲しがってたな、内藤。このベルト。あさってすぐ、イギリス行って、これ当然防衛して、てめぇとやってやるよ」

【ヘナーレの話】「俺の好きなやり方だ、タカギ。これが俺の好きなやり方だ。それが、俺がこの国に来た理由だ。お前のようなヤツ、ストロング・スタイルのレジェンド! 日本の闘志! 俺の初めてのチャンピオンシップに名誉を与えてくれた。皆がお前が言ったこと、『ヘナーレが選んだ方法で良い』と言ったことを目撃したんだ。俺はずっと考え続けている。簡潔な方法でいくか? ストレートに拳の闘い。シンプルに……ストリート・ファイト……(とつぶやくように言い残して去っていく)」

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