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3/25【スターダム】さくらあやがデビュー 玉砕もジュリアがエール「ここからが始まり」

『FIBREPLEX presents NEW BLOOD Premium』神奈川・横浜武道館(2023年3月25日)
○ジュリアvsさくらあや×

 新人のさくらあやがデビュー。ワールド王者・ジュリアに得意の蹴りを活かして真っ向から挑んだものの、玉砕に終わった。あえてグロリアスドライバーで新人を葬ったジュリアは「ここからが始まりだから」とエールを送った。

 さくらは1996年9月13日生まれ、兵庫県神戸市出身。身長158cm、体重52kg。空手の経験がある。練習生のお披露目となった2・17後楽園大会で、大胆にも「私のデビュー戦の相手をジュリア選手お願いします」とデビュー戦の相手にワールド王者・ジュリアを指名。「私とシングルするなんて100年早いんだよ」と反応したジュリアだったが、新人時代のあだ名が同じ「グロちゃん」だったこともあり、最終的に受諾。注目のデビュー戦が実現した。

 先に赤いベルトを腰に巻いたジュリアが入場すると、続いてさくらが爽やかな入場テーマ曲に乗り、笑顔で入場ゲートから登場。リングに上がると、四方の客席に向かって深々と頭を下げた。選手コール時には足を高々と振り上げると、自ら「お願いします」と求めてジュリアと握手した。

 ロックアップやリストの取り合いなど基本的な動きで試合はスタート。さくらは必死にジュリアに食らいつく。「来いよ」と両手を広げるジュリアにドロップキックを連打。観客の声援を浴びると、懸命にエルボーを連発した

 しかし、余裕の表情で受け止めたジュリアは強烈なエルボー一撃でねじ伏せる。さくらが「上げるぞ」とブレーンバスターを狙ってもジュリアは余裕タップリに逆にボディスラムで投げ捨てた。そして、新人を仕留めるべく逆エビ固めに捕らえる。

 体勢が崩れたことに救われたさくらは、絶叫しながらジュリアの足にしがみついて、なりふり構わず抵抗。コーナー上のジュリアにハイキックをぶち込み、豪快に投げ捨てると、ドロップキックから「上げるぞ」と絶叫し、なんとかボディスラムを決めた。さらに、ハイキックやトラースキックを見舞ってジュリアを蹴り倒し、どよめきを誘う。さらに、首固めやスクールボーイも連発。ジュリアにカウンターのハイキックをぶち込んで、場内を沸かした。

 しかし、余力を残すジュリアはロケットキックで鎮圧。「デビューおめでとう」の雄叫びからグロリアスドライバーで突き刺してさくらを沈めた。

 潜在能力の高さを見せつけたさくらだったが、終わってみれば玉砕。それでもジュリアはさくらの頑張りを称えると、肩を貸して花道を下がっていった。

 2人揃ってコメントを発表。「なんかいっぱい名前を呼ばれて、嬉しくて。何も知らない世界で、本当に初めて…」と感激した様子のさくらは「凄く痛くて、本当に泣いちゃいました」と試合を振り返った。

 それを聞いたジュリアは「さくらちゃんがどれだけプロレスをやっていくかはわからないけど、まあ、ここからが始まりだから。プロレス大好きになれるように頑張って」とエール。その上で「ちょっと噂によると、あれなんでしょ? コスチュームとか、誰かに似てるんだよなと思ったんだけど、アイドルが好きなんだって。だから、私とはきっと組むことはねえな」と今後の共闘は否定した。

 一方、さくらは「私、坊主にしたことあります。なんで、ジュリアさんともご縁があると思います」とアピールしつつも、「全部お試しで入らせてもらって」と大胆にも各ユニットへのお試し加入を希望した。

【試合後のジュリア、さくら】
※並んでコメントを発表

▼ジュリア「ああ、どうぞ」

▼さくら「失礼します…」

▼ジュリア「お疲れ様です。ありがとうございました」

▼さくら「ありがとうございました」

▼ジュリア「プロレスラー1年生。どうだった?」

▼さくら「(感極まった表情で)なんかいっぱい名前を呼ばれて、嬉しくて。何も知らない世界で、本当に初めて…」

▼ジュリア「大丈夫? 声入ってますか?」

▼さくら「凄く痛くて、本当に泣いちゃいました」

▼ジュリア「まあでも、まあまあまあまあ、これからですよ。もともとオーディションは映画だよね。プロレスなんか全然やろうと思ってないところに入ってきて。実際にやってみて、さくらちゃんがどれだけプロレスをやっていくかはわからないけど、まあ、ここからが始まりだから。プロレス大好きになれるように頑張って」

▼さくら「はい。頑張ります」

▼ジュリア「じゃあ、また。ありがとうございました。私からは、期待している子だから。ただね、ちょっと噂によると、あれなんでしょ? コスチュームとか誰かに似てるんだよなと思ったんだけど、アイドルが好きなんだって。だから、私とはきっと組むことはねえな。バイバイ」

※ジュリアが去ろうとすると

▼さくら「待ってください。私、坊主にしたことあります」

▼ジュリア「なんで?」

▼さくら「役で。なんで、ジュリアさんともご縁があると思います」

▼ジュリア「それはどういうこと? DDMに入りたいってこと? どっち? (さくらが無言になると)なんだよ!? 入りたいんじゃねえのかよ! アイドルだもんね」

▼さくら「全部お試しで入らせてもらって」

▼ジュリア「お試しで? スゲぇなこいつ! お試しとかなかったからね、私の時は。まあまあ、いいんじゃないですか。いろいろお試しでいったほうがいいですよ。まだ若いから。いろんな人とね、付き合っていって、そのうちにいい男見つけるみたいなね。そういうことだよね。じゃあ、いろいろ試して、つまみ食いして頑張って」

▼さくら「ありがとうございます」

▼ジュリア「バイバイ。アリベデルチ。またな」

▼さくら「ありがとうございました」

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