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3/25【スターダム】最長身・HANAKOがデビュー戦で大奮闘 ひめかからJPコースターを継承

『FIBREPLEX presents NEW BLOOD Premium』神奈川・横浜武道館(2023年3月25日)
○ひめか&舞華vsレディ・C&HANAKO×

 HANAKOがデビュー戦で大奮闘。ひめかのJPコースターに沈んだものの、先輩の必殺技を継承することになった。

 HANAKOは2000年9月14日生まれ、京都府京都市出身。身長181cm、体重75kg。学生プロレスの経験があり、レディ・Cの身長177cmを超え、団体最高身長となる。デビュー戦ではレディ・Cとの長身コンビで、Donna del Mondoの舞華&ひめかと対戦。HANAKOはこれまで舞華に指導を受けることが多く、記者会見ではDonna del Mondoに勧誘されていた。

 先輩たちと並んでも高身長ぶりが目を引くHANAKOだが、のっけから先輩2人の猛攻を浴びて守勢を余儀なくされる。それでもレディ・Cのゲキを受けると、舞華にエルボーを乱射。競り合いを制して舞華をブレーンバスターで投げてみせた。レディ・Cが巻き返して、ひめかをコブラツイストに固めると、HANAKOは舞華をアルゼンチンバックブリーカーで分断してどよめきを誘う。

 再びリングに入ったHANAKOは引退前のひめかと互角のショルダータックル合戦を展開。豪快なフロントハイキックを見舞うと、レディ・Cとのダブルフロントハイキックもさく裂する。さらにエルボーを乱射。あえてひめかは正面から受け止めると、エルボー一撃でねじ伏せた。

 HANAKOは引かずに食らいつき、ショルダータックルやフロントハイキックでひめかを黙らせると、レディ・Cとのダブルチョークスラムで勝機を掴むが、舞華がカットイン。ならばとHANAKOはデスバレーボムからアルゼンチンを仕掛けたものの、飛び込んだ舞華がラリアットで鎮圧。ひめかは舞華とのサンドイッチラリアットで試合を立て直すと、こん身のラリアットをズバリ。HANAKOはフォールを返したものの、ひめかは逆片エビ固めに捕らえる。ロープに逃れて意地を見せたHANAKOだったが、粘りはここまで。舞華と連続して串刺し延髄ラリアットを放つと、最後はひめかがJPコースターでHANAKOを葬った。

 奮闘したもののHANAKOがごう沈。デビュー戦は敗北に終わったが、HANAKOは「なんかいろんな感情がいっぱいで、ちょっとよくわからないんですけど…。レディさんと一緒に舞ひめの2人相手に戦えて、まず楽しかったです」と涙ぐみながらも充実感をあらわにした。

 引退間近のひめかもHANAKOのデビュー戦から感じるものがあったようで、バックステージで期待の新人に「HANAKOが良ければだけど、JPコースター、今日HANAKOから獲った技、使わない? 私が引退したあと」と提案。HANAKOが「使いたいです」と返答し、必殺技を継承することに。ひめかは「デカいっていうのは本当に素晴らしいことだから。常に上を向いて。レディ・Cもデカい素晴らしさに誇りを持って、これからデカい選手として、スターダムを盛り上げて」と激励した。

【試合後の舞華&ひめか、レディ・C&HANAKO】
※レディ・CとHANAKOが先にコメントスペースに現れると

▼レディ・C「HANAKOデビュー戦、どうだった?」

▼HANAKO「なんかいろんな感情がいっぱいで、ちょっとよくわからないんですけど…。(涙ぐみながら)レディさんと一緒に舞ひめの2人相手に戦えて、まず楽しかったですし」

▼レディ・C「楽しかった?」

▼HANAKO「はい。1個1個全部の技がキツくてキツくて。ちょっと心折れそうになったりもしたんですけど、でもどうしても勝ちたいという気持ちがあったんで。無事終わったんだなと思います」

▼レディ・C「正直、私はHANAKOに日本現役女子最長身を奪われるっていうのに、凄いモヤモヤとしてたんですけど、一緒に戦って、さすが日本現役女子最長身の新人だなっていうのを凄く感じました。デビュー戦でひめかさんをタックルで倒したり、舞華さんをブレーンバスターで引っこ抜いたり、かなりパワーがあるんじゃないでしょうか。これからもっともっとたくさん試合をして、一緒に強くなっていこう」

▼HANAKO「はい。ありがとうございます」

※ここで舞華とひめかが姿を現すと、

▼ひめか「1個言いたいことがある。アルゼンチン使ってるよね。今日使ったよね?」

▼HANAKO「はい」

▼ひめか「HANAKOが良ければだけど、JPコースター、今日HANAKOから獲った技、使わない? 私が引退したあと」

▼HANAKO「使いたいです」

▼ひめか「使うからには、デカいっていうのは本当に素晴らしいことだから。常に上を向いて。レディ・Cもデカい素晴らしさに誇りを持って、これからデカい選手として、スターダムを盛り上げて」

▼HANAKO「はい」

▼ひめか「ありがとう」

▼HANAKO「ありがとうございました」

※レディ・CとHANAKOが去っていくと

▼ひめか「舞ひめ初のNEW BLOOD。そして、スターダム生え抜き初のデビュー戦の相手。どうだった?」

▼舞華「私も初NEW BLOODだし、初めてデビュー戦の相手になったので。私がデビューした時と比べてしまう部分が多々あって。HANAKOは181cmということで、凄く大きな選手だし、ひめかも凄くたぶん期待しているし、私もHANAKOの練習を見てたので。ただ、今日の試合に関してはまだまだ全然。練習の成果も出てないところもあったし。厳しめで言うと、本当に21点ぐらい。まだまだ。でも、その21点というのは凄く伸びしろを考えての21点だから。HANAKOには本当にもっと胸張って、もっと大きく、私たちの期待を裏切らないで、これから戦ってほしいなと思います」

▼ひめか「DDMに入ったらいいね」

▼舞華「どうなんだろう?」

▼ひめか「どうなんだろう? でも、大きいところのポジションが空くわけじゃん? 私が辞めたら。いいんじゃない? まだ早い?」

▼舞華「でも、勝ったら考えを入れておけって記者会見の時に言ったし」

▼ひめか「だから、きっといい方向に考えが進めば、DDMとしても嬉しいよね。そんな感じ」

▼舞華「HANAKOならウェルカムだよ」

▼ひめか「レディはいらない」

▼舞華「レディはいらない」

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