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3/25【スターダム】天咲完敗も「全て出し切れた」 朱里は猛ゲキ「無理を覆してみろ」

『FIBREPLEX presents NEW BLOOD Premium』神奈川・横浜武道館(2023年3月25日)
超新星5番勝負・第3戦 ○朱里vs天咲光由×

 天咲が朱里に完敗を喫したものの奮闘。「全て出し切れた」と振り返った。一方、朱里も天咲の頑張りを認めたうえで「無理を覆してみろ」と猛ゲキを飛ばした。

 昨年7月から始まった天咲の超新星5番勝負。ここまでジュリア、中野たむに挑んで叩き潰されてきたが、3戦目は前ワールド王者・朱里の胸を借りた。

 ゴングを待たずに奇襲を仕掛けた天咲は果敢にエルボーを乱射。ドロップキックも連発するが、朱里は倒れず、余裕の試合運びで主導権を握る。朱里がビンタを放つと、天咲も負けじとビンタでお返し。朱里は動じず、ヒザ蹴りや馬乗りになってのビンタ連打で圧倒した。気持ちで負けてなるものかと天咲も馬乗りになってビンタを返すが、朱里はサッカーボールキックなど厳しい攻撃を連発して鎮圧する。天咲はスペースローリングエルボーを放つなど反撃を試みるが、一方的な展開が続いた。

 天咲は低空ドロップキックからのヒザ十字固めで決死の反撃。ロープに固定しての低空ドロップキック、スイング式DDTと持てる技をフル活用して攻め立てる。朱里のサソリ固めに捕まり、ダイビング延髄ギロチンにも被弾するが、必死に耐え続けると、ランニングローキックを食らってもギリギリでキックアウト。投げ捨てジャーマンで引っこ抜かれても即座に立ち上がると、足かけ式DDTから再びヒザ十字固めに絡め取った。

 朱里がなんとかロープに逃れても、天咲は天聖(変型ペティグリー)で追い討ち。雄叫びを上げながらエルボーを乱れ打つ。バズソーキックを間一髪で回避して丸め込むと、天橋立(変型エビ固め)で押さえ込み、あわや3カウントの場面を生み出した。

 しかし、しのいだ朱里はランニングニーから再び攻勢に。ふらつきながらも天咲はエルボーを放っていく。朱里が「天咲来いよ!」と吠えると、猛連打で呼応。それを受け止めた朱里はカウンターのハイキックを放つと、ギリギリで肩を上げた天咲をスリーパーに捕獲。そのまま絞め上げて勝利を決めた。

 レフェリーストップ負けを喫した天咲だったが、「私の練習生から今までの全てを出し切れたんじゃないかなと思います」と気持ちは前向き。「朱里さんと試合できたっていうのは、これからの私の大きな糧になりますし、これからこの経験をもとにスターダムのテッペンに立てるよう全力で頑張ります」と決意を吐露した。

 一方、朱里は「デビュー戦から私は生で見てたので、今日は成長を肌で感じることができて、凄く凄く嬉しかったです」と天咲を評価。そのうえで「高橋奈七永戦の時に天咲は『1年でこのスターダムのトップになる』と言ったんですよ。面白いこと言うな、こいつと思って。でも、今のままだと無理だよ、天咲。この無理って思われていることを覆してみろよ。言ったからには1年でトップに登り詰めてみろよ」と猛ゲキを飛ばした。

【朱里の話】「天咲光由5番勝負の3番目。天咲光由はデビューして約1年。デビュー戦から私は生で見てたので、今日は成長を肌で感じることができて、凄く凄く嬉しかったです。天咲は凄く注目されてデビューしたので、いろいろ悩んだりとか、悔しい思いとかしてきたんじゃないかなって私は思ってます。乗り越えて今があると思うし、高橋奈七永戦の時に天咲は『1年でこのスターダムのトップになる』と言ったんですよ。面白いこと言うな、こいつと思って。でも、今のままだと無理だよ、天咲。この無理って思われていることを覆してみろよ。言ったからには1年でトップに登り詰めてみろよ。期待してるよ、天咲」

【天咲の話】「朱里さんとの5番勝負3戦目。私の練習生から今までの全てを出し切れたんじゃないかなと思います。朱里さんと試合できたっていうのは、これからの私の大きな糧になりますし、これからこの経験をもとにスターダムのテッペンに立てるよう全力で頑張ります」

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