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3/25【スターダム】キッド&KARMAが初代NBタッグ王者に デビュー直後のHANAKOがレディ・Cと挑戦表明

『FIBREPLEX presents NEW BLOOD Premium』神奈川・横浜武道館(2023年3月25日)
初代NEW BLOODタッグ王座決定トーナメント決勝戦 ○スターライト・キッド&カルマvs稲葉ともか&MIRAI×

 キッド&KARMAがMIRAI&稲葉を破り、初代NEW BLOODタッグ王者に。試合後、今大会でデビューしたばかりのHANAKOがレディ・Cとともに挑戦表明をぶち上げた。

 若手選手と他団体の新戦力を中心にした特別興行「NEW BLOOD」。8チーム参加で行われたNEW BLOODタッグ王座決定トーナメント決勝戦は、God's EyeのMIRAI&稲葉とキッド&KARMAによって争われた。KARMAは梅咲遥の化身となる怪奇派レスラーだ。

 試合は決勝戦らしい接戦に。稲葉が得意の蹴りで前に出れば、キッドは足攻めで応戦。負けじと稲葉も師匠TAKAみちのくばりのヘッドロックで絞め上げて、一進一退の攻防が続く。キッドがお株を奪う掌底連打でたたみかければ、稲葉もホイップ式ニールキックからみちのくドライバーIIで突き刺した。

 あとを受けたMIRAIは変型カナディアンバックブリーカー、バックフリップなどパワフルな大技でキッドに猛攻。しかし、KARMAが横やりを入れて、相手チームを両腕ランニングネックブリーカー、低空ドロップキックで場外に排除すると、キッドがケブラーダを敢行して試合を立て直す。2人は同時に旋回式ダイビングボディプレスを落とした。

 God's Eyeコンビはこれを避けて自爆を誘うと、合体ニーアッパーから再び攻勢。MIRAIはラリアットからミラマーレショックの体勢に。間一髪で不時着したキッドはMIRAIをフランケンで丸め込んで反攻。KARMAと稲葉もリングに飛び込み、4選手が大の字に。

 息を吹き返したキッドはフィッシャーマンスクリュー、ムーンサルトプレスと大技ラッシュ。粘るMIRAIはグラウンドに引きずり込んでミラマーレに持ち込んでギブアップを迫ると、今度はミラマーレをフェイントにした押さえ込みも仕掛けるが、KARMAがギリギリでカットイン。キッドとKARMAは合体裏投げでMIRAIに大ダメージを与えると、最後はキッドがスタースープレックスで投げて3カウントを奪った。

 キッド&KARMAがNEW BLOODタッグ王座を奪取。マイクを持ったキッドは「SLK&KARMAが初代NEW BLOODタッグチャンピオンだ! これからこのベルトをKARMAと持って、NEW BLOODをさらにさらに支配していってやるからよ」と雄叫び。KARMAは「これが当然の結果だ。貴様ら、残念だったな」と勝ち誇った。

 すると、ここでレディ・CとHANAKOが登場。今大会でデビューしたばかりのHANAKOの登場に場内はどよめく。レディ・Cは「今日デビューしたHANAKO、そしてレディ・C、日本現役女子レスラー最長身のタッグ…」とマイクでアピールすると、HANAKOは「そのベルトを私たちに挑戦させてください。どうでしょうか」と吠えた。

 キッドは「今日デビューした新人? 負けたタッグが挑戦表明だ? いい度胸してんじゃねえか。こんなありえない挑戦表明。デビュー戦で負けたヤツが挑戦できるこのベルト。まあ、NEW BLOODだから、それも実現できちゃう。それがこのベルトの存在意義だよな」と前向きに受け止めながらも、「チャンスを与えてやっても…考えとくわ」と明言は避けた。

【キッドの話】「このベルト、ここにやって来ちゃったよ。やって来ちゃったよ。まあ、余裕の…決勝は余裕といかなかったかな。でもさ、このベルトがここにあって、当たり前の結果がつまんねえと思っているヤツら、多少なりともいるんだろ。でも、これがNEW BLOODの現状なんだよ。NEW BLOODに出ているヤツら、これでいいの? NEW BLOODは何のための大会なの? うちらのこの余裕っぷりをぶっ壊してくれるヤツらが挑戦してきてくれたらいいなって思ってるけど。さっそく今日出てきたHANAKO。レディ・Cを含め、負けたタッグチームが挑戦表明してきたわけだけど、まあ、それもこのNEW BLOODだからこそできる挑戦表明だと思うし、ここでしかお見せできないカードだと思う。なんだったら、NEW BLOODに出ているヤツら…高橋奈七永だって、誰かパートナー連れて挑戦してきたっていいんだよ。まあ、そんなこんなで、次の防衛戦は考えといてやるけど、ベルトを獲ったからさ、うちらのタッグチーム名も発表しようかなって。うちらのタッグはNEW BLOOD限定のタッグチームということで、NEW BLOODから名前をちょっとお借りして、BLOODY FATE…血まみれの運命、ていうタッグチームでこのベルトを持って、もっとNEW BLOODを支配してやろうと思うからさ。これから初代NEW BLOODタッグチャンピオンチームのBLOODY FATEをどうぞよろしくお願いします。SLK、初代の冠2つ目いただきました」

【レディ・C&HANAKOの話】
▼レディ・C「NEW BLOODタッグのベルト、挑戦表明をさせてもらいました。HANAKOはデビュー戦が終わったばっかなんだけど、私は一緒にHANAKOとタッグを組んでみて、HANAKOとだったら、日本現役女子プロレスラー最長身タッグだったら、もっともっと大きい未来を描けるんじゃないかなと凄く可能性を感じました。どうだった?」

▼HANAKO「レディさんは凄く頼もしくて。最長身なので、もっともっとこれからも成長して、日本一の女子のタッグになりたいです」

▼レディ・C「相手がかなりくせ者なんですけど、私たちのデカさとパワーで圧倒します」

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