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4/9【DDT】“15歳の高校生プロレスラー"夢虹が再出発初戦で善戦も上野に完敗

 『April Fool 2023』が9日、東京・後楽園ホールで行われ、マスクマンのエル・ユニコーンから素顔になった15歳の高校生プロレスラー・夢虹(ゆに)が再出発の初戦で上野勇希を相手に善戦したものの完敗に終わった。

 夢虹はキッズレスラー「ゆに」として8歳でデビュー。中学入学とともにDDTの10代プロジェクト「DDTeeeen!!」に参加。エル・ユニコーンとして活躍した。「DDTeeeen!!」卒業を機に素顔になることを決断。リングネームを本名の夢虹に改名し、これまで指導を受けてきた上野に挑んだ。

 いきなり飛びつき式コルバタを決めた夢虹は、上野が場外で強烈なボディスラムを決めても、トップロープから場外めがけてラ・ケブラーダを発射。スワンダイブ式ミサイルキック、側転エルボーと攻め立てた。上野の逆エビ固めに捕まっても逃れ、RKO、ドロップキックと攻勢を続けたが、上野がドロップキックで返り討ち。最後はBMEを決めて3カウントを奪った。

 再出発の初戦で夢虹が奮闘むなしく上野に完敗。「マスクを脱いで初めての試合で上野さんと戦えてうれしいです。悔しいし、痛いし、しんどいけど、すごく楽しかった。今まで練習を見てきてもらったので、教わったこと、学んだことを上野さんにぶつけました」と充実感とともに振り返った。次戦は4・15新宿大会。平田一喜との一騎打ちが組まれており、「昔いっぱい戦った選手で。昔の自分とは違うし、もっと強くなったと思うので。平田さんをぶちのめせるように頑張ります」と意気込んでいた。


【上野の話】「夢虹が高校生になって、イルシオン、ガンプロの宗ちゃん(中村宗達)。DDTに出た若者はみんな未来たっぷりで。でも僕も未来たっぷりですんで負けてられない。ゆに、ユニコーン、夢虹の才能とともに移りゆくのは早いですけど。僕は高校2年でプロレスを知って、踏ん張って頑張って今こんな感じです。人生、遠回りはないんで。いろんなことを模索してほしい。未来は若者だけのものじゃなくて、僕のものなんで。(KING OF DDT)トーナメントありますね。土井(成樹)さんと組まれて、やり返したかったんです。DDTの未来は僕がもってますんで。優勝して、無差別獲って、僕が明るくしたいですね」

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