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4/13【NOAH】中嶋が“戦慄ビンタ"解禁で王者ジェイク一撃KO「俺の領域に踏み込む? まだまだだ」 GHCヘビー調印式

 4・16仙台大会のGHCヘビー級選手権試合「(王者)ジェイク・リーvs中嶋勝彦(挑戦者)」に向けた調印式が13日、都内ホテルで開かれ、中嶋が“戦慄のビンタ"を解禁。王者ジェイクが会見場で一撃KOされる屈辱を味わった。

 3日後に迫った仙台決戦へ互いにスーツ姿で調印式。前哨戦ではジェイクが落差を生かした攻撃や拷問コブラで中嶋を押し込んだが、最終前哨戦では中嶋も右ハイキック一撃でジェイクをKO。どちらも“狂気の笑み"を浮かべ合い、「一瞬で唐突に終わる」緊張感をはらむ展開が続いた。

 調印式では中嶋が「みんな騙されてんじゃねえか? チャンピオン、ジェイク・リー、NOAH所属じゃないぞ。外敵だぞ。試合のときに子供にサインしたり、いい風に見せてるだけで、ずる賢いヤツだ」と指摘したものの、ジェイクも「もうちょっと俺に騙された方がいいんじゃないかな? そっちの方がもっともっと楽しくなるはずだぞ」とサラリと返答。「俺が本物のNOAHを見せてやる」との中嶋発言にも「今、巻いてるのは俺だ。じゃあ俺がNOAHだろ?」と悠然と答えてみせた。

 “NOAHで闘いたい相手"に中嶋の名を真っ先に挙げていたジェイクにとっても渡りに船。一撃で試合を終わらせる中嶋の“危うさ"に当初から興味津々だっただけに、「多くの選手はたぶん尊敬の念以上に恐怖の念を抱いている。それはなぜか? 何をしてくるか分からないからだ。シチュエーションだのなんだの、そんなの一発でぶっ壊しちゃうんだぜ。そしたらよ、誰が受け切る? 誰が受け止める? じゃあ俺がチャンピオンとして今回、受け止めてやるよ」と改めて言ってのけた。

 これを受けて中嶋は「俺の世界に踏み込む…みたいなことまで言ってるけど、まだまだ、これっぽっちもないよ」と危険な笑みで一蹴。そして写真撮影の段では強烈な“論より証拠"を提示してみせた。

 “格上"を強調するかのように、視線を合わせようとしないジェイクに中嶋が歩み寄ると、ジェイクはベルトを高々と掲げて見下した。「よく磨いとけ」という中嶋に、「お前の顔で磨いてやるよ」とジェイクがベルトをなすりつけたところで中嶋は猛烈なビンタ一閃。一撃でKO状態となった王者を、危険な笑みでみやってから姿を消した。

 かつて会見場で小峠篤司を、リング上はDDT遠藤哲哉をKOして物議を醸した“戦慄ビンタ"を中嶋が王座戦直前で解禁した形。一撃の緊張感と狂気の笑みがキーワードとなりそうな仙台決戦は、調印式を経てさらに危険の度を深めた。

【会見の模様】
▼中嶋「意気込み? 意気込みも何もNOAHの崇高なるGHCヘビーのベルトが外敵に渡ったんだぞ。取り戻すしかねえだろ。あとな、みんな騙されてんじゃねえか? チャンピオン、ジェイク・リー、NOAH所属じゃないぞ。外敵だぞ。試合のときに子供にサインしたり、いい風に見せてるだけで、ずる賢いヤツだ。こないだの試合でもさ、俺、ギブアップしてないのにレフェリー止めやがって。NOAHのジュニアをGLGに入れて、レフェリーまでも入れてんのか? 早く来てほしいよ、仙台。俺の手がね、うずいてんのよ。今ここでやってもいいけど、神聖な場所だから。4・16仙台、楽しみにしていてくれ。金剛の中嶋勝彦、俺が取り戻す。以上だ」

▼ジェイク「皆さん、こんばんは。GLGのジェイク・リーです。今回、初防衛ということもあって、緊張だ、不安だっていうのは特にはない。やることはNOAHのチャンピンとして、GHCのチャンピオンとして、中嶋勝彦をしっかりと受け止めること、その上で勝つこと。それだけだ」

――前哨戦を終えてのお互いの印象は?

▼中嶋「選手としてはもちろん素晴らしいと思いますよ。でかいし、マスクもいいんでしょ。もう一回言うけど、騙されるなよ。外敵から獲られたとき、誰が行く? 俺しかいねえだろ」

▼ジェイク「言わずもがな、それは見てるあなたたちが一番よくわかってるはずだろ。受け止めてる方なんてもっとわかるさ。ただな、もうちょっと俺に騙された方がいいんじゃないかな? そういう言い方をするのであれば。そっちの方がもっともっと楽しくなるはずだぞ」

――参戦当初からやりたい相手として、いの一番に中嶋選手の名前を挙げていたが、それがチャンピオンシップで実現するシチュエーションについては?

▼ジェイク「俺がなぜそれを言い続けたか。まずそれからだよな。多くの選手はたぶん尊敬の念以上に恐怖の念を抱いている。それはなぜか? 何をしてくるかわからないからだ。ここにいる人たちもそれをみんな感じてるんじゃないのか? シチュエーションだのなんだの、そんなの一発でぶっ壊しちゃうんだぜ。そしたらよ、誰が受け切る? 誰が受け止める? じゃあ俺がチャンピオンとして今回、受け止めてやるよ」

――今の言葉を聞いて思うところはある?

▼中嶋「受け止める? うーん、なんか彼はさ、俺の領域っていうの? 俺の世界っていうの? いろいろ言ってて、踏み込むみたいなことまで言ってるけど、まだまだ、これっぽっちもないよ。感覚としてはまだ…俺の世界には入ってない。きっと仙台で踏み込むんだろうね。俺は存分に扉を開けて挑戦者として受け止めますよ」

――挑戦表明時には中嶋選手から「俺が本物のNOAHを見せてやる」と言われたが?

▼ジェイク「今、巻いてるのは俺だ。じゃあ俺がNOAHだろ?」

――前哨戦を通じて互いに苦しむ相手を狂った笑顔で見下し合う展開が続いたが、ジェイク選手が「どちらが狂えるか」をテーマに挙げていることについて見解は?

▼中嶋「自分で狂った覚えはないね」

――GHCヘビーのベルトへの思い入れを改めて

▼中嶋「一言、俺がNOAHだ」

※フォトセッション時、ジェイクは目を合わせず、中嶋が迫る

▼ジェイク「これが欲しいんだろ?」

※ジェイクがベルトを見せつけると

▼中嶋「しっかり磨いとけ」

▼ジェイク「お前の顔で磨いてやるよ」

※とベルトを中島の顔面になすりつける。二人が離れたところで中嶋がビンタでKO。倒れ込むジェイクを眼下に中嶋が狂気の笑みでポーズを決めてから立ち去る

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