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4/14【スターダム】AZMがハイスピードV11 丸め込み合戦制して鹿島返り討ち

『スターダム後楽園大会』
後楽園ホール(2023年4月14日)
ハイスピード選手権試合 ○スターライト・キッドvs鹿島沙希×

 AZMが丸め込み合戦を制して鹿島を返り討ちにし、ハイスピード王座V11を果たした。

 AZMは3・4代々木大会でスターライト・キッドを破り、ハイスピード王座V10。7年ぶりに同王座の最多防衛記録を更新した。そんな盤石の王者に挑むのが大江戸隊の鹿島。2・4大阪大会で行われた「ベルト挑戦権争奪浪花ルーレットシングル勝ち抜き戦」を制し、ハイスピード王座に狙いを定めた形で、シンデレラトーナメントでも朱里を下す波乱を巻き起こしている。互いに秒殺を予告して試合に臨んだ。

 ゴングが鳴ると鹿島は「秒殺など一際せず正々堂々やりたいと思います」と宣言し、握手を求める。AZMが応じた瞬間、いきなり起死回生で丸め込んだが、AZMはギリギリでキックアウトした。その後も激しい丸め込み合戦で火花。距離ができると、場内は大きな拍手に包まれた。

 AZMは「チャンピオンからもどうぞよろしくお願いします」と逆に握手を要請。鹿島は「するわけねえだろ!」と蹴り飛ばすが、読んだAZMは投げ捨てジャーマンにつなげた。負けじと鹿島もスキを突いて丸め込んでいくと、場外戦になってもロープに飛び乗っての反転式プランチャを発射。ダイビングフットスタンプ、旋回式ペティグリーと大技でたたみかける。

 互いにハイキックを狙い合うと、再び仕掛けたAZMはあずみ寿司で勝負に出るが、鹿島はギリギリでキックアウト。逆にトラースキックからマイ・エンブレムを狙う。読んだAZMがまたまた丸め込むもカウント2止まりになるが、鹿島の起死回生もやはりカウント3にはつながらない。止まらずに互いに裏をかいて丸め込みを狙い合ったものの、最後はAZMがあずみ寿司連発で接戦をものにした。

 AZMが丸め込み合戦を制してハイスピード王座V11を果たした。試合後、鹿島はAZMの手を掲げて勝利を祝福。握手を求めた直後に顔面を蹴り上げにかかる。避けたAZMはハイキックを放つが、鹿島も間一髪で回避。脱兎の如くリングを去っていった。

 鹿島とのやり取りでトロフィーが壊れてしまったが、なにはともあれ、AZMが最多防衛記録を更新。「鹿島沙希の手のひらの上で転がされている感じが凄くして。圧勝なんだけど、ちょっと腑に落ちない感じがするかな。またやってあげてもいいよ」と鹿島との再戦も視野に入れていた。

【AZMの話】「トロフィーが壊れた…。無事11度目の防衛に成功しました! やった! まあ、勝ったんだけど、鹿島沙希の手のひらの上で転がされている感じが凄くして。圧勝なんだけど、ちょっと腑に落ちない感じがするかな。またやってあげてもいいよ。そして、なんか駿河メイちゃんがなんかチャンピオンじゃない私には興味ないみたいな言い方をされたけど、ちゃんとベルトを持って帰ってきたから、私とちゃんとタッグ組んでください」

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