4/14【スターダム】キッドが悩める向後に大谷翔平ばり通告 「STARSに憧れているうちは勝てねえ」
『スターダム後楽園大会』
後楽園ホール(2023年4月14日)
イリミネーションマッチ ○スターライト・キッド&刀羅ナツコ&渡辺桃&琉悪夏&吏南&フキゲンです★vs岩谷麻優&葉月&コグマ&羽南&飯田沙耶&向後桃×
キッドが悩める向後に向けてプロ野球選手の大谷翔平ばりに「憧れはやめましょう」と通告。「このSLKはハッキリと教えてやるよ。お前がSTARSやSTARSの選手に憧れているうちは勝てねえってことをな」と言い切った。
STARSの一員として奮闘しながらもなかなか結果が出ずに伸び悩んでいる向後。これまでに岩谷や葉月から厳しい言葉を受けることもあったが、今宵は大江戸隊のキッドにバッサリと斬り捨てられてしまった。
この日、大江戸隊とSTARSは6対6のイリミネーションマッチで激突。大江戸隊が奇襲を仕掛けて得意の乱戦に持ち込んだものの、STARSも4・23横浜アリーナ大会でIWGP女子王者のメルセデス・モネに挑戦する岩谷を中心に躍動。試合は接戦になった。
選手が次々と脱落。岩谷&葉月と刀羅&桃がエプロンでオーバー・ザ・トップロープを狙い合うと、リングに残ったキッドと向後が場外に蹴落として、4人が脱落。試合はキッドと向後の一騎打ち状態に。
2人は619合戦で火花。向後はスワインダイブ式ミサイルキックを皮切りにトラースキックなどを連発すると、絶叫しながらエルボーを乱射する。だが、大江戸隊はレフェリーの注意を引き離すと、リングになだれ込み、バットや鉄パイプを持ち込んで向後を暴行。最後はキッドが黒虎天罰で向後を沈めた。
キッドが暴走ファイトで奮闘した向後を粉砕。またも結果が残せなかった向後は肩を落とすばかりだった。キッドはマイクを持ち、「史上初6対6のイリミネーションマッチ、大江戸隊が勝ちました!」と叫ぶと、向後に視線を向け、「おい、向後桃。お前は今誰からも勝てやしねえんだ。憧れはやめましょう……って大谷翔平がWBCの決勝前に言ってたっけなあ」と通告した。
日本中を沸かした先月のワールド・ベースボール・クラシック。アメリカとの決勝戦を前に、チームのリーダー的存在だった大谷翔平は侍ジャパンに向けて「憧れはやめましょう」とゲキを飛ばした。それを受けて日本代表は奮起し、14年ぶりの優勝を成し遂げた。
その言葉を引用して向後に厳しい言葉を投げかけたキッドは、さらに「だから今、このSLKはハッキリと教えてやるよ。お前がSTARSやSTARSの選手に憧れているうちは勝てねえってことをな。その小さな脳味噌でよく考えろ、ボケ」とバッサリと斬り捨てた。
バックステージでも「私もSTARSにいた身だし、岩谷麻優に憧れていた身でもあった。けど、今は大江戸隊にいる。私からのこの言葉は重く受け止めたほうがいいのではないでしょうかね」と語ったキッド。一方、向後はコメントスペースに現れたものの、うつむくばかりで無言で控え室へ。
キッドの言葉はゲキとも罵声とも勧誘とも取れるが、向後の現状をしっかりと言い当てているのは確か。向後は憧れを捨て、侍ジャパンのような劇的勝利を掴むことができるのだろうか。
【キッドの話】「私もSTARSにいた身だし、岩谷麻優に憧れていた身でもあった。けど、今は大江戸隊にいる。私からのこの言葉は重く受け止めたほうがいいのではないでしょうかね。そろそろいい加減さ、プロレスラーとしての覚悟を持てばっていうお話と、私はプロ意識のないヤツや低いヤツは大嫌いなんだよ」