4/15【スターダム】朱里が顔面蹴りで小波蹴殺 橋本千紘戦へ「パワーもらった」

『CINDERELLA TOURNAMENT 2023〜優勝決定戦〜』東京・国立代々木競技場 第二体育館(2023年4月15日)
○朱里vs小波×

　朱里が顔面蹴りで小波を蹴殺。橋本千紘戦に向けて「小波からメチャクチャパワーをもらいました。今日の試合で自分自身、さらに覚醒できたと思ってます」と自信を深めた。

　朱里は4・23横浜アリーナ大会で橋本との一騎打ちを控えている。しかし、シンデレラトーナメントでは伏兵・鹿島沙希に不覚。そんな朱里に活を入れるべく元盟友で現在は不定期参戦している小波が「UWFルールみたくバチバチな試合を私としませんか?」と提案。朱里は「橋本に勝つパワーを注入してもらおうと思います」と受諾し、2人のシングルマッチが実現した。

　ゴング直後から緊張感溢れる打撃戦でせめぎ合うと、意地になってサッカーボールキックも打ち合う。場外戦になると、小波が圧倒し、「そんなんで橋本に勝てるのか?」と挑発。その後も鋭いミドルキックを連続してたたき込んだ。

　小波がビンタを放つと、朱里も表情を変えて打ち返し、激しいラリーに発展。朱里が左右の連打でたたみかけるが、小波もカウンターのハイキックで抵抗する。ジャーマン合戦に発展し、両者大の字となった。

　小波がトライアングルランサー、朱里が白虎(変型マフラーホールド)を狙い合って、ポジションが二転三転。距離ができた直後に小波は顔面蹴りを躊躇なく放ち、急角度のスリーパースープレックスで投げ捨てる。ミドルキック合戦を制し、フルスイングのビンタも連発したが、粘る朱里はローキックを正面衝突させて活路を開き、ハイキックを一閃。ふらつく小波にバックハンドブロー、ハイキック、後頭部への頭突き、ジャンピングハイキックとたたみかけると、最後は顔面蹴りで3カウントを奪った。

　朱里が小波を蹴殺。試合後は小波と抱き合い、互いに一礼して健闘を称え合った。

　「今日、小波が私に活を入れてくれて。小波からメチャクチャパワーをもらいました。今日の試合で自分自身、さらに覚醒できたと思ってます」と朱里。決戦に向けての準備は整い、あとは橋本を撃破するのみ。「スターダムとして、4月23日、横浜アリーナ、橋本に負けるわけにはいかない。絶対に私が橋本に勝利します。見ててください」と気合いを入れた。

【朱里の話】「今日、小波が私に活を入れてくれて。小波からメチャクチャパワーをもらいました。今日の試合で自分自身、さらに覚醒できたと思ってます。この戦いは絶対に無駄にはしません。そして、MIRAI、ひめかの戦いも絶対無駄にはしない。スターダムとして、4月23日、横浜アリーナ、橋本に負けるわけにはいかない。絶対に私が橋本に勝利します。見ててください」