4/22【NOAH】GHC前哨戦スタート…25周年イヤー・丸藤「ジェイクよ、俺に花を持たせろ」 ルチャ兄弟が王者粉砕でメイン締め
『SUNNY VOYAGE 2023』静岡・アクトシティ浜松(2023年4月22日)
○ドラゴン・ベイン&丸藤正道&アルファ・ウルフvsジェイク・リー&タダスケ&YO-HEY×
5・4両国大会のGHCヘビー級王座戦「(王者)ジェイクvs丸藤(挑戦者)」に向けての前哨戦がスタート。GHCジュニアタッグ挑戦を控える“ルチャ兄弟"ベイン&ウルフの躍動で“先制"に成功した丸藤が、デビュー25周年イヤーの戴冠へ「ジェイクよ、俺に花を持たせろ」と迫った。
4・16仙台大会で中嶋勝彦を破って初防衛に成功したジェイクに丸藤が挑戦表明。NOAH上半期総決算となる5・4両国大会メインでの激突が決まった。
この日の浜松大会メインを舞台に最初の前哨戦。序盤からジェイクが体格差を生かした“一撃"の重みで優位に立ったものの、中盤には丸藤もキレのある動きで巻き返し、打撃戦をフックキックからの虎王で制してみせた。
さらには4・29後楽園大会のGHCジュニアタッグ王座挑戦を控えるベイン&ウルフの実兄弟もアクロバティックな動きで躍動。終盤には王者のYO-HEY&タダスケ組の合体攻撃を浴びたベインが窮地に陥ったものの、援護に入ったウルフがトラースキックからのノータッチ・ケブラーダでタダスケを足止めすると、最後はベインがコーナー最上段からのシューティングスタープレスを投下。壮絶な“落差"に場内がどよめくなかで、YO-HEYから直接3カウントを奪ってみせた。
一方で試合後の場外では体格差でジェイクに押し込まれた丸藤が腰を痛めつけられて青息吐息。それでもルチャ兄弟の躍動で“先制"に成功した丸藤は、「ジェイク・リー、面白いな、お前。デカくて、強くて。俺の一番“タイプ"なんだよな。おい、両国、必ずお前からベルトを獲ってやる。みんなぜひ両国に足を運んでください。今日はありがとう」とマイクで浜松大会を締めくくってみせた。
バックステージでも「デカくて一発一発が重かった」とジェイクとの遭遇を振り返った丸藤は、「前哨戦あと2つ。お互いどんどんギアを上げていこうよ」とメッセージ。デビュー25周年イヤーを彩るビッグマッチでの戴冠がかかるだけに、「ジェイク・リー、俺に花を持たせろ。気を遣え。花を持たせろ。25周年イヤー・丸藤正道に花を持たせろ」と公然と“忖度"(そんたく)を迫ってみせた。
【試合後の丸藤】
――今日からジェイク選手との前哨戦が始まった。触れてみた印象は?
▼丸藤「見てくれよ。余裕だよ。見てくれ。どこも怪我してないし、息も切れてないし。余裕だよ。痛いところもどこもねえよ、お前。おい、きっついな…」
――レスラーとしての技量は認めざるを得ない?
▼丸藤「まだ今日は技量なんて出てないよ。あいつがただデカくて一発一発が重かっただけだ。それだけ」
――丸藤選手はこれまであらゆる巨体を誇る選手と戦ってきた
▼丸藤「前哨戦あと2つ。お互いどんどんギアを上げていこうよ」
――丸藤選手は今年25周年イヤーでもある
▼丸藤「花を持たせろ、ジェイク・リー、俺に。おい、ジェイク・リー、俺に花を持たせろ。気を遣え。花を持たせろ。25周年イヤー・丸藤正道に花を持たせろ。リング上で言えばよかった、これ。効きすぎて言えなかったよ」