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4/23【スターダム】朱里が女子プロ最強決定戦で橋本蹴殺 仙女との対抗戦&タッグ結成に意欲

『ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023』神奈川・横浜アリーナ(2023年4月23日)
女子プロレス最強決定戦 ○朱里vs橋本千紘×

 朱里が『女子プロレス最強決定戦』と銘打たれたシングルマッチで橋本を蹴殺。激闘を制すると、「センダイガールズと戦う準備はいつでもできてる」と対抗戦実現を橋本に呼びかけ、タッグ結成にも意欲を見せた。

 昨年末にジュリアに敗れてワールド王座から陥落した朱里が興味を示した相手が橋本だった。MIRAIやひめかを下して着実に実績を重ねた橋本に対し、朱里は「橋本に負けるわけにはいかない。絶対に私が勝利する」と必勝を宣言。センダイガールズ4・16新木場大会に来場し、ビールかけ&キス橋本を挑発していた。

 ギブアップ、ノックアウト、レフェリーストップしか認められない完全決着ルールとなったが、圧倒的なパワーを武器に軽々と朱里をぶん投げて橋本が先制。朱里は得意のキックで立て直しを図るも、橋本はラリアットを連発して黙らせた。アルゼンチンバックブリーカーで拷問すると、豪快なオブライト(ジャーマンスープレックス)で朱里からダウンを奪う。

 カウント8で立ち上がった朱里はカウンターのヒザ蹴りで橋本の動きを取ると、顔面蹴りで逆転。腕ひしぎ逆十字固めや腕固めで自分のペースを作る。コーナーに上がった橋本の左腕に絡みつき、そのまま後方に投げ飛ばすと、流れるようにアームロックに移行。朱雀(変型羽根折り固め)でギブアップを迫った。

 しかし、耐え抜いた橋本はコーナーに上がった朱里を叩き落とすと、場外戦では裏アキレス腱固めに捕獲。そこから「終わりだ!」とオブライトの構えに。朱里は何とか不時着すると、スピアーに被弾したもの、エプロンを蹴ってのスイング式DDTなどで立て直し、ミドルキックで蹴りまくった。

 橋本は蹴り足を掴んでパワーボムでぶん投げると、オブライトにつなげるが、朱里もすぐさま立ち上がって顔面を蹴り飛ばし、ビンタは相打ちになってダブルダウンに。両者はカウント9で立ち上がると、エルボー乱射で火花。橋本は左右のハンマーパンチを振り回して競り勝つ。朱里がフロントネックロックで飛びついても、脅威のパワーでブレーンバスターを決めた。

 朱里はハイキックで反攻し、ヒザ蹴りを乱射。オブライト狙いをネックブリーカーで防ぐと、後頭部への頭突きで橋本を足止めし、朱世界(肩車からの流炎)をズバリ。さらに顔面を蹴り飛ばす。橋本はロープを掴んで立ち上がろうとしたものの崩れ落ち、朱里が劇的KO勝利を手にした。

 朱里が橋本を蹴殺撃破。充実感をあらわにした朱里はマイクで橋本を呼び止め、「今日試合してくれて本当にありがとございました。試合が決まった時、凄く嬉しかったけど、やっぱりこの一戦、負けるわけにはいかないじゃん、お互い。だから、凄い精神的に来てた部分が自分はありました。でも、今日本当に試合ができて嬉しかったです」とメッセージ。そして、「橋本、1つ言いたいことがあるんだけど…。スターダムとの戦い、これで終わりにする?」と問いかけた。

 朱里は「センダイガールズと戦う準備はいつでもできてる。またリングで会えるのを楽しみにしてる」と注目発言。改めて「今日はありがとうございました」と語りかけると、橋本も再戦をアピールしてリングをあとに。バックステージで朱里は「もしできるなら、私はタッグも組んでみたい」と橋本とのタッグ結成にも意欲を見せた。

【朱里の話】「橋本千紘から勝利しました。今日試合ができて、凄く嬉しかったです。私にとって橋本は大事なライバルの1人です。もっともっと対戦したい。このスターダムとの戦い、これで終わりにするのか。センダイガールズと戦う準備はいつでもできてます。そして、橋本千紘、もしできるなら、私はタッグも組んでみたい。もしできるなら。そう思いました。今日本当にありがとうございました」

【橋本の話】「ここで負けた自分にはこれから逆に希望しかないと思うんで。この負けがあってよかったと思える日が来るように。また仙台に戻って、強くなって、必ず次に朱里と向き合った時は私が勝ちます。でも、こういう大きい舞台で試合ができたことは私にとって必ずプラスになるんで。この負けは絶対無駄にせず。すぐ試合があるので、橋本千紘らしく強さを持ってこの先も戦います。ありがとうございました」

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