プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

5/4【NOAH】潮崎8ヶ月ぶり復帰戦でまさかの『AXIZ』復活 中嶋が『金剛』電撃離脱

『ABEMA presents MAJESTIC 2023』両国国技館(2023年5月4日)
○中嶋勝彦&拳王&征矢学vs清宮海斗&稲村愛輝&潮崎豪×

 負傷欠場中だった潮崎豪が約8ヶ月ぶり復帰戦で完敗。試合後には中嶋とまさかの再合体を果たしてタッグチーム『AXIZ』が電撃復活した。中嶋は金剛を電撃離脱し、帰ってきた“I AM NOAH"が復帰早々、NOAHマットに大きな波風を起こした。

 復帰戦では清宮&稲村の新世代コンビとトリオを結成。世界タッグ王者でもある拳王&征矢、そして宿敵・中嶋の金剛トリオと対決した。

 のっけから中嶋相手に先発して逆水平で快音を響かせた潮崎は、中盤過ぎにもゴーフラッシャーで中嶋を追い込んだものの、金剛サイドも三位一体で猛反撃。征矢の弾道(ラリアット)、征矢&拳王の合体PFSを被弾して
追い込まれるや、中嶋の非情サッカーボールキックをボディに浴びてのたうち回る。そして最後はヴァーティカル・スパイクで突き刺され、完璧な3カウントを奪われた。

 8ヶ月ぶり復帰戦で完敗を喫した潮崎だったが、試合後には思わぬ展開が待っていた。

 大の字の潮崎を見下しながらマイクを握った中嶋は「潮崎豪、なんだ? この無様な姿は。これがI AM NOAHなのか? あの強い強い潮崎豪はどこ行ったんだ? もう一度、やってやろうか? 立て」とうながす。潮崎が必死に立ち上がったところで、追い打ちの張り手を叩き込みにかかった。

 ところが寸止めした中嶋は、そのまま握手を求める。潮崎もその手を握り返して、まさかの“握手"が成立してしまった。

 すかさず拳王と征矢は中嶋に詰め寄ったものの、中嶋は潮崎の手を握りながら金剛離脱の意図を説明。納得した拳王と征矢が下がったところで、「AXIZ…復活だ」と宣言し、場内も大歓声に包まれた。中嶋が潮崎にもたれかかる“AXIZ"恒例のポーズも早速復活し、そのまま肩を組んで退場した。

 かつて3度のGHCタッグ王座を果たして蜜月を誇った『AXIZ』だが、中嶋の金剛入り(2020年8月)で決別。盟友から宿敵へと関係が変化し、2022年の元日武道館大会ではメインでGHCヘビー級王座を争った。

 そして決別から約2年半の時を経て電撃的に再合体。復帰と同時に潮崎がNOAHに新展開をもたらした。拳王ら金剛勢の反発も必至だが、“第2章"がスタートした『AXIZ』が描き出す新風景に注目となる。

【中嶋の話】「(潮崎に肩を貸してコメントスペースに現れると)見たか。もう金剛は俺を必要としてない。拳王は俺を必要としてない。俺も必要ない。たったこの今からAXIZ復活だ。これからのAXIZ、見逃すなよ(潮崎と握手を交わすと、背中合わせでポーズを決める)」

【拳王の話】「金剛はな、去る者は追わず。そう言ってきたけど、中嶋勝彦、お前はそれでいいんだよな? 全てについてムシャクシャする。世論もそうだ! 全日本プロレス、諏訪魔! そして、DRAGONGATE! そして、中嶋勝彦! 俺の目の前に立つヤツは全て敵だ! 全て倒してやるからな!」

プロ格 情報局