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5/14【NOAH】「あんたとやりたい」GHC王者ジェイクが杉浦指名 小峠&吉岡Jr.タッグ挑戦も決定的に

『STAR NAVIGATION 2023』後楽園ホール(2023年5月14日)
○小峠篤司&清宮海斗&杉浦貴&吉岡世起vsジェイク・リー&アンソニー・グリーン&タダスケ&YO-HEY×

 GHCヘビー級王者・ジェイクが次期挑戦者に杉浦を指名。杉浦も承諾した。また、小峠&吉岡組のGHCジュニアタッグ王座挑戦も決定的となった。

 NOAH上半期総決算となった5・4両国大会で丸藤正道の挑戦を退けたジェイク。試合後に次期挑戦者は現れなかったが、この日の後楽園で早速新たな火種が生まれた。

 次は誰になるのか。まずはジェイクに敗れて王座陥落となった清宮が積極的に仕掛けたものの、中盤に入って杉浦にタッチが渡ると、場内はスギウラコールで支持。応えるようにスピアーや暴走エルボーでジェイクを押しまくった杉浦は、ボディエルボーやキチンシンク、そしてフロントネックロックで絞め落としにかかった。

 ジェイクもかろうじてジャイアントキリングで振り切るのが精一杯。負けじとGLGサイドもYO-HEY&タダスケが躍動して巻き返したものの、最後は小峠がYO-HEYをカウンターのニーアッパーからのキルスイッチで仕留めてみせた。

 GHCジュニアタッグ王者狩りに成功した小峠は「目まぐるしく動いてるノアジュニア、俺たちもこんなところで立ち止まってられない。俺と吉岡でそのベルト挑戦させてもらうぞ」とすかさずマイクで挑戦表明。そのまま4人で勝ち名乗りを受けたが、続いてたまらずジェイクがマイクを握った。

 「ダメだ。やっぱり抑えられねえや。次はお前(清宮)…と思ったけど、お前じゃねえんだよ。帰ろうとしてる杉浦選手、あなただよ、あなた」と花道を下がっていた杉浦を呼び止めた。

 「俺?」と驚いた杉浦がキビスを返してリングに上がると、ジェイクは「シンプルに言うよ。俺、あんたとやりたいんだよ」と指名。杉浦も「海斗じゃないのか。俺か? 丸藤さん負けたしな…。何とぞ試合、よろしくお願いします」とジェイクばりの拝礼でお株を奪って承諾した。

 「2回防衛でしょ? それでNOAHをわかったような、知ったような感じにしてほしくないんでね。俺っていうのもいるよって教えてやる」と杉浦。中嶋勝彦戦でNOAHの強さを知り、丸藤正道戦では歴史を知ったと表現したジェイク。V3戦ではNOAHの凄みを体現する男・杉浦との対決が決定的となった。

【試合後の杉浦】

▼杉浦「逆指名されたからね。本当は両国で丸藤選手が勝てば、俺が本当に一番に挑戦だって思ってたんだけど、丸さんがああいう形で負けてしまってね。両国ではちょっとうーんと思って。でも今日、チャンピオンから指名されたんで。光栄なことで、行くしかないでしょ?」

――ジェイク選手のチャンピオンとしての印象は?

▼杉浦「俺が偉そうなこと言えないしね。チャンピオンとして立派に。まだでも、2回防衛でしょ? それでNOAHをわかったような、知ったような感じにしてほしくないんでね。俺っていうのもいるよって教えてやるというか、印象付けてやる」

【試合後の小峠&吉岡】

▼小峠「よっしゃ。久しぶりに後楽園で勝って。ちょっと気持ちが乗りきらない時期があって。やっぱ原田が辞めちゃったんで。まあでも、今日もばっちり狙って、ニーアッパーを決めることができたし。この技はしっかり俺が大切に使っていきます。大事にしていきます。ジュニアタッグ、前回ここ後楽園で凄いものを見せてもらって。メキシカンとか、いろんな海外から外国人選手、世界からの強豪がいっぱい来て。それに勝ったチャンピオンチームは凄かったし、だからこそ俺たちもこんなところで立ち止まっちゃいけないと思っているんで。デカい武器……俺にとって世界で一番最強の武器を手に入れたんで、これを武器にもう1回チャンピオンベルト巻こうぜ」

▼吉岡「はい。僕ら2人の気持ちをYO-HEY&タダスケにぶつけて、あの2人からベルトを獲りましょう」


【試合後のジェイク&YO-HEY】

▼ジェイク「(YO-HEYに)おい、大丈夫かい?」

▼YO-HEY「おい、1ついいか。あんな腐ったヤツらの挑戦受けるぐらいやったら、みんなで一生懸命合唱やっとるほうがよっぽど人生の経験値を得られる。けど、けどや。負けたのは事実。だから、小峠篤司&吉岡世起、お前らの挑戦を受けて立つよ」

▼ジェイク「相手が困らないってこういうことを言うんだね。あんなにタフで、力強くて。本当にあれが俺の本音だ。もう無理だ。あんたと戦いたい。杉浦選手、何卒よろしくお願いいたします」

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