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5/14【DDT】火野が豪華20周年記念試合で快勝 「あっという間。30周年もやる」

 『ONLY WE×DDTスペシャル!〜火野裕士20周年記念興行〜』が14日、TKPガーデンシティ千葉で行われ、火野裕士が20周年記寧試合に快勝した。

 火野は2003年11月にK-DOJOでデビュー。2007年には悪のユニット「Ω」に加入し、K-DOJOマットを席巻。退団後、ZERO1を経て、2020年12月からDDTにレギュラー参戦し、今年1・29後楽園大会では樋口和貞を破り、10年7ヵ月ぶりのKO-D無差別級王座返り咲きを果たした。

 記念試合は豪華そのもの。火野がユニットの枠を超えて秋山準、坂口征夫とトリオを結成し、遠藤哲哉&HARASHIMA&岡林裕二と激突した。火野は何かと縁があった岡林とショルダータックル合戦、チョップの打ち合いを展開してヒートアップ。HARASHIMAにジャンピングハイキック、ファルコンアローで攻め込まれて劣勢になると、遠藤組のトレイン攻撃、HARASHIMAのスワンダイブ式ボディプレスを食らった。

 それでも火野はHARASHIMAが放った蒼魔刀をキャッチすると、フロント・スープレックスで逆襲。強烈なラリアットを叩き込むと、カットに入ってきた岡林をラリアットで返り討ち。フロッグスプラッシュ、Fuckin'BOMBとたたみかけてHARASHIMAから3カウントを奪った。

 火野が20周年記念試合を自らの勝利で飾った。試合後は「秋山さん、坂口さんが悪の軍団Ωに入りました。今日だけですか? 20周年でマジメな感じでやろうと思ったら…。秋山さんのツイッター見て、“今日は悪の軍団頑張ります"みたいな感じで、それでいくしかないなと。秋山さんとΩということで緊張しました。この2人と20周年の同じカード、豪華な20周年になりました」と満足げで、「20周年こうやってやれたんですけど、今年vol.2、3、4くらいまで考えてるんで。千葉だけじゃなく熊本、大阪でもやろうと思ってます」と色気を見せた。

 バックステージで「すごいメンバー、ありがたいです。対戦相手にも感謝ですし、集まってくれた人にも感謝、Ωのメンバーにも感謝。いい20周年になりました」と会心の笑みとともに振り返った火野。「20年、あっという間でした。たった20周年なんですよ」と話したように火野にとってはまだまだ通過点で、「言いたいのは30周年もやろうよって。見ている人はそれを期待してると思うんで。(ジャイアント)馬場さんでも60歳でやってたし、(グレート)小鹿さんは90歳くらい(実際は81歳)? まだやってはるし。やってやりましょう」と今から10年後を見据えていた。

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