5/17【新日本】無敗ラッシュ止めた DOUKIがイタスト地獄で会心勝利

『BEST OF THE SUPER Jr.30』仙台サンプラザホール(2023年5月17日)
Aブロック公式戦　◯DOUKIvsリオ・ラッシュ×

　仙台でのスーパージュニアAブロック公式戦で、DOUKIが両ブロック通じて唯一の無敗だったラッシュに土をつけてみせた。

　ラッシュ無傷の4連勝、DOUKI1勝3敗で迎えた5戦目で激突。のっけから軽々とDOUKIを場外に追いやったラッシュが一気のトペ・スイシーダ発射で勢いを見せつけたものの、DOUKIもすぐさまトペで応戦して譲らず。

　ならばとラッシュも丸め込み→旋回式低空延髄斬り…と自在な動きで対抗し、DOUKIのロープ越し飛びつきDDTも旋回式ドライバーで切り返すパワーもみせた。

　それでもDOUKIはファイナルアワー(フロッグスプラッシュ)をイタリアンストレッチNo.32で吸い込んで反撃。ラッシュも丸め込んで切り抜け、スープレックス・デル・ラナも徹底的に阻止。逆にサムソンクラッチで切り返したものの、DOUKIもさらにイタリアンストレッチNo.32で切り返す。もがくラッシュを巧みにコントロールしながら絞め続け、両ヒジが伸びたところでラッシュがギブアップを意思表示した。

　両リーグ通じて唯一の無敗だったラッシュに土。会心の1勝で価値ある2勝目を上げたDOUKIは、あす(18日)の盛岡大会でマイク・ベイリー相手の公式戦に臨む。

【試合後のDOUKI】

▼DOUKI「オイ、どうだ? 見たか? 俺のやってきたスタイル、間違いじゃなかっただろ? 連勝中のリオ・ラッシュを止めて、これで満足だと思うか? 俺が目指してるのはよ、たった1勝じゃねえんだよ。決勝に進んで優勝する。それだけが俺の願いだよ。さて、次の対戦相手、誰か分かるか?」

──マイク・ベイリー。

DOUKI「(※答えた記者に向かって)なんでニヤニヤしてんだよ、この野郎! (※英語で)マイク・ベイリー! オマエは日本語も英語も、そしてフランス語、スペイン語、たくさんの言語を理解してるんだよな? じゃあ、オマエに一言くれてやろう。クソうるせえんだよ!」

【ラッシュの話】「なんでも全部できるってわけじゃないよな。この負けをあまり抱えるつもりはない。このトーナメントでは、1敗したからといって、優勝できないわけじゃないからな。苦い薬だったが、人生は全てが完璧に進むことはない。人間という者は完璧を目指すが、これが俺に見合った結果なのかもしれない。DOUKIを軽視していたが、彼は世界から賞賛を受けるに値する人だ。俺を倒した。ズルをすることもなく。ギブアップするほどのキツい技を極めた。あれ以上は無理だった。少しなら耐えられると思ったが。肩がかなり痛い。トーナメント前半で少し頑張りすぎて、そのしわ寄せが来ているのかもしれない。DOUKIは運が良かった。DOUKIに祝いの言葉を贈ろう。立て直して、アイシングをして、前を見て、『BEST OF THE SUPERJr.』で優勝する。(※テーピングに書かれた家族の名前を見つめて)すまない」