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5/18【新日本】ヒロムが5年ぶり一騎打ちで場外葬 KUSHIDAに拷問軍入りのススメ

『BEST OF THE SUPER Jr.30』岩手県営体育館(2023年5月18日)
Aブロック公式戦 ○高橋ヒロムvsKUSHIDA×

 ヒロムが5年ぶりの一騎打ちとなったKUSHIDAを場外リングアウト葬。大荒れの一戦を制し、スーパージュニア4勝目を手にしたヒロムはKUSHIDAにHOUSE OF TORTURE入りを勧めた。

 4連覇を狙うヒロムと過去2回の優勝を誇るKUSHIDAの優勝経験者対決がセミファイナルで実現。IWGPジュニアヘビー級王者とIWGPジュニアタッグ王者による王者対決にもなった。両者は2018年の公式戦以来(ヒロムが勝利)、5年ぶりの一騎打ちとなった。

 場外戦に持ち込んで揺さぶりをかけたKUSHIDAが、リングに戻ろうとしたヒロムの左腕を蹴り上げると、得意の一点集中攻撃へ。場外に逃れたヒロムの左腕にエプロンからニードロップを落とすと、鉄柱越えトペコンヒーロも敢行した。

 ヒロムがラリアットやファルコンアローなどで挽回し、エルボー合戦に突入すると、感情的になった2人は場外に移動。観客席になだれ込んで、そこでもエルボーを打ち合うと、激情に着火したヒロムはKUSHIDAを会場外に連れ出した。

 暗闇の中、トラックのライトを浴びた2人は芝生の上で大乱闘。KUSHIDAはここでも腕攻めに出るが、ヒロムは強引に担ぎ上げると、デスバレーボムの要領でリングトラックに叩きつけた。ふらつきながらも両者は場外カウント20寸前でリングに滑り込む。

 なおも打撃戦は続くと、KUSHIDAをエプロンに追いやったヒロムはサンセットフリップパワーボムの構えに。KUSHIDAはロープを掴んで踏みとどまると、逆にサードロープの下をスライディングしての場外回転エビ固めでヒロムにダメージを与える。流れを変えようとヒロムはエプロンから場外めがけてショットガンドロップキックヲ放つが、避けたKUSHIDAは腕ひしぎ逆十字固めに絡め取った。さらに、三角絞めに移行したものの、ヒロムは強引に抱え上げて、パワーボムを強行。即座にリングに滑り込み、リングアウト勝ちを手にした。

 ヒロムが大荒れの試合を制して4勝目を獲得した。腕へのダメージはひどく、バックステージではKUSHIDAを“悪魔"扱い。「KUSHIDAさん、アナタがいない間にオススメできるユニットが生まれましたよ。HOUSE OF TORTUREって言うんですけどね。アナタ、オススメだと思います」と拷問軍入りまで勧めていた。次戦は明日(19日)の青森大会。ヒロムはメインイベントでTJPと、KUSHIDAはリオ・ラッシュと対戦する。


【ヒロムの話】「(左のヒジを押さえながら現われて)へへへ、痛ぇ! 悪魔か、アイツ! オーイ、久々に思い出したぞ、この痛み。懐かしいな。痛ぇ、痛ぇ。なんだ悪魔の攻め? あの悪魔のような攻め方? そうだ、そうだ。KUSHIDAさん、アナタがいない間にオススメできるユニットが生まれましたよ。HOUSE OF TORTUREって言うんですけどね。アナタ、オススメだと思います。いやぁ、久しぶりの痛さ、久しぶりの痛さだ。あの悪魔のような攻め、懐かしいなぁ。KUSHIDAさん、お帰りなさ〜い」

【試合後のKUSHIDA】

▼ナイト「(日本語で)KUSHIDAサン、ダイジョーブ? ダイジョーブ?」

▼KUSHIDA「(ナイトの肩を借りたまま)高橋ヒロムがいれば、スーパージュニアは、永久に不滅だってな……」

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