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5/21【NOAH】諏訪魔&KONO返り討ち…拳王&征矢がノアで世界タッグ初防衛 全日本殴り込みでVM再迎撃へ

『SUNNY VOYAGE 2023』神戸サンボーホール(2023年5月21日)
世界タッグ選手権試合 ○征矢学&拳王vs諏訪魔&KONO×

 NOAHマット初の世界タッグ選手権試合が神戸大会のメインイベントで行われ、拳王&征矢組が全日本・ブードゥマーダーズ(VM)の諏訪魔&KONO組を破って初防衛に成功。レフェリングに難くせをつけた諏訪魔の挑発に乗る形で、拳王は全日本殴り込みを宣言し、全日本5・29後楽園大会でのVM勢再迎撃が急浮上した。

 2月のNOAH東京ドーム大会を着火点に、団体の枠を超えた抗争を展開してきた拳王と諏訪魔。ついにNOAHマット初の世界タッグ王座戦で対峙することになったが、全日本5・7大田区大会の前哨戦では、VMが拳王を屈辱の“マーダーバッグ"送りにするなど、諏訪魔らVMが無法攻勢を強めて神戸決戦へとなだれ込んだ。

 ブーイングで迎えられた諏訪魔は、序盤から全方向に毒づきながらの暴走ファイトを展開。場外フェンスまで持ち出しながら拳王を引きずり回し、さらなるブーイングが響く。

 終盤には征矢もKONOのチョークスラムを浴びて窮地に陥ったものの、続くジャイアント・ニードロップは拳王が必死に足にしがみついて阻止。「征矢!! 目を覚ませ!!」と絶叫し、応えた征矢もKONOの巨体を雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、弾道(ラリアット)を狙う。

 KONOもカウンターの脇固めで絡め取り、逆十字固めに変化したものの、そこへ拳王がPFSで急降下して征矢を救出だ。拳王が胴絞めスリーパーで諏訪魔の動きを封じるなか、征矢が弾道からのジャンピングDDTでKONOから一気に3カウントを奪ってみせた。

 充実の征矢が試合を決めて、拳王&征矢組がノアマット初の世界タッグ王座戦で見事初防衛に成功。諏訪魔をしきりに中山真一レフェリーにクレームをつけて首をひねったが、拳王はこれみよがしにベルトを見せつけた。

 マイクを握った拳王は「諏訪魔、おめぇはゴチャゴチャとクレーム言ってんじゃねえよ。全日本プロレス! この世界タッグのベルトが欲しければ、このNOAHのリングに来い。NOAHのリングで防衛戦、そしてお前らの挑戦受けてやる」とNOAHマット限定での世界タッグ防衛戦の続行を宣言。最後は満員の会場に感謝しつつ、自身のデビュー15周年興行となる6・24徳島大会もしっかりPRして神戸大会を締めくくってみせた。

 だが、バックステージでは諏訪魔の挑発に乗る形で翻意。コメント中に乗り込んだ諏訪魔が「NOAHのレフェリーは中途半端。和田京平のレフェリーは一定のリズムで、ワン、ツー、スリーなんだよ。この差がわかるか? あの青いケツのレフェリーじゃ分かんねえんだよ」などと主張すると、拳王も「NOAHのレフェリーをバカにすんじゃねーよ! いいぞ、テメーが言うんだったらな、和田京平レフェリーのところで、このベルトを防衛してやってもいいんだぞ!」と売り言葉に買い言葉で応じてしまった。

 まんまと拳王の言質を取った諏訪魔は「もう1回な、ブードゥー・マーダーズがお前らのベルトに挑戦してやる。次は全日本のリングだ。そして、和田京平の厳格なレフェリングを味わえ。よし、決まったな。来週月曜日だ。後楽園ホール、来いよ」と早速具体的に提示し、拳王も「お前のところに行ってやるよ」と承諾した。

 かくして全日本5・29後楽園大会での世界タッグ王座戦が急浮上。場所を全日本に移しての“金剛vsVM”世界タッグ王座戦第2ラウンドが決定的となった。

【試合後の拳王&征矢】

▼拳王「今日、世界タッグ選手権をこのNOAHのリングでしっかりと防衛したぞ。そして、勝ったのはこの征矢学だ」

」▼征矢「KONO、諏訪魔。あいつら怒りを越して……」

※ここで諏訪魔が現れると両軍罵声を浴びせ合う

▼拳王「なんなんだ、お前ら!」

▼諏訪魔「NOAH、レフェリングが中途半端なんだよな。リズムが」

▼拳王「何を言ってるんだ? しっかりと、ワン! ツー! スリー! 入っただろがよ」

▼諏訪魔「一定じゃないな、間隔が」

▼拳王「何を言ってんだ? いちゃもんつけてんじゃねーよ。テメーはただのクレーマーか!? 俺たちがこのチャンピオンだ! 何を言いたいんだ? いいぞ、全日本プロレスに言っておけ。このベルトが欲しかったら、NOAHのリングで防衛戦やってやるよ」

▼諏訪魔「何を言ってんだよ。もう1回な、ブードゥー・マーダーズがお前らのベルトに挑戦してやる」

▼拳王「おい、いいぞ。NOAHのリングでやってやるよ」

▼諏訪魔「いやいやいや、違うな。次は全日本のリングだ。そして、和田京平の厳格なレフェリングを味わえ。間違いないぞ」

▼拳王「何を言ってんだ。今日のレフェリーはダメだったみたいに言ってんじゃねーよ」

▼諏訪魔「和田京平のレフェリーは一定のリズムで、ワン、ツー、スリーなんだよ。この差がわかるか? あの青いケツのレフェリーじゃわかんねえんだよ」

▼拳王「おい、NOAHをバカにしてんじゃねーよ。何を言ってんだ? 全日本プロレスのリングで、和田京平レフェリーのところでやれって言ってるのか?」

▼諏訪魔「和田京平を味わえ! いいもんだぞ、お前」

▼拳王「何なんだよ、テメー」

▼諏訪魔「来いよ、お前。やろうじゃねえか。厳格なレフェリングで。あんなNOAHって書かれたら。この間、言ってたんじゃないか。和田京平が『俺はNOAHだ』って言ってんだよ。それはお前らを誘ってんじゃねえか」

▼拳王「うるせえんだよ! その前によ、NOAHのレフェリーをバカにすんじゃねーよ。いいか、今日は俺たちがしっかりと防衛した。いいぞ、テメーが言うんだったらな、和田京平レフェリーのところで、このベルトを防衛してやってもいいんだぞ!」

▼諏訪魔「よし、決まったな。来週月曜日だ。後楽園ホール、来いよ、お前。世界タッグやろうぜ。和田京平が待ってるぞ。味わったほうがいいぞ、和田京平は」

▼拳王「うるせえんだよ、お前! やってやるよ、テメー。NOAHをバカにすんじゃねーよ。うるせえな。お前のところに行ってやるよ。とっと帰れ。やるか? 今でもいいぞ。来いよ」

▼諏訪魔「余計なベルト持ってくるじゃねえぞ、お前」

※諏訪魔が去っていく

▼拳王「うるせえんだよ。DRAGONGATEのベルトをバカにしてんじゃねーよ。おい、しかもな、あいつなんだ? ここ神戸の地でこのベルトをバカにしてんのか? おい、何を言ってんだ。いいよ、あいつがなんだっけ? 今日のレフェリーはダメ? NOAHのレフェリーはダメだと? なめんじゃねーぞ。オメーがなそんないちゃもんつけてくるんだったら、オメーがそんなクレーム言ってくるんだったら、俺たちいつでも行ってやるよな」

▼征矢「やってやろうぜ」

▼拳王「和田京平レフェリーのもと、全日本プロレスのリングでこのベルト防衛してやるよ。そして、またNOAHのリングで防衛してやるからな。おい、諏訪魔。テメー、覚悟しとけよ。今度こそテメーを潰してやるからな」

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