5/22【新日本】KENTAが18日ぶり再戦でSTRONG王座奪還 エディ・キングストンが挑戦表明

『Resurgence』アメリカ・Walter Pyramid(カリフォルニア州ロサンゼルス/ロングビーチ)(2023年5月21日※現地時間)
STRONG無差別級選手権試合 ○KENTAvsヒクレオ×

　KENTAが18日ぶりの再戦でヒクレオに雪辱を遂げ、STRONG無差別級王座を奪還。試合後、エディ・キングストンが挑戦を表明した。

　KENTAは5・3福岡国際大会でヒクレオに敗れ、STRONG王座から陥落。リマッチを要求し、この日、ロサンゼルスの地で18日ぶりの再戦が実現した。

　KENTAはゴング前、ベルトを奪って襲いかかったが、ヒクレオのフロントハイキックで返り討ちにされてしまう。ならばとヒクレオをレフェリーに激突させて無法地帯を作り、ローブローを狙ったものの不発に終わり、ラリアットで場外に叩き落とされてしまった。

　そのままバックステージになだれ込んでの乱闘に発展した。リングサイドに戻ってくるとヒクレオが軽々と抱え上げてフェンスへのホイップ攻撃を連発し、KENTAが狙った場外DDTを阻止してテーブルへのゴッドセンドを仕掛けた。KENTAは回避して命拾い。張り手を連打するとヒクレオをテーブルに叩き落としてKOし、リングアウト勝ちを決めた。

　KENTAがヒクレオに雪辱を遂げ、23日ぶりのSTRONG王座返り咲きを果たした。試合後、キングストンがVTRで登場し、「今どっちがSTRONG無差別級王座を持っているかわからんが、準備しとけよ。回復したら俺と勝負だ」と挑戦を表明。KENTAも「俺がSTRONG無差別級王者だ。いつでも、どこでも、どの会場でもいい」と受けて立つ構えをみせた。


【KENTAの話】「見た? ねえ、また返ってきた俺のとこ。また返ってきたよ、これ(とSTRONGの無差別級ベルトにキスして笑顔)。ええ、見たか? おい! 髪の毛なんか切るわけねぇだろ! こんなアメリカみてぇな、変な床屋で切るわけねぇだろ、俺が。ふざけんな! 髪を……そこで俺わかったの。結びゃあいいって。まとめりゃいいって。何でもっと早く気づかなかったの、それ俺。結びゃあよかったんだよ。最初から。そしたらどう? 結んだらどう? ふざけんなよ、お前! 勝っちゃったよ、また。ふざけんなよ。ビッグマン(ヒクレオ)! 悔しいか? おい! またいつでもやってやるよ! 俺たちのライバルストーリー続けるか? おい! ほんで何だ? あいつ。最後の出てきたヤツ。なんか、どこのヤツだよ、あれ。訛っててわかんねぇよ。なんつったの? あれ。誰? え? 言ったろ。いつでもやってやるっつぅんだよ。いつでもやってやる“スタンス"だっつぅの。わざわざあんなとこ来るんじゃねぇよ。偉そうに! いつでもやってやるよ。方言直してから来い。普通のアクセントにしてから来い。結局、俺が何が言いたいかって言うと、STRONGのベルトお帰りってこと」

【ヒクレオの話】「倒したことのある相手だった。KENTAに勝ったことがある。でも無理だった。終わらせることができなかった。殺すことができなかった。今夜は重要な夜だったのに。殺すつもりだった。だからヤツはチャンピオンなんだ。だからヤツはレジェンドなんだ。だからヤツはゲームをこんなに長く続けていられるんだ。俺の強みも弱みも把握して、ヤツの手のひらで転がされた。リングの外まで彼を追いかけ、敵を見つけようとした。机を投げて。ちょっと休まないといけない。考え直さないと。(床を激しく叩いて)俺の時代が! 戻ってくる。分かってる。俺の時代なんだ!」