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5/22【DDT】KING OF DDT覇者クリスが7・23両国でのKO-D王座挑戦決定 「DDTの一員」実感で最高峰ベルト獲りに自信

 『KING OF DDT 2023』覇者クリス・ブルックスが22日、東京・千代田区の神田明神内で会見。7・23両国大会でKO-D無差別級王者・火野裕士への挑戦が決まったクリスは優勝によって「自分がよりDDTの一員なんだと再確認できた」といい、「今は自信がある。ヒノさん強いけど、(ベルト獲りが)できる」と豪語してみせた。

 クリスは5・21後楽園大会で秋山準を準決勝、樋口和貞を決勝戦で破り、KING OF DDT初優勝を飾った。一夜明けたこの日、クリスは「リングで言ったけど、もう1回言いたい。本当にお客さんが応援してくれたから勝ちました。みんな来てくれてありがとうございました」と改めてファンに感謝。「昨日2試合あって、プロレス人生のなかで一番きつい一日になったけど、それ以上に得られたもの、勝てた喜びが大きい。昨日勝って、自分がよりDDTの一員なんだと再確認できたし、それを確認できたことをすごくうれしく思ってます」と充実感とともに振り返った。

 「トーナメントで戦った4人というのはすごく意味がある。アキヤマさん(秋山準)は伝説だし、HARASHIMAさん、タカギさん(高木三四郎)、決勝のヒグチさん(樋口和貞)と、DDTの歴史を彩る選手たちと戦えたことがすごくよかった。次の挑戦に挑めることが今はすごく楽しみです」と話したようにKING OF DDTを通じてDDTの歴史を体感したクリスは7・23両国大会でのKO-D無差別級王座挑戦が決まった。

 昨年3・20両国大会を両親が観戦した際に「次にここでやるときはメインでKO-D無差別級選手権をやる」と誓ったという。それから1年4ヵ月、その約束を果たす時が訪れる。「自分にとっては非現実的なことでまだ実感が沸かない」というクリスだが、「昨年、両国でタカナシさんとKO-Dタッグタイトルを獲ったのもそうだし…。DDTだけではなく、日本のプロレスシーンにおいて重要な役割を果たしてきた場所で挑戦できるのは特別なこと。だから、ついに両国という舞台でKO-D無差別級のベルトに挑戦できることになってうれしい」と気合を入れた。

 KO-D王座への挑戦は2021年9・26後楽園大会で当時の王者・竹下幸之介に挑んで以来、約2年ぶりとなる。「去年はタカナシさんとKO-Dタッグタイトルを獲って、世界中を回って、タッグ戦線に集中していた。シングルはいったん置いておいていた。久しぶりだけど、気持ち的には久しぶりという感じはなくて準備は整っています」と自信をのぞかせたクリスは「(火野は)もちろん強い。KING OF DDT 2023でHARASHIMAさん、タカギさん、アキヤマさん、ヒグチさんもメッチャ強い。だけど勝ちました。今は自信がある。ヒノさん強いけど、(ベルト獲りが)できる」と言い切ってみせた。

 フォトセッション終了後、決勝で激闘を展開した樋口が現れ、「優勝おめでとう。クリスは強かった。悔しいけど今回はクリスが優勝してKO-D無差別級挑戦。火野さんは強いよ。だから何かあれば、力を貸すから言ってくれ。助けます」と祝福したうえで後方支援を約束。握手を交わした二人は6・3横浜大会でタッグを結成し、火野&大石真翔と激突することが決まった。

 なお、勝俣瞬馬が5・21後楽園大会での試合中に右足首を負傷。検査の結果、右足距(きょ)骨の粉砕骨折と診断され、しばらくの間欠場を余儀なくされる。これに伴い、本人と協議の結果、保持するKO-Dタッグ、DDT EXTREME両王座は返上となり、6・25後楽園大会で王座決定戦が行われることが決まった。

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