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7/23【DDT】竹下が上野を非情粉砕で37KAMIINAに亀裂 佐々木とは意味深握手

『WRESTLE PETER PAN 2023』両国国技館(2023年7月23日)
スペシャルシングルマッチ ○KONOSUKE TAKESHITAvs上野勇希×

 竹下が4ヵ月ぶりの同級生対決で上野を非情粉砕。The 37KAMIINAの間に亀裂が入った。さらに、竹下は全試合終了後に佐々木大輔と意味深げに握手を交わした。

 高校時代の同級生で、The 37KAMIINAとしても行動を共にしてきた竹下と上野は、3・30ハリウッド大会のメインで一騎打ち。激闘の末に竹下が勝利した。その後、竹下がAEWでヒールに転向。その真意を確かめるべく上野が4ヵ月ぶりのシングル戦を要求し、竹下は「KONOSUKE TAKESHITA」として試合に臨むことになった。

 上野がドロップキック、ハーフネルソンスープレックスで先制。早くもWRの構えに。しかし、冷静な竹下はジャンピングニーで逆転。表情を変えない竹下は上野が躍動感溢れる攻撃に出てもプランチャをスカし、場外DDTで鎮圧した。場外でコーナーに叩きつけたり、リングでは背中を踏みつけてコーナーマットに衝突させたりと厳しい攻撃を連発。投げ捨てジャーマンも決めた。

 流れを変えたい上野は顔面ドロップキックやカナディアンデストロイヤー、おっぴろげアタックなどで攻め立てたものの、動じない竹下は強引なパワーボムで黙らせる。エルボー合戦になっても強烈な一撃を振り抜き、ラリアットを一閃。ビンタ合戦でも圧倒してラリアットを再びぶち込んだ。

 上野は正面からラリアットを受け止めると、感情むき出しのラリアットで応戦。竹下のパワーボムを急角度のウラカンラナで切り返す。顔面ドロップキックからJul.2(ローリング式ギロチンエースクラッシャー)につなげたものの、竹下は冷静にロープに足を伸ばした。ならばと上野は花道上の竹下めがけてケブラーダを敢行する。

 しかし、キャッチした竹下は花道上で非情な人でなしドライバーをズバリ。串刺しフロントハイキックで顔面を射抜いた。続くフロム・コーナー・トゥ・コーナーは上野がドロップキックで迎撃し、垂直落下式DDTからBMEでダイブするも、竹下は下から蹴り上げて撃墜。強烈なヒザ蹴りをねじ込むと、コーナーに座り、リング上の上野をぶっこ抜いて、コーナーマットめがけて垂直落下式ブレーンバスターを敢行。強烈すぎる一撃で上野を沈めた。

 反則は見せなかったものの、AEWと同じくヒールモードだった竹下が非情な攻撃を連発して上野を粉砕した。試合後、竹下から握手を求める。上野は応じようとしたものの、竹下に不信感を持った様子の小嶋斗偉が割って入って阻止。竹下は気にせず余裕タップリの表情でリングをあとにし、The 37KAMIINAとの間に亀裂が入る形となった。

 竹下はさらに動いた。全試合終了後、セミファイナルでエル・デスペラードに敗れた佐々木の前に現れると、意味深げに握手。その模様が場内のビジョンにも映し出され、大きくどよめいて大会終了となった。

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